2009年09月05日

プライミーバル第2章 第2話「オフィス街の霧」 

今回は、巨大ミミズの登場。ニック・カッターは先カンブリアの生物だと推測したけど、確認のしようがない。
この生物は足元に漂う硫黄と二酸化炭素の黄色の霧の中に隠れている。酸素が毒になるらしい。
前回はちゃんと恐竜だったけれど、今回の生物は恐竜じゃない。「恐竜SFドラマ」というタイトルにおびき寄せられた人たちはがっかりしたかもしれないけれど、これは日本で勝手につけられた名前なので、恐竜に関しては期待しない方がいい。

第2話で特筆することは:
今日のヘレンの朝食は翼竜の卵。
ジェニーはクローディアとはまったくの別人。カッターは天才となんとかの見本。
コナーと話の合う女性(キャロライン)が出現。でもレックス警戒。
ヘレンはスティーブンの部屋に入室自由。
前回の清掃員に似た男。
赤靴下。着物秘書。日本刀。
足、斬れたかと思った。コナーは食われ役。アビーは意外に格闘家。
巨大ミミズの爆発はグロい。
カッター、ストーカー化。ジェニーには男。ヘレンが監視。

カッターとスティーブンが何が起きるかわからないビルの中に無防備で入っていくのは、突っ込まないでいいと思う。彼らなら何とかしてくれる、これはそれを楽しむドラマ。
ビルの中では消防隊員が身動きができなくなっていて、それを中に入った二人が見つけ、女性隊員を囲んでいた巨大ミミズと斧で戦う。そのあと、消防隊員に向かって自分たちを避難させろと言ったのだけど、最初そのセリフが理解できなかった。助けに来たのはカッターたちなのに、そんなこと言うかと。でもこれは隊員のプロ意識を刺激して、身動きができなかった彼女を行動させるための言葉だと気づいたら納得した。

さて、これで2話終了。来週は第1章で名前だけ出たサーベルタイガーが登場する。
人間関係や物語が大きく動き出すのはもう少ししてから。


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2009年09月07日

プラネテス

今年は400年前にガリレオ・ガリレイが望遠鏡で星空を眺めたというので国際天文年となっている。日本では皆既日食というなかなかいい、記憶に残るイベントもあった。

そしてさらに、国際天文年と同時に今年はアポロ11号月面着陸40周年でもある。きっとそれに合わせて、NHKでも宇宙関係のアニメが再放送されている。ふたつのスピカとプラネテス。両方とも2003年の作品。どちらもアニメを先に見て感動し、すぐにコミックも買って読んだけれど、両方アニメ以上に好きになった。

ふたつのスピカは、少女アスミが幽霊(?)のライオンさんに助けられながら、宇宙学校の仲間たちと一緒に宇宙飛行士を目指す物語。実写ドラマとしても先日放送されていた。でもライオンさんが出ていないくて、主人公の性格も違っていて全く別物のドラマになっていた。このアニメ版は絵がもう少しコミックの雰囲気を伝えてくれたならよかったけれど、それでも十分に原作の心を描いた作品になっている。チャンネルと放送時間は、BS-hiで毎週火曜日午後7時25分〜。全話20話。次回は9話。

そしてもう一つ、プラネテス。BS2で毎週日曜午後11時54分からやっている。これがとてもいい。だからまた見ている。昨夜やっていたのは、第10話「屑星の空」。全26話。

これは人類が宇宙に進出した2070年代の物語。空想的な未来というより現在の延長線上の未来が描かれている。2009年の今年は若田さんが国際宇宙ステーションに長期滞在したけれど、50年後はまだ早いかもしれないけれど、100年くらいしたら人類はこの作品くらい活動圏を広げているかもしれない。

そんな未来では、軌道上に漂うゴミ(スペースデブリ)が人類の活動の障害となっていて、それを専門に除去するデブリ回収業者が、大切な裏方として働いている。それが主人公たちの職業で、主人公ハチマキと新人の田名部愛を中心に物語が進んでいく。アニメ版は原作コミックと設定が多少違って、会社組織とかも描かれてそれがいい感じでリアリティを醸し出してる。ガンダムで宇宙にデブリを撒き散らしているサンライズが制作に関わっているけれど、プラネテスを見るか読むかしてしまうと、後遺症として現実でも物語でも宇宙が舞台になると、もうデブリが気になってしょうがなくなる。

プラネテスは、一つ一つのエピソードがよくできていて激しく心を揺さぶってくる。昨夜あった「屑星の空」は、同僚のユーリーが宇宙で失ったものを探す話。デブリが巻き起こす悲劇と、デブリともなる一つ一つの物が人の心を伝えてくれる大切な存在であることを示してくれる。漫画では第一話のエピソードになっていて、デブリ回収がどれだけ大切な仕事であるかを思い知らされる。

そして次回の11話も心に残ってしまう素晴らしい話。


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posted by takayan at 04:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

H2B打ち上げ成功!

本日2:01に行われたH-IIBの打ち上げの様子をネットの生中継で見ていました。テレビでは生中継をしていませんでした。やっぱり、こういう打ち上げは生放送を応援しながら見るに限ります。とても感動しました。

日本の打ち上げは安定してきていて心配することは何もないはずですけど、録画と違って結果が分からない出来事なので、新しいH2Bになってどうだろうとドキドキしながら見ていました。いつのまにか一緒になってカウントダウンをしていました。その時が来ると、機体が少し浮き上がり、発射台のロケットが真っ白な光に包まれて、何が何だか分からなくなりました。そのあと白い煙と轟音、そのあと異様な音とともに打ち上げられて行きました。

(同じ映像が後からでも見れると思う。)

順調に作業がすすんで予定通り打ち上げ15分後に無事分離されたと報告があり、思わず画面と一緒に拍手をしました。目的地である国際宇宙ステーションへの到着は一週間後だそうです。

JAXA|宇宙航空研究開発機構

YouTube - jaxachannel さんのチャンネル


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posted by takayan at 08:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

プライミーバル第2章 第3話 「森に潜む牙」

今回はサーベルタイガー(スミロドン Smilodon)。
冒頭、遊園地の森の中でペイントボール中のグループ、その一人の男が何かに襲われてしまう。
亀裂調査センター(ARC)では、第1話で発見された亀裂とラジオのノイズの現象を応用した亀裂探知装置が完成していた。ディスプレイがいくつも並んだ如何にもという装置、開発者はコナー。イギリス国内のどこに亀裂が発生しても数秒で知らせてくれるらしい。それとトランシーバーみたいな100m以内の亀裂を探知する小型の装置の試作機もみんなに配る。コナーはただの古生物マニアでないわけね。でも特にジェニーとリークはニヤニヤとちゃんと動作するのか疑いながらにコナーの説明を聞いている。そこにこの探知装置が働いていないのに、生物出現の報告が入る。コナーやっぱり駄目だったかという空気のまま、場面は遊園地へ。そして、いろいろあってサーベルタイガーが大暴れして、悲劇的な結末に。ニックはその動揺の中、スティーブンへの猜疑心をあらわにしてしまう。第一話で修復できたと思った二人の信頼関係は完全なものではなかったのかもしれない。

ジェニーの化粧が心なしか薄くなってきている。ただ慣れただけなのかもしれない。もみ消し担当の彼女は色仕掛けを二度も使う。それにしてもイギリスにも鉄オタがいるんだ。

コナーにできた彼女はやっぱり怪しい。彼女は携帯でどこかにレックスの画像を送っていた。レスターの部下のリークも怪しい。事件が終わって麻酔銃で撃たれたはずサーベルタイガーが輸送途中で死んでしまったとニックに報告する場面で様子が変だった。最後の場面も。路上に車が止まっていて、その中にリークが一人乗っているのだけど、そこに乗り込んできたのは、、、、、、 そういうことか。

と、先を知らないような白々しいことをいろいろ書いているけど、英語版DVDを買って見なければよかったとちょっと後悔している。でも英語の字幕を読みながら見てもやっぱり理解は完全にできていなくて、日本語版でやっと分かった場面がたくさんある。

公式サイトには書いてないけど、次回第4話のBS-hiでの放送は、プロ野球中継のため時間が変更になって、いつもより1時間早い17:00からなのでお忘れなく。総合での放送時間はいつも通り。NHK番組表 恐竜SFドラマ プライミーバル 第2章(4)「水底に響く声」


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posted by takayan at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | プライミーバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プライミーバルの今後について

プライミーバルの今後についてちょっと書こうと思う。知りたくない人は、読まないでください。
続きを読む


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posted by takayan at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | プライミーバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

HTVの中継は9月18日

JAXAのホームページによると、9月11日にH-IIBによって打ち上げられた宇宙ステーション補給機(HTV)は順調に飛行を続けている。システムが正常に働くことも確認され、国際宇宙ステーション(ISS)への最終接近することも承認された。いよいよ18日にISSに結合する。

ライブ中継の予定
9月18日(金)4:00〜(放送時間約70分)
HTV、ISSロボットアームにキャプチャー

9月18日(金)7:00〜(放送時間約60分)
HTV、ISSに結合
JAXA|ライブ中継〜SPACE@NAVI-Kibo SPECIAL LIVE


HTVの飛行の予定は次のページで説明されている。
JAXA|HTV飛行スケジュール

でも言葉や画像ではよくわからないので、他に探してみると Jaxachannel の次の動画が見つかった。07:23過ぎからHTVのH2Bから分離して以降の飛行の様子が紹介されている。ISSに近づいていく様子やロボットアームに掴まれる様子もCGで分かりやすく示されている。
YouTube - For Future Space Transportation Mission〜HTV/H-IIB打ち上げ紹介ビデオ〜 [HD]



現在のHTVの位置は、次のGoogleSatTrackでグーグルマップ上で確認できる。ISSが近くにあればその位置も同じ地図上に表示される。


また、次のサイトでも確認できる。ここでは242の軌道がわかる。ISSは25544。




せっかくなので、他の動画も埋め込もう。

Jaxachannelの打ち上げ動画(たぶん中継されたものと同じ映像)
YouTube - HTV技術実証機/H-IIBロケット試験機打ち上げ / Launch of HTV-1/H-IIB TF1 [HD]



現地で打ち上げの様子を見に行った方の動画。いろんなところで紹介されているとても美しい打ち上げ動画。
YouTube - Launch of H-IIB TF-1


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posted by takayan at 19:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 宇宙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

プライミーバル第2章 第4話 「水底に響く声」

バスケをしていた少年が外に出たボールを拾いにいってマンホールに引っ張り込まれて消えてしまった。少年が引き込まれたときマンホールは水であふれていて、今回の現れた生物は水生生物のようだ。どうやら未来の生物らしい。primevalというタイトルは「古代の、原始の」とかいう意味なのに、今回はそのタイトルから外れてしまう。第1章でも未来生物が出てきたけれど、それは古代を経由して現代にやってきているので、ぎりぎりタイトルからは外れていなかった。今回は明らかに未来と現在がつながっている。どうやら現代の人類にとって役に立つ未来ではなさそうだが。

気がついたことをいろいろ。

キャロラインの存在がアビーをイラつかせ、今日はアビーとコナーは喧嘩ばかりしている。ニックとスティーブンも捜索方針で対立してしまっている。今日はちょっとぎすぎすした内容だ。

レスターはおべっかばかり使うオリバー・リークが鼻につくようだ。そのお返しというか、レスターのセリフはいつも冴えているのだが、特に番組の終盤に出たリークの言葉に対するレスターのノリツッコミはなかなかのものだった。

可哀そうなことにレックスは冷蔵庫に閉じ込められていた。キャロラインは整理しているときに偶然入ったのではないかと言っているが、暖かい場所が好きなレックスが自分から冷蔵庫に入るわけがない。キャロラインが入れた以外に考えられない。

ニックは翌日の調査の途中で不審な男に出会う。あのショッピングモールの清掃員の男だ。コナーも第2話でARCの中で首に傷のあるこの男に出会っている。今日ニックが見かけた男に傷が残っていたかはっきり分からなかったが、同じ顔の男だった。ニックはコナーとこの事実を確認し、自分たちが監視されているという推測を伝える。さらにこの男は今日最後の場面で車に乗っているリークとテレビ電話で話している。リークが命じているわけか。そう思っていると、後部座席からヘレンが現れて、リークとヘレンがつながりがあることも分かってしまう。もしかするとヘレンが黒幕かもしれない。

この男を追いかけて船底まで行って、ニックは殴られて気を失うのだけど、そのせいで船底を通じて聞こえてくる生物の鳴き声を聴き、マイクで録音することに気づくことになる。倒れてもただでは起きないニック・カッター。

アビーはどんどん格闘キャラになっていく。キャロラインに伝授された蹴りは彼女のものを超えていた。それからバスケ少年にもちゃんと見せ場があって、これは笑える。

アビーが行方不明になって、コナーはとても感情的になってしまう。アビーへの気持ちが正直にあらわれてしまっているんだろうな。アビーのいないアビーの部屋に戻ると、打って変わってさっきとは対照的な様子に変わる。悲しみの中でのレックスとの静かなやりとりはとてもいい場面だった。アビーが好きだからルームメイトにまでなったはずなのに、最近はキャロラインが現れて、正直コナーの気持ちが見ている方にはよくわからない態度を取っている。自分を仲間としてしか見てくれないアビーに対してあきらめてしまって、それはそれで幸せな現状に満足する以外にないのだろう。でも今回のアビーの身に起きた出来事にきっとコナーは自分の気持ちを再確認したに違いない。バールを握っての再登場から、コナーはいつものキャラとは別人のような活躍で亀裂の向こうのアビーにまでたどりつき、そして勢いでどさくさまぎれにしれっと告白までやってのける。事件が終わり、部屋に戻ってきた二人はなんかいい雰囲気で、コナーのあと一言だけという場面だったのに、その場に現れたキャロラインに引っ張られてしまう。言葉を最後まで言えなかったことに未練のある表情を見せながらコナーはアビーを残して立ち去ってしまう。

生物たちがこの世界にやってきた最初の亀裂は、映像として映っていないのではっきりしたことは分からないが、サメがやってきているので未来の水中と現在の水中をつなげるものだったというのは分かる。でもよく考えてみると、この亀裂が現れた時に先週完成した装置に反応があった描写が無い。このことはラジオのノイズによる探査は水中の亀裂の発見には利用できないという欠点を示しているのだろう。(修正 おそらく、これは考えすぎの間違いでもうこの頃すでにリークが亀裂探査装置にスパイウェアを仕込んでいたのだろう。) 二つ目の亀裂が現れるが、これはポータブルな亀裂探知装置に反応が出ている。ちゃんと亀裂は地上に現れているので問題ない。

彼らは何のためにアビーや少年を生かしておいたのだろう。今までの話からすると、食料としてすぐに食べてしまってもおかしくないのに、二人とも生きていた。ニックが助け出されたアビーに対してもしかするとあの生物は人類の未来の姿かもしれないと言うが、実際そのような設定だったのかもしれない。そうすると彼らは、人間的な行動として二人を捕まえていたのかもしれない。つまり好奇心じゃないだろうか。二人は檻のような場所に入れられたわけで、ペットか観察対象として見られていたのかもしれない。アビーが彼らの中にニックみたいな者がいたと言ったのは、そういうことへの脚本上の暗示だったのかもしれない。そう考えると身を守るためとはいえ、あの銃撃はちょっと可哀そうだ。でもコミュニケーションのとれない未来生物の考えていることは何も分からない。結局、彼らの行動は永久に謎のままだろう。


さて、ちょっとおもしろいことを調べてみた。

生物が現れた運河を見つけた。地図で見ると運河の広さが分かる。限られた場所なので、締め切ってあるのでくまなく探すことは難しくないだろう。見つからないのならばあきらめるしかないというのも納得できる。


大きな地図で見る

ストリートビューで見るとこんな感じ。アビーとコナーが高いビルを背景に桟橋を渡る場面があるけど、それと同じビル群が見える。こちら向きのシーンでは三本の大きなクレーンも映っている。この撮影地点の青い橋も映っている。


大きな地図で見る

どうやって見つけたかというと、少年たちが遊んでいた場所で ISLE OF DOGSという地名が出てきたので、それで検索しただけ。影の長いビルがあったから、もしやと思ってストリートビューで横から見える地点を探してみたら、見つかった。


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posted by takayan at 01:49 | Comment(2) | TrackBack(1) | プライミーバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月22日

海生哺乳類を調べてみる

前回のプライミーバルでは未来の海生哺乳類がでてきたけれど、Wikipediaなどで現実の海生哺乳類を調べてちょっとまとめてみた。

アザラシやジュゴンとかいろいろいるのだけど、最近の分類で整理するとこんな感じになる。他の資料だとまた別の分類の流儀があるかもしれないが。
ジュゴン目(海牛目) − アフリカ獣上目 近蹄類 テティス獣類
クジラ目 − ローラシア獣上目 鯨偶蹄目 鯨反芻亜目 鯨凹歯類
鰭脚類(アザラシ上科) − ローラシア獣上目 ネコ目 イヌ亜目 クマ下目

ジュゴン目に、ジュゴン科とマナティー科の2科があって、それぞれにジュゴン、そして各地のマナティが属している。マナティは海域だけでなく淡水域にも生息している。テティス獣類というのは太古のテティス海周辺で進化し繁栄した種のグループ。クジラ目は言わずと知れた水生哺乳類。たいていは海生だが淡水に棲むものもいる。ハクジラ亜目とヒゲクジラ亜目があり、ハクジラ亜目の中にはイルカやカワイルカの種類もいる。鰭脚類には、セイウチ、アザラシ、アシカ、トド、オットセイなどが含まれる。細かく分けると、鰭脚類にはセイウチ科、アザラシ科、アシカ科の3科があって、さらにアシカ科にはアシカ亜科とオットセイ亜科の2つある。トドはアシカ亜科に含まれる。

絶滅種ではアフリカ獣上目 近蹄類 テティス獣類に属する束柱目がある。これにはパレオパラドキシアデスモスチルスが含まれる。1000万年以上前に絶滅したものだが、どちらも日本で化石が発掘されている。

また、海を生活の場としている個別の生物種として、ホッキョクグマ(ローラシア獣上目 ネコ目 クマ下目 クマ上科 クマ科 クマ属)とラッコ (ローラシア獣上目 ネコ目 イヌ亜目 クマ下目 イタチ上科 イタチ科 カワウソ亜科 ラッコ属)がいる。

海生哺乳類の歴史については以下の項目で記述されている。
原クジラ亜目
鰭脚類 # 鰭脚類の起源
アシカ科 # 海生哺乳類の中での位置づけ

リンク先に書いて海生哺乳類の歴史を簡単にまとめると、海に君臨していた魚竜などの爬虫類が絶滅したあと、草食性のジュゴン類、肉食性ないし雑食性の祖先をもつ鯨偶蹄類のクジラ類がその生態的地位(ニッチ)を占めるようになった。クジラの祖先は当初沿岸で水陸両棲であったが、次第に海での生活に適応するものも現れた。やがて始新生と漸新世の境界における環境の激変で現在のクジラにつながるものを除いて死滅してしまった。この絶滅で空いた沿岸部における食肉性の生物のニッチに食肉目のクマに近縁な種が進出し鰭脚類へと発展し、現在に至る。
生物の生態を考えるときは、ニッチというのがかなり重要になってくる。その地域において限られた資源を生物が利用する場合、最終的に同種の生物がその資源を独占してしまう傾向がある。同じ場所で同じ資源を共有しているように見えるものも、タカやフクロウのように時間帯がずれていたり、よく見るとそれぞれが別々のニッチを占めていると分かることが多い。

以上が、海生哺乳類についてのまとめ。


以前、同じように動物種に関して興味を持って調べたことがある。

takayanの雑記帳: 「ゾウの祖先は水生動物」説 2007年03月09日
takayanの雑記帳: 地球ドラマチック「知られざるカバの世界」 2007年03月15日

この頃カバとクジラが近縁だと分かって、詳しいことを知ろうとWikipediaの記事を面白く読みまくっていたのだけれど、当時鯨偶蹄目という用語は載っていなかったし、知りもしなかった。この鯨偶蹄目(Cetartiodactyla)は偶蹄目とクジラ目の合成語。従来クジラ目と偶蹄目は姉妹目であると分類されていたが、近年の遺伝子による研究の結果としてクジラが偶蹄目のカバ
と近縁であることが明らかになったため、クジラ目を従来の偶蹄目の中のカバのそばに配置し全体を新たに鯨偶蹄目と呼ぶようになった。
たった二年前なのにこういう変化が起きている。気を抜くと、すぐに取り残されてしまう。哺乳類 # 真獣類分類・系統研究の動向
WikipediaのこのページではSINE法による解析で明らかになったと紹介されているが、そのSINE法による解析の概要は東工大岡田研究室のクジラと偶蹄類の系統関係の解明で簡単に説明されている。
素人考えでは生命の設計図であるDNAを調べれば簡単にいきそうなのだけれど、SINE法を使わないとそう単純にはいかなかったことも書いてある。

絶滅種のデスモスチルスに関しては復元についての動画を見つけた。サイエンスチャンネルの(7)絶滅哺乳類の復元〜デスモスチルスの謎〜。束柱目(デスモスチルス目)と海牛目(ジュゴン目)は同じテティス獣類として分類されているが、同じテティス獣類にはゾウ(長鼻目)も含まれる。
海生哺乳類からは離れるが、ゾウは「ゾウの祖先は水生動物」説のときに書いたけれど胎児の段階で水生生物と似た特徴が現れる。これがどれくらい前の祖先の特徴を反映したものかまでは分からない。関連する情報を探してみると、知恵袋に「ゾウの精巣が脚の間ではなく背中の方にあるのはなぜですか?そこでも冷却されるは...」があった。質問者は水中生活に否定的で、ベストアンサーの回答者は水生に対して理解があるというちょっとしたねじれがあるけれど。回答の中には次の論文へのリンクが載っている。
WHY THE ELEPHANT HAS INTRA-ABDOMINAL TESTES(英語PDF)

別の回答者がハイラックスはどうなっているか比較対照になると書いてあるが、実際どうなっているかまでは書いてなかった。検索してみると、日本語での詳しい説明はなかったが、ブログNoteBook 動物園実習レポート〜第九日目〜に、ハイラックスの解剖を見せてもらったときハイラックスの精巣が腹腔の背中側についていたという記述がある。ハイラックス(岩狸目)はゾウと同じアフリカ獣上目 近蹄類には属しているが、テティス獣類には属してはいない。近蹄類は岩狸目の祖先が基本にあって、まず重脚目(絶滅種)が分化し、その後テティス獣類の長鼻目、海牛目、束柱目が分かれたと考えられている。そのハイラックスの精巣の位置がこの場所にあるということは、ゾウの精巣の位置だけでは原始のゾウの水生の根拠にはならないということになるだろう。ただもしハイラックスの他の臓器もゾウのように水生の痕跡があるのならば、テティス獣類と分化する前のハイラックスの祖先には水生の時代があって、そしてその子孫のテティス獣類は体の内部構造から水生の生活になじみやすかったのではないかと推測することができる。このくらい既に研究してそうだけど、ネット上には日本語で読めるものは見つからなかった。

不正確な情報もあるかもしれない Wikipedia で調べているので、正確な情報が必要な人はそれなりに裏を取ってください。


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2009年09月27日

プライミーバル第2章 第5話 「砂漠の遭難者」

今回の主役は11歳の女の子。
時空の亀裂は横向きの大きなパイプの中。パイプの直径は大人が立って入れるくらい。
父親と仲の悪い女の子テイラーは、白い犬スプレットの後を追って、亀裂の向こう側の世界に入ってしまう。
亀裂につながっている世界はシルル紀の砂漠。
カッターとスティーブンは少女を助けに亀裂の中に入っていく。
でも亀裂が消えて、シルル紀の世界に三人が取り残されてしまう。


今回はいろいろあった。
亀裂探知装置にスパイウェアーが仕掛けられているのがわかり、それで得た情報を使って、リークが三人の兵士を、カッターたちよりも早く亀裂の向こうに送り込んでいた。この兵士のリーダをあの清掃員がしている。しかしこの兵士たちは謎の生物に襲われてしまう。
リークとヘレンは頻繁に連絡を取っている。
コナーが亀裂の向こう側の様子を調べてくれる機械を登場させた。亀裂の向こうの映像はもちろん、大気成分まで調べてくれる。
自分の婚約披露パーティから抜け出したジェニーがドレス姿で登場すると、カッターとコナーがその姿に見とれたり、時間が無いからとカッターがそのドレスを着替えさせなかったり。
ヘレンがまたスティーブンの部屋にあがりこんで、今度は勝手にシャワーを浴びている。浴室から出ると、スティーブンにいろいろカッターを疑うようなことを吹きこんでいる。
コナーはスティーブンにアビーのことについて助言をもらったりする。そのとき助言をしながらスティーブンは何か思うことがあるような表情も見せる。
パイプの前にみんなが集まっている。そこにコナーが試作品だと言ってキャタピラのついた機械を出す。これをリモコンで亀裂の向こうに送り込んで向こうの状況を確かめるようだ。探査機はちゃんと向こうの世界に行って、情報を送ってきている。向こうは昼間。映像はもちろん大気構成まで調べてくれる。ここは二酸化炭素が多く、酸素が少ない。カッターが言うには、オルドビス紀かシルル紀だという。コナーは原始的な植物と普通の虫がいる世界だと言う。カメラは岩場の女の子の姿を映し出す。助け出さないといけない。
コナーはキャロラインと別れることにするが、メールで別れの宣言をしようとして、それはあまりにひどいとアビーに押しとどめられる。でも結局、こっそり送ってしまうのだけど。
コナーから別れのメールをもらったキャロラインは、アビーの部屋でレックスをラケットで殴って伸してしまう。
そしてレックスがアビーの部屋から消えてしまった。
それからコナーがネズミが嫌いだともらしたりもする。
今回もカットされている場面がいくつかあった。たとえばこちらの世界にやってきたムカデを捕まえる場面が2分ぐらい全部無くなっている。

第2章の1話から出ていた清掃員は死んでしまった。兵士たちが砂の中の生物に襲われた時この男だけは生き延びていて、砂嵐のあとにカッターたちに出会って銃で脅し亀裂探知装置と水を取り上げた。しかしそのあと生物に砂の中に引きずり込まれてしまった。結局、何が目的で誰の命令で動いていたのか分からないままになった。

少女テイラー(彼女自身の英語の発音だとタイラー)は、こんな世界に一人きりだったのに、全然弱気な態度は見せない。二人が助けに来たのに、自分ひとりで帰れたのにと言ったり、自分が連れて帰ろうかとさえ言う。砂漠の世界を三人でさまよっているうちに、彼女の態度の理由もだんだん見えてくる。亀裂が閉じ、帰れないことが決定的になると、大人はみんな嘘をつくと言い出す。お母さんが自分の病気はよくなると言ったのに死んでしまったことが彼女の心を頑なにさせていた。カッターは自分たちは死なないことが約束できると、スティーブンは雲の存在は水があることだと、希望を失っているテイラーを元気づける。次第にテイラーの大人への不信を解いていく。最後のほうで巨大サソリから逃げれて亀裂に向かうため、三人で一緒に生物の殻をそりにして砂丘の坂を滑り降りるのだけど、そのときの場違いな楽しそうな三人の顔がその象徴だと思う。そして亀裂から出た後、森の中での旧石器人との遭遇、これはとても面白かった。

それにしても、レスターは冷静で皮肉屋なんだけど、いい味出してる。亀裂が閉じてしまった時、良き友を失って残念ですと調子のいいことを言うリークに対し、レスターは自分とカッターは反目し合っていたと、その言葉を否定して、愚かしいことと感傷に浸ることが嫌いだと付け加える。愚かしいリークは、この皮肉が分かったのかな。再び亀裂が開いたときレスターも現場にちゃんと駆けつけているのに、カッターに皮肉ばかりを言ってしまう。そういう屈折した態度が疑われてしまう原因なのに。

再び亀裂が開いた後のテイラーの家。ジェニーがテイラーの父親と話をしている。ジェニーにまだ情報が伝わっていなかったのか悲観的な話をしている。そこにテイラーを連れてカッターがやってくる。テイラーは父親が自分のことを心から心配してくれていたことに驚き、親子は抱き合い、和解する。そして家の中からスプレットが出てくると、少女はとてもいい笑顔でカッターの方を振り返る。セリフは無いけどいろんな気持ちを語っているいいシーン。卒業したら一緒に働いてもいいと聞くテイラー。楽しみに待っていると答えるカッター。このやりとりもいい。ジェニーとカッターが二人だけになると、ジェニーはドレスを着替えてもいいかとカッターに許可を求める。いくらでも着替える時間があったのにずっとジェニーがドレスを着替えなかったのは、リーダーが戻ってきてくれることをずっと信じていたからなんだ。

亀裂調査センター(ARC)に戻ったカッターは、砂で汚れた服そのまま、自分の部屋にはいってくる。椅子に座り、持ち帰った暗視ゴーグルを机に置く。ゴーグルにはいろいろな情報が記録されているはずだ。テレビをつけるとテイラーがパイプにはまって助けられたという情報操作されたニュースが流れている。このとき大嘘つきな大人の行為にカッターが苦笑いをしたように見える。カッターは部屋を出て、飲み物を持って戻ってくる。まだテイラーのニュースが続いているのでほんの少ししか経っていないはずなのに、暗視ゴーグルが消えている。カッターは机をたたく。この場面で今回は終了。

エンディングでは次回予告が流れているが、ネタばれしすぎだ。どうなるレスター!

今回はいろいろ出来事がありすぎて、面白がって詳しく書いてしまったら、とても長くなってしまった。長すぎると思って削ってまとめるたびに逆に文が増えたりして、結局半分ぐらいに削れたけど、放送からこんなに経ってしまった。


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2009年09月30日

LHCの再開予定

去年の今頃のこと。楽しみに待っていたLHC(大型ハドロン衝突型加速器)がいよいよ稼働開始。でもめでたく動き出したと思ったら、その数週間後に故障のニュース。もうこのときはとてもがっかりした。あれから1年経つけれど、まだ動いていない。

次の記事によると、今年の11月に再開が予定されている。ただし最初は半分のエネルギーで。
セルンでLHCの修理進む。 - swissinfo


■ LHCの近況を知るためのページ

LHCアトラス実験オフィシャルブログ
・・・アトラス実験の現場に関わっている素粒子物理学者からの最新情報。ブログ移転したばかりで現在の記事はイラスト入りで気合入ってる。

Swissinfo科学技術・環境ニュース- swissinfo
・・・スイスの情報を世界に発信しているスイスインフォ、その科学ニュースの日本語ページ。LHCに関しての記事も多い。現地の情報を詳しく日本語で読むことができる。

CERN (CERN) on Twitter
・・・CERNのTwitterページ。英語だけど、フォローしておくと最新情報が流れてくる。現在最新のつぶやきは「フラッシュフォワード」のインタビューについて。

YouTube - CERNTV さんのチャンネル
・・・YouTubeのチャンネル。ニュースを動画で見ることができる。お勉強動画もある。でも言語は英語とフランス語。


それはそうと、CERNのTwitterページにある「FlashForward」についてのリンクをたどっていくと、「FlashForward」はアメリカでドラマになっていて、現在放映中なのか!
LHCが舞台でなくなっていたり、連続ドラマ向けに設定がかなり変更されているみたいだけど。
出来はどうなのだろう。これは日本でいつ見られるようになるのだろう。
ABC.com - FlashForward - Home


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