2006年03月04日

キーボード操作でポッドキャスティング

ポッドキャスティングというのは、ブログがRSSによって配信されるように、音声ファイルもRSSによって配信しようとする仕組みです。当初は個人発のネットラジオ中心だったらしいのですが、従来のラジオ局もこのポッドキャステイングを通じて次々に配信を始めています。パソコンから流れる声は、音声合成の声よりも人の声の方がいいですね。この仕組みを利用しない手はありません。そういうわけで、このポッドキャスティングをスクリーンリーダーをガイドにしてキーボードで利用する方法をちょっとまとめてみようと思います。



ポッドキャステイングと言えば、iPodという小さな携帯型の音楽プレイヤーとiTuneというパソコン用のソフトを使わないとできないものと思われがちですが、実際はiPod以外でも、また携帯型の音楽プレイヤーをもっていなくても、パソコンだけでの利用も可能です。





今までもインターネット上で音声を聞くことはできました。ラジオ局のホームページに行ったり、Windows Media PlayerやReal Player上のページをたどったりすることで、ラジオ番組をパソコン上で聞く方法はありました。しかしこのポッドキャステキングを利用すると、それを受信するソフトに表示されているリストを選択するだけで、インターネット上の様々な場所にある音声ファイルを、とても簡単に聞けるようになります。



ポッドキャスティングを受信するソフトとしては、無料のアップルコンピュータ社製のiTuneがあります。しかし現在のiTuneはキーボードだけでの操作には無理があります。そのためもう少し使いやすい別のソフトを使ってみましょう。



iTune以外にも様々なOS上でポッドキャスティングを受信できるソフトが作られています。このなかで今回はJuiceというソフトを選んでみました。このソフトは以前までiPodderという名前で呼ばれていましたが、現在はレモンをトレードマークにしたJuiceという名前で開発が続けられています。GPLライセンスのフリーソフトです。多言語対応でもちろん日本語でも操作できます。



・Juice(英語)

http://juicereceiver.sourceforge.net/index.php





次回に続く


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2006年03月07日

iPod nanoの目を使わない操作法

ポッドキャストを受信するJuiceの操作法についてはちょっと置いといて、iPod nanoを手に入れたので、その操作法をまとめておきます。iPodに共通な部分もあるでしょうが、持っていないのでiPod nanoにおいての操作とします。



まず、目が不自由な人が携帯プレイヤーのイヤホンを使うことによって、大切な聴覚による外界の情報を遮断してしまうということを、ご本人が十分自覚されていることを前提に話をすすめていきます。私がわざわざ言うまでもないことですが、あらかじめお断りしておきます。





操作の基本:

iPod nanoでは、前面下部に大きな直径一センチほどの丸いボタンと、それを囲む形で配置されるやはり一センチくらいの幅のドーナツ上の輪っかで操作をします。中央のボタンの方をセンターボタン、ドーナツの方をクリックホイールと呼びます。クリックホイールは上下左右の各部がボタンとして機能するようになっていてます。上の部分はメニューボタン、下の部分は再生/一時停止ボタン、左の部分は前へ/巻き戻しボタン、右の部分は次へ/早送りボタンです。iPod nanoにある他のスイッチはあと一つ。上辺左側にある誤操作防止のホールドスイッチです。左が通常の位置で、右にスライドさせると前面ボタンでの操作ができない状態になります。

中央の丸いボタンとドーナツ部分は指での滑り具合が違います。中央のボタンをホームポジションにして親指を置き、必要なときにドーナツ部分に指を伸ばして操作します。



メニュー操作:

iPodのメニュー項目のスクロールは、クリックホイールを使っておこないます。この部分を右回りにさわればメニューの選択対象が下向きにすすみます。左向きにさわればメニューの対象項目が上方向に変わっていきます。メニューの項目数が多いときは、ぐるぐると指をクリックホイール上で回してもいいですし、指を離して最初の位置に指を戻し同じようにさわり直してもいいです。また、このメニューはループにはなっていません。つまり下端や上端までくるとそこで止まります。ウィンドウズのメニューをキーボードで操作するときのように下端まで行くと一番上にもどってしまうということはありません。メニューの項目を選択するにはセンターボタンを押します。メニューに戻るときは、クリックホイールの上部「メニューボタン」を押します。



iPod nanoでは、階層化されたメニューを、この一貫したメニュー操作によって選択していきます。このメニュー上で重要な操作である指を回すという操作は、液晶での確認無しにはできない操作のように思われますが、項目が切り替わる毎にクリック音が鳴っているので、それに注意すれば、メニューがループしないことと相まって、項目の位置を数えながら選択することができます。このクリック音は初期設定では本体スピーカーから鳴るようになっていますが、設定でヘッドフォンから鳴るように変更した方がいいでしょう。



メニューの構造は利用者の側で変更することができます。標準で用意されている項目を有効にするかどうかをオンオフするだけのことです。そうやって必要な項目だけを表示させるようにすることができます。残念ながらこれは手探りだけでは難しいでしょう。ただ初期状態が同じはずですから、下にいくつ行ってセンターボタンを押すとか手順を調べておいて、その手順を間違わずに実行すればできるかもしれません。



初心者向けのおすすめのメニュー構造は、「曲」項目だけをオンです。こうすると、メインメニューは、「曲」「設定」だけとなります。曲を再生中の場合はこの2つの下に「再生中」が加わります。この「設定」と「再生中」はシステムが用意するものです。

この「曲」項目を選択すると、現在入っている曲の全リストが表示されます。これは文字コード順で表示されます。目的の曲を探すにはこれを一曲一曲再生させ耳で確認していきます。メモリいっぱいに音楽ファイルを入れて、この方法で曲を探すのは大変です。nanoシリーズの最低容量の1GBのものでも約240曲入りますから、それをスキップさせて目的の曲を聴くというのは現実的ではありません。



操作になれてきたら「プレイリスト」項目をオンにするのもいいでしょう。プレイリストというのはiTunesで作る一連の曲のリストです。(キーボード操作だけでどうやってプレイリストを登録・編集するかという問題がありますが、これをどうにか克服できたものとします。) iPod nanoの設定でプレイリスト項目を追加すると必ずメインメニューの一番上の項目になります。プレイリスト項目を選択するとiPod nanoに転送されたプレイリストの一覧がメニューとして表示されます。この表示の順序は文字コード順です。スマートプレイリストも「購入したもの」もこの規則で並べられます。実際どんな順序でプレイリストが並べられているかは、再生してみてプレイリストの一曲目を耳で確認するのが手っ取り早いでしょう。プレイリスト名の上で再生ボタンを押すとそのリストの一曲目が再生されます。違っていれば、再び再生ボタンを押し一時停止させてから、メニューボタンを押してメニューを表示させ、右方向に一つ分だけ触れて次の項目に移動し、そこでまた再生ボタンを押して一曲目を確認します。目的のプレイリストが見つかったら、クリックホイールの右の部分「次へボタン」を押して、リスト中の目的の曲を探していきます。プレイリスト内の順番は、文字コード順ではなくパソコン側で設定したで設定した順番そのままです。

一つ一つプレイリストをあたっていくのはとても面倒な作業ですが、先の「曲」項目を使ってを一つ一つスキップしながら目的の曲を探すことに比べれば、とても便利だと思います。



メニューの注意点。メニューはそれを開くと以前選択されていた項目を選んだ状態で表示されます。目で確認しながらの場合はこれも便利な機能ですが、指先だけで利用するときは注意が必要です。初心者はいったんメニューを一番上の項目に戻す操作をしてからにしましょう。それは、ただたんにカチッというクリック音が聞こえなくなるまで左回りに撫でればいいわけです。そして慎重にクリック音を頼りに項目を選んでいきます。分からなくなったら左回りに撫でてまた上から数えなおしたり、クリックホイールの上部のメニューボタンを押して前のメニューに戻してからやり直せばいいでしょう。メインメニューでメニューボタンを押すと変化はありませんが、クリック音は変わらず聞こてきえます。つまりメニューボタンの連打してメインメニューに戻ろうとしても、ちゃんと戻れたか音で確認することはできません。またクリック音が突然聞こえなくなることがあります。たいていそれは曲の再生中にメニューの一番上に移動する操作をしようとしてしまいボリュームが0になってしまったのだと思われます。



再生関係の操作:

曲の再生するには、曲名が表示されている状態でクリックホイールの下の部分を押します。もう一度押せば停止します。一時停止はヘッドフォンを抜くことでもできます。再生/一時停止ボタンを長押しするとアイポッドの終了となります。次の曲はクリックホイールの右側、ここを長押しすると早送り。曲の先頭はクリックホイールの左側、前の曲はここを2回連打。長押しは巻き戻し。クリックホイールを右回りに触れるとボリュームが大きくなり、逆に左回りに触れると小さくします。

再生中でもメニューの操作ができます。クリックホイールの上部を押すとメニューに戻ります。メインメニューを表示するのではなく、現在の項目を選んだメニューに戻ります。

再生中でもメニュー操作ができます。このときもクリックホイールの左右および下を押す操作は再生中と変わりありません。しかしクリックホイールをぐるぐる触れる操作はボリュームの変更ではなく、メニューの項目を動かす操作になります。ボリュームを変えるときは、メインメニューに戻り、一番下の「再生中」を選択してからおこないます。



不用意な操作をさけるため目的の操作をした後は上部のホールドスイッチをスライドさせておきましょう。





iTunesのキーボードでの操作法はまた別の機会。


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2006年03月08日

iTunesをキーボードだけで操作する - 音楽CDのインポート

前回の続きでiPod関連の投稿です。ポッドキャスティングレシーバーのJuiceについてもソースのビルドをやったり、いろいろ調べているけれど、iPodの方が今は面白いのでこちらを先に書いていきます。





今回は、WindowsXP上においてキーボード操作でiTunesを利用してCDからプレイリストを作る手順を示します。

iTunesはインストール済みとします。iPod付属のCDもしくはapple社のサイトからダウンロードしてインストールしておいてください。



現在のiTunesでは完全にはスクリーンリーダーに対応していないので、いくつかの工夫が必要になります。以下の操作を覚えておいてください。



・制御の移動

iTunesの起動直後はソースのリストに制御があります。上下矢印キーで対象ソースを次のものにしていくことができます。タブキーを一つ押すと検索の文字入力に制御が移ります。もう一回タブキーを押すとボリュームのスライダーに制御が移ります。上下矢印キーで音量を調整できます。ボリュームは常にCTRLを押しながら上下矢印キーで調整できます。もう一度タブキーを押すと、プレイリストの内容に制御が移ります。上下矢印キーで項目を変えていくことができます。そしてタブキーを押すと最初のソースリストに戻ります。シフトキーを押しながらタブキーを押すと、この逆順に制御が移っていきます。検索の文字入力とボリュームのところだけが音声で読むので、そこを起点にして現在の位置を確認します。



・ソースリストの音読の操作

iTunesが起動すると最初、ソースのリストに制御があります。ソースリストはエクスプローラにおけるフォルダのツリービューのようなものです。ライブラリ、現在挿入されている音楽CD、iPod、最近再生した曲など、それぞれ、曲名のリストをもつ名前の一覧が並んでいます(music storeのような例外もあります)。このどれかを選択すると、それに含まれるすべての曲名の情報が画面の右側に表示されます。このソース名は上下矢印キーを使って選んでいくことができますが、ソース名はスクリーンリーダーで音読されません。これでは困ります。回避策としてF2キーを押して、「名前の変更」を実行し、音読させます。分かったらエスケープを押して名前の変更をキャンセルします。



・プレイリストの音読の操作

ソースリストに制御があるとき、シフトキーを押しながらタブキーを押すと、そのソースに含まれる曲のリスト(プレイリスト)に制御が移ります。上下矢印キーを押して選択対象を移動させることができます。しかしプレイリストの内容を音読させるときも、そのままでは音読されませんので、F2キーを使って読ませます。終わったら、エスケープキーで名前の変更をキャンセルします。また、曲名の上に来てファイルメニュー中のプロパティ項目を選ぶと(ショートカットはCTRLキーを押しながら「i」キー)、その曲のプロパティウィンドウが開きます。タブキーと左右矢印キーを使って、「情報」タブを探します。このタブシートにはこの曲の名前、アーティスト名、アルバム名などの情報が表示されています。タブキーを押す毎に各項目を読み上げてくれます。





以上の操作を覚えたら、ようやくCDのプレイリストができるようになります。



1.音楽CDをインポートする。

あらかじめiTunesで次の設定をしておきます。ALTキーを押してメニューに制御を移し、編集メニューの一番下にある「設定」項目でエンターを押して設定ウィンドウを開きます(ショートカットはCTRLキーを押しながら「コンマ」キー)。「詳細」のタブをタブキーと矢印キーを使ってを探します。詳細タブが見つかったら、タブキーを一つ押します。またタブが並んでいるので、ここで「インポート」のタブを探します。タブキーを一つ押すと、「CD挿入時」のコンボボックスに来ます。ここで上下矢印キーで「曲のインポート」を選びます。エンターキーを押すと設定が完了します。



それではインポートです。まずiTunesを起動させておきます。そしてCDをドライブに挿入します。少し待っていると、自動的に音楽CD内全曲のインポートが始まります。終わるまで数分間。完了すると、チャイムが鳴ります。インポートされたファイルはiTunesのライブラリ内にあります。実在の場所は My Documents¥My Music¥iTunes¥iTunes Music内のどこかです。



2.音楽CDのアルバム名を取得する。

取り込んだCDの内容リストに制御を移します。iTunesが起動して手動では何も操作していなければ、シフトキーを押しながらタブキーを押すと、このリストに制御が移ります。ここでファイルメニューのプロパティ項目を選ぶと(ショートカットはCTRLキーを押しながらiキー)、そのアルバムの一曲目のプロパティが開きます。ここで「情報」タブに移動後、アルバムの文字入力までタブキーで移動します。アルバム名を読み上げるはずなので、コントロールキーを押しながらCキーを押して、そのアルバム名をクリップボードにコピーします。



3.インポートしたCD内の曲をプレイリストにまとめる。

このアルバムのスマートプレイリストを作ります。スマートプレイリストを作るには、ファイルメニューから新規スマートプレイリストを選びます(ショートカットキーはCTRL+ALT+N)。ウィンドウが開き、まず最初にOKボタンというので、タブキーをいくつか押して、「このルールに一致」のチェックボックスを探します。探したら何もせずにタブキーを押してその次にあるコンボボックスに移動します。ここで上下矢印キーを使って条件の対象を「アルバムが」にします。タブキーを押して次の文字入力領域に移動します。そしてここで先ほどコピーしておいたアルバム名をCTRLキーを押しながらVキーを押して貼り付けます。入力が終わればここでエンターキーを押します。するとプレイリストが作成されて、そのプレイリストの名前の変更の状態になります。付けたい名前があればここに入力します。入力せずそのままエンターすると先ほどコピーしたアルバム名がそのプレイリストの名前になります。



長くなったので、今日はここで終わり。

次回はiPodに入れる操作の予定。


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「iPod & iTunes Hacks」

資料を探してたらこの本を見つけてしまった。

iTunesはスクリプトで動かせるじゃないですか!

Juiceの動作を見てればすぐに気づいてもよかったのに。



だったら、さっきの投稿で書いたような面倒なこともせずに、もっと簡単にできるかもしれない。





「iPod & iTunes Hacks― デジタルミュージックを自由に楽しむテクニック」

http://www.oreilly.co.jp/books/4873112273/





「iTunes COM for Windows SDK」が置いてあるところ

http://developer.apple.com/sdk/


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2006年03月09日

iTunesに現在のCDのプレイリストを作るスクリプト

スクリプトの書き方が分かったので作ってみました。

前々回の投稿の後半部分、CDをインポートしたあとスマートプレイリストを使って実現していた操作の自動化です。



iPodの通常の使用ではこのようにプレイリストを作らなくてもライブラリをそのまま転送してしまえば、iPod上のアーティストメニューやアルバムメニューから探していけて困らないわけです。でも手探りで使うとなるとプレイリストの作成は必須のように思えます。まだiPodを手に入れて一週間の人間なので、他にもっといい方があるのかもしれませんが、とにかく作ってみました。



注意書き

・これはCDの内容をインポートした直後に実行するためのスクリプトです。

・CDはドライブに挿入されたままの状態で実行します。

・iTunesが起動していなくても動くはずですが、わざわざ終了させておく必要はありません。

・CDのアルバム名でプレイリストを作成します。

・CDが見つからないときは、何もせずに終了します。

・複数ドライブがあり複数の音楽CDが見つかった場合も何もしません。

・iTunesのライブラリ上にすでに同じアルバム名で登録されている曲がある場合はCDの内容とは違うリストになるかもしれません。

・このスクリプトは自己責任で使ってくださいね。






var iTunesApp = WScript.CreateObject("iTunes.Application");

var sources = iTunesApp.Sources;
var numSources = sources.Count;
var countCD = 0;
var albumName;

for ( var i = 1; i <= numSources; i++ )

{
var source = sources.Item(i);
if ( source.kind == 3 )
{
countCD ++;
if( countCD > 1)
break;
albumName = source.Name;
}
}

if( countCD == 0 )
{
WScript.Echo("AudioCDが見つかりません。");
}
else if( countCD == 1 )
{
WScript.Echo("AudioCD「" + albumName + "」が見つかりました。" );

var mainLibrary = iTunesApp.LibraryPlaylist;
var tracks = mainLibrary.Tracks;
var numTracks = tracks.Count;
var albumArray = new Array();

for (var i = 1; i <= numTracks; i++)

{
var currTrack = tracks.Item(i);
if ( currTrack.Album == albumName )
albumArray.push(currTrack);
}

// WScript.Echo("このアルバムのインポートされている曲数は " + albumArray.length + " です。" );

if ( albumArray.length > 0 )
{
var albumPlaylist = iTunesApp.CreatePlaylist(albumName);

for (var trackIndex in albumArray)
{
var currTrack = albumArray[trackIndex];
albumPlaylist.AddTrack(currTrack);
}
WScript.Echo("プレイリスト「" + albumName + "」を作成しました。" );
}
else
{
WScript.Echo("このAudioCDの内容はまだライブラリにインポートされていません。");
}
}
else
{
WScript.Echo("コンピュータ上にAudioCDが2つ以上見つかりました。処理を中止します。");
}



posted by takayan at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPad・iPod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月11日

DelphiでiTunesをコントロール

Delphiを使ってiTunesを動かせないか作ってみたら、あっさり動きました。



uses ComObj;



var iTunesApp : Variant;



iTunesApp :=CreateOleObject('iTunes.Application');



上の三行を適切な場所に配置して、Variant型の変数を使っていろいろ書いていけばいいわけです。早速プレイリストを選んで、さらにその中のトラックを選んで、それをiTunesで再生させるというプログラムができました。



素直に普通のコンポーネントを使えばスクリーンリーダーでも読んでくれるので、iTunesでリストを読んでくれない問題に対して、これで万事解決しそうです。慣れ親しんだObjectPascalの文法で書けるので、楽に作れます。



それにしてもDelphiなどIDE部門はボーランド社からの売却が決まってしまったんですね。

・IDE事業売却は2006年6月目標、ボーランド

http://www.atmarkit.co.jp/news/200603/04/borland.html


2006年03月12日

マウスを使わずiPodにプレイリストを転送する

マウスを使わないで設定する方法をまとめておきます。

例の通りiPodではなく、iPod nanoでの報告です。



・まず、標準の動作を描写しておきます。

コンピュータにiPod (nano)を接続します。問題がなければ、iTunesが起動します。そして自動的に更新が始まります。

標準設定の場合は、自動的にiTunesのライブラリにあるファイルをすべての転送しようとします。容量が足りないときはその旨のメッセージがコンピュータの画面に表示され、容量に合うように選んだ内容が転送されます。その内容はiTunesのソースエリアに「iPod (nono)セレクション」という名前のプレイリストとして登録されます。

液晶画面を見ながら操作できる人はこれでいいですね。iPod側でクリックホイールを使って、プレイリスト、アーティスト、アルバム、ジャンル、作曲者などという階層化メニューを選んで曲を探していけます。



手探りだけで操作するときは以前の投稿で紹介したようにiPodのメニューでプレイリストだけが表示されるようにiPodの設定を変えておくと便利でしょう。「アルバム」項目だけという方法もありかもしれませんが、それはアルバム数が少ないときに限られます。



では、iTunesでプレイリストを選んで転送する方法です。iTunesを起動します。そしてiPodをつなぎます。iPodをパソコンにつなぐだけでも、すぐにiTunesが起動してくれるのですが、待つのが多少時間がかかるので、iTunesを先がいいかもしれません。



さてiTunesの設定画面を開きます。ALTキーを押し、メニューに切り替えて、右矢印キーを一つ打つと編集メニューがあります。下矢印キーを一つ押して、上矢印キーを一つ打つと「設定」項目に来ます。そしてエンターを押せば設定ウィンドウが開きます。この操作のショートカットキーは、CTRLキーを押さえながらコンマキーです。これだけでも設定ウィンドウが開きます。



そのあと次の操作をします。

・タブキーを一つ押してタブコントロールにきます。

・目的のタブは「iPod」です。起動してすぐならば右矢印を1回押すだけでいいはずです。そうでないときは左右の矢印キーでさがします。

・iPodシートが開いたら、タブキーを1回押します。

・するとまたタブコントロールがあります。起動してすぐならば「ミュージック」タブが開いているはずです。そうでないときは「ミュージック」タブになるまで左矢印キーを動かします。

・そしてタブキーを押します。

・ここにはiPodの更新の選択のラジオボタンが並んでいます。標準の状態のままならば、「すべての曲とプレイリストを自動的に更新」になっているはずです。これを下矢印キーを一回押して「選択したプレイリストのみを自動的に更新」に切り替えます。この切り替えのショートカットキーはミュージックタブを開いた状態で、ALTキーを押しながらSキーです。ラジオボタンの三番目「曲とプレイリストを手動で管理」は今回は選択してはいけません。もし選んでしまうと、注意事項が表示されてしまいますので、OKボタンを押して閉じます。

・「選択したプレイリストのみを自動的に更新」を選択したら、タブキーを一つ押してプレイリストのツリービューに移動します。ツリービューの名前を間違って読んでいますが、気にしません。

・上下矢印キーでプレイリストを選びます。プレイリスト毎にチェックボックスが付いているので転送したいプレイリストのところで、スペースキーを押します。プレイリストは複数にチェックをつけることができますが、あまり多すぎても大変なので自分が把握できる数のプレイリストを選びます。チェックを外すときもスペースキーを押します。

・転送したいものを選び終わったら、エンターキーを押します。これで設定完了です。



次回からiPodをつないだとき、ここで選んだプレイリストが、iPodの中に転送されます。次の注意をよく読んで、設定後すぐにiPodの接続を抜き差しします。



※iPodをコンピュータから外すときの注意です。iPodの内容を更新しているときは、液晶画面に「接続を解除しないでください。」という注意が表示されています。液晶画面に頼らないでどうやって更新状態が終わったかどうか知ればいいでしょう。答えは、イヤホンをつけたままパソコンにつなぐです。更新の完了時、プチッという音が聞こえます。これを合図にはずせるようになります。しかしこの音では心許ないので、次の動作をします。iPodのメニューボタンを押します。クリックホイールの上の弧の部分です。するとクリック音が聞こえるはずです。よく聞こえないときはその後に、クリックホイールをなでてください。更新中はクリックホイールとセンターボタンが使えなくなっているので、メニューのクリック音が聞こえるかどうかで更新が終わったかの確認ができるのです。





今Delphiで作っているプログラムではもう少し楽にプレイリストを更新できるようにしています。


posted by takayan at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPad・iPod | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

Juice2.2 問題点

Juiceはポッドキャスティングのレシーバです。しかしちょっと問題があります。



現在Juiceには、ポッドキャスティング対象がUTF8文字列になると、ダウンロード済みになっても表示が「100%」から「ダウンロード済み」に切り替わらないという問題があります。いったん終了して再びJuiceを起動すると、いままでのことがなかったことになり、また最初からとなりますが、これも100%になってもダウンロード済みには切り替わりません。

このファイルがダウンロードしてあるところをエクスプローラで確かめてみるとちゃんと存在し、再生することもできます。

この問題は本家のサポートフォーラムでも指摘されていますが、現バージョンでは解決できていません。

ここが解決しないと日本語で扱われているポッドキャスティングが思うように使えませんので、どうしようもありません。



どうにかならないかと、JuiceのソースコードをCVSからダウンロードしてビルドしてみました。すると、なんのコードの改造無しにうまく「ダウンロード済み」に切り替わってくれました。



他にも、タブコントロールを左右の矢印キーで切り替えようとすると、自動的に入力領域に移動してしまいます。こういう仕様なのかもしれませんが、キーボードで使うと不便でしょう。この問題も開発中のものをビルドするとうまくいきました。



そういうわけで、次期バージョンがでるまでしばらくお待ちください。おそらく良くなっているでしょう。


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2006年03月31日

FireVox 日本語版更新

FireVoxの日本語版を、FireVoxで公開していますが、これを現行のFirefox1.5.0.1に対応させました。開発室のコメント欄での指摘に気づかなくてすみませんでした。



自分のが動かなくなったので修正はしていたのですが、UPもそのときしたものとばかり思いこんでいました。さっき修正版をUPしました。今回はバージョン指定を1.5+と書いたので、Firefoxがバージョンアップしてもしばらく使えるはずです。



それとXPConnectのやり方もわかったので、SAPI4が使えるようにしたいと考えています。声は出たので、あとはJavaSciptの部分の修正だけなのですが、問題は時間がないということです。





いろんなものに手を出しています。現在OpenOfficeのアクセシビリティについても調べています。JAVAのテクノロジーを利用しているようなので、JAWSを使わないといけないみたいですが、これもDLLへのアクセスの仕方がわかればSAPI4でもSAPI5でもできるんじゃないかな。


posted by takayan at 01:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 各種ブラウザの設定・操作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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