2019年09月30日

当ブログのhttps化完了

自分のブログを見て、アドレスバーに、保護されていない通信、セキュリティで保護されていないなんて書かれていたら、悲しくなります。

Seesaa BlogはSSL化が遅れていたのですが、やっと今月2019年9月に対応しました。

【Seesaaブログ】HTTPS配信化(SSL化)機能がシーサー提供ドメインでも利用できるようになりました

他の無料ブログのように自動的に切り替わるのではなく、自分で設定画面を開いて、HTTPS配信を有効に切り替えないといけないので面倒ですが、とにかくできるようになったので早速やってみました。とても遠のいていたのに、その月の内に運良く気付くことができました。

でも、うまくいけば、「保護されていない通信」という言葉が消え、鍵マークのアイコンが表示されるはずなのに、何度リロードしても表示されない。空の投稿をしたり、いろいろ試してみてもうまくいかない。

結局、サイドバーに並べたコンテンツのせいでした。サイドバーコンテンツを全部無効にしたら、エラーが出なくなったので、改めて一つ一つ確認してみたら、JavaScriptに問題が見つかり、そのコンテンツだけを削除したら、うまくいきました。アドレスの横の鍵マークがとてもうれしい。



posted by takayan at 23:55 | Comment(0) | 日記・未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月23日

点字入力ソフトに、漢点字・六点漢字入力機能を追加しました

先日、数年ぶりのbrlinputの更新をしましたが、続けてまた更新です。今回は漢点字および六点漢字の機能の追加です。日本漢点字協会から許諾をいただいたので、晴れて漢字直接入力機能追加したものを公開です。ついでにいろいろ用語の見直しや、設定ウィンドウの内容を見直しをしました。バージョンは1.5です。

ダウンロード>>>> brlinput1.5.zip

主な更新内容

・基本機能に漢点字・六点漢字の漢字直接入力を追加

README.md の作成

・点字タイプ入力ソフトという表現を点字入力ソフトに変更

・設定メニューの項目、及び設定ウィンドウの内容の見直し

・Unicode八点点字直接入力を漢点字用(01234567)と一般用(12345678)に分けた

・両手入力で点字入力中を示すキー「A」を追加して同時押ししにくいキーボードに対応(片手入力のスキップキーの応用)

・点字コマンド「56の点+スペース」で漢字変換切り替えを手元でできるようにした

・Ctrl+Shift+Alt+B を起動ショートカットとした

・Ctrl+Alt+Bを標準の設定メニュー呼び出しキーとした

・Ctrl+Alt+変換 のトグルキーによるモードの切り替えを廃止

漢点字、六点漢字の追加が主要な更新です。モードの切り替えなしに、基本機能として漢字の機能を入れています。というか日本語出力から外せません。かな入力しか使わない多くの人は特殊音などで余計にスペースを叩かないといけないので面倒に思われるかもしれません。

どちらも第1水準・第2水準の漢字を搭載しています。なお漢点字は公開者によって新字・旧字の文字コードに多少の揺れがありますが、これはKTOSの出力の方に合わせています。六点漢字には「凜」、「熙」が存在しません。

六点漢字のデータは、Taisuke FukunoさんのGithubサイトhttps://github.com/code4sabae/tenjiのデータを、六点漢字協会 発行監修・コアライフ六点漢字の会 発行編集の「よく解る六点漢字の本」で修正し加工して使用しています。

最後に、プログラムの種別名を点字入力ソフトに変えてみました。キーボードの操作に関しては点字入力で間違いはないのですが、点字しか出力できないみたいで、名称としては避けていました。でも、やはりこちらが分かりやすいかなと。



posted by takayan at 22:12 | Comment(1) | 点字入力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月14日

点字タイプ入力ソフトに、テンキー点字入力機能を追加しました

以前作った点字タイピングで文字を打てる Windows用のソフトbrlinputを更新しました。関心のある人はダウンロードして使ってみてください。動作確認はWindows10のみで行っています。今回はインストーラー無しです。

->>>> ダウンロード

### 主な更新内容

* テンキー点字入力  
* 片仮名、平仮名の切り替えを、23の点のみに変更。
* さらに仮名切り替えの選択肢にローマ字出力を追加(Windows の検索ボックスなど、仮名だと漢字変換できないときに使用する)
* 英字数字の全角・半角の切り替えを追加し、操作は45の点とスペースで切り替え   
* アップデート機能
* Ctrl+Alt+変換での入力方式の切り替えを変更。1回だけだと無効と有効の切り替え。違う入力方式には2回以上。
* AOKメニューへの登録(管理者権限で実行)

今回の、大きな更新は、テンキー点字入力機能です。テンキーで点字の点の番号を指定して仮名や点字を出力できるようにしました。

漢点字と六点漢字は今後対応したいと考えていますが、実験的に数文字だけ登録しています。


### 更新の動機

PC-Talker付属のKTOSがWindows10の更新1809で使えなくなっていて、困っている人がいることを今年になって知りました。僕のソフトが少しは役に立つのではと、以前の問題点をいろいろ改良してみました。

少し手こずっている間、KTOSは二月末にベータ版が出たようです。近いうちに正式版も出でるしょう。僕のソフトの更新の意義もちょっと弱まってしまいました…


### テンキー点字

今回、テンキーの数字と記号を使って、点字を出力する機能を追加しました。

・点字のマスを数字01234567の集まりで表します。
・六点点字⠿は左側上から123、右側上から456で表します。
・八点点字⣿は、漢点字を考慮して、六点点字の上に0と7の点を追加するものとします。
・数字は原則一つずつ入力します。しかし同時押し気味でも問題なく認識します。
・一つの点字の終りには小数点「.」を打ちます。
     例. 「あ」は1. 「き」は126. 漢点字「木」は01267. 漢点字「目」は01234567.
・複数のマスから成る点字はプラス「+」かマイナス「-」でつなぎ、最後にピリオド「.」を打ちます。
     例. 「が」は5+16. 漢点字「相」は0126+1234567. 六点漢字「乙」は26+24+3. 「うぉ」は26+24.
・モードの切り替えなども可能です。これらの動作はいままでのキーボードで使うものと同じです。
     例. 「23.」で仮名を切り替えたり、「4567.」でメニューを出したりできます。
・テンキーのない機種でもナムロックを有効にすればJKLなどのキーで使えます。
・この記法の問題点の一つはスペースを後置しなければならない文字を意識できないことです。

これで、キーを同時に押さえられない機種でも、この点字入力ソフトを使うことができるようになりました。



posted by takayan at 02:44 | Comment(1) | 点字入力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

OpenJTalkの共有ライブラリを作ってみました。

お久しぶりです。

ずっと書いてませんでした。その間、もうだいぶ経ちますが、熊本地震で家が半壊になったりしてました。

最近、また文章を書きたくなったので、投稿を再開します。

ご挨拶は、これくらいにして、さて本題です。

OpenJTalkの音声をいろんなプログラミング言語から便利に使える、共有ライブラリを作ってみました。名前はとりあえず、jtalkDLLです。Windows、Ubuntu、macOS で動作します。 以前からlinuxのスクリーンリーダー用に非同期発声対応の日本語音声合成APIを作りたかったというのが切っ掛けでした。そちらはまだ完成してないのですが、途中から各言語のFFIに対応させるのが面白くて、そちらに偏ってきてしまったという感じです。

githubに公開しています。

https://github.com/rosmarinus/jtalkdll

README.md に詳しい説明を書いているので、それを読めばインストールできるでしょう。でも、ちょっと細かく書きすぎて読む方はうんざりするかもしれません。

Windows 版だけ、Releaseページにビルド済みファイルを置いてあります。ビルドも環境を構築すれば、build.batのダブルクリックでうまくいくはずです。

他のプラットフォームでは必要なコマンドをそろえたあとで、次のコマンドでインストールしてください。

git clone https://github.com/rosmarinus/jtalkdll.git
cd jtalkdll
bash build

ffiフォルダにあるサンプルコードやそれから実行ファイルを作るビルドスクリプトを参考にすれば、いろいろ書けると思います。

https://github.com/rosmarinus/jtalkdll/tree/master/ffi

まだいくつか不具合もあります。その点もREADME.mdに書いてあります。



posted by takayan at 07:56 | Comment(3) | 音声合成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月27日

点字タイプ入力ソフト「brlinput」のバージョンアップ

久しぶりの投稿になります。去年作ったbrlinputというソフトを更新しました。点字タイピングで文字入力ができるソフトです。興味のある方は使ってみてください。特徴としては片手入力ができることです。対象はWindowsVISTA以降です。お約束ですが、自己責任でご利用ください。

次のリンクからダウンロードできます。

インストーラ版: [BrlinputSetup1.17.msi](https://app.box.com/s/g8hnoar683555bswv8c5y7gmx9b9dna7)
(md5:2c7dc75dba9bdc322cd0172b09f45c4f)

ZIPファイル版: [brlinput1.17.zip](https://app.box.com/s/2bbfb5z2et7cxxoz5pwwv60um0cirmkh)
(md5:59957d780c2a41e22df4ffd779f69bd9)

不具合の指摘をコメント欄でいただいてから開発を再開したのですが、次々に別の不具合に気づいたり、新しいアイデアが浮かんだり、なかなか公開できませんでした。

件の「最初に入力した文字がそのまま出てくる」不具合は、キー入力になってはじめて必要になるアセンブリ(dll)をロードする処理の重さが原因のようでした。もしかすると他にも理由があるかもしれませんが、とりあえず自宅の処理の遅い仮想マシーンのWindowsではこの問題は起きなくなりました。

基本的な使い方は以前書いたので端折ります。「点字タイプソフト作ってみました。(2014/04/15)」をご覧ください。これには古い情報がいくつもありますが、以下の情報で読み替えてください。

主な変更点は次の通りです。

* インストーラ作りました。
* NVDAのAPIに対応し、入力文字の読み上げやガイドをNVDAで行えるようにしました(nvdaControllerClient32.dll同梱)。
* PC-TalkerのAPIにも対応しました(ただしVISTAでの仮名の読み上げには対応していません。漢字変換を利用してください)。
* かな入力モードおよび六点入力モードで、4-5-6-7の点を入力すると、このソフトのメニューが開くようにしました。従来の方法、タスクトレイのアイコンでアプリケーションキー、もしくは「点字(状態)バー」で右クリック、でも開きます。
* 設定画面を作りました。メニューの中の「設定」で開きます。設定された内容はレジストリを使わず、config.jsonに書き出されます。インストーラを使ってこのソフトを導入した場合は、ユーザーフォルダのAppData\Roaming\brlinput内に作られます。ZIP版を使って導入した場合は、brlinput.exeと同じ場所に作られます。
* SAPI5やMicrosoft Speech Platformの音声を選べるようにしました。もちろんあらかじめパソコンに日本語音声合成が入っている必要があります。
* 情報処理用点字に切り替えられるようにしました。切り替えの方法や入力は点字表記の情報処理用点字と同じです。
* 入力モード切り替えのショートカットキー(標準はALT+CTRL+変換キー)を設定画面で変更できるようにしました。
* カタカナを直接入力できるようにしました。「2-3の点」もしくは「2-3-5の点」でカタカナ開始、「2-3の点」でカタカナ終了です。
* カタカナ切り替えに利用したため、「ゐ」と「ゑ」は本来の点字入力ができなくなりました。かわりに、4-6の点を前置符号として、それぞれその後に「い(1-2の点)」、「え(1-2-4の点)」で入力します。これは漢点字の方式からの借用です。
* ユニコード点字は点字そのものをテキストとして表示するものですが、それを行う六点直接入力、八点直接入力で、点字を読み上げる機能を加えました。設定画面で指定できます。なおユニコード点字そのものを入力するには、フォントSegoe UI Symbolなどが入っている必要があります。
* 点字確認キーを追加しました。これは点字入力を学習する人向けの機能です。Hキーでクリップボードの1文字の点字を表示し、読み上げます。Gキーではクリップボードの読み上げる位置を移動させながら、確認できます。
* 点字入力の状態を表示する「点字状態バー」を入力位置に追従できるようにしました。点字学習者やロービジョンの方の確認用です。
* デスクトップやスタートメニューへのショートカットを作成・削除できるようにしました。メニュー内の「ショートカット作成」から行います。ここではウィンドウズ起動時の自動起動の設定も行えます。
* 点字状態バーに表示される点字を画像として描くようにしたので、ユニコード点字フォントがないパソコンでも表示されるようになりました。この点字は文字色と同じ色で描かれます。ハイコントラスト(左shift+左alt+PrintScreenで切り替え)の時も同様です。また六点漢字(現在未対応)の対応を見越して4マス表示できるようにしています。

bar

次はメニューです。仮名入力の時、4-5-6の点とスペースを押して、手を離すと開きます。このソフトの仕様ですが、7の点としてのスペースや点字と組み合わせたコマンドのスペースの押下のタイミングは単独のスペースと区別するために、点字のキーを押さえた後に押します。

この方法でメニューが出ないときは、タスクトレイのアイコンから開いてください(Windows+Bのあと、矢印キーでアイコンに移動後、アプリケーションキーです)。

menu

次は設定ウィンドウです。上記メニューの設定項目を選んでエンター(クリック)で開きます。特に説明はいらないと思いますが、フォネティック読みは「朝日のア、いろはのイ、上野のウ....」といった例の読み方で、音声合成が聞き取りにくいときに使います。

settei

最後に、このソフトは入力情報の記録をとることはありません。また外部に情報を送信する機能はありません。



posted by takayan at 02:37 | Comment(8) | TrackBack(0) | 点字入力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする