2006年09月10日

純情きらり 第23週

第23週「思いがけない帰還」

各曜日の<あらすじ>

第133話 月曜日

戦争は終わった。
白一色の不思議な映像。お母さん(竹下景子)と桜子が楽しそうに連弾している。その後二人はどこかに行ってしまう。これは、ももこの見た夢だった。

1946年2月。有森家では桜子と杏子(ももこ)の家族が暮らしていた。桜子は代用教員となり、教室でジャズを演奏している。子どもたちは一人をのぞいて楽しそう。学童疎開の良太君が、敵の音楽は嫌いだ。大人になったらアメリカ兵と闘う、と言う。今でも憎いと思うのは間違っているのかと桜子に聞くが、桜子は自分の宿題にさせてくれという。

家に帰るとマロニエ荘の八重とヤスジがいた。ヤスジは戦争協力の過去のため仕事がなかった。桜子にお金を無心して断られると罵って出て行ってしまう。八重の子どもの父親は、戦死の公報がきたという。達彦の戦死の公報は来ていない。桜子の弟勇ちゃんは帰って東京で研究している。
二人が岡崎を離れるとき、杏子がヤスジの過去を責める資格は誰にもないと言い、お金を渡す。旦那の鈴村も励ましの声をかける。

桜子は教室で宿題にしていた問題を話す。戦争に勝つために我慢しなさいと言ってきた大人の一人として謝るという。人を憎んだり恨んだりしても何も始まらない。物事の良い面をみると心が明るくなるという曲「陽のあたる街角で」を弾いて子どもたちに教える。良太君を見てみると、その音楽に笑顔を見せてくれた。

教室の廊下の窓から誰かが覗いている。秋山さんだ。東京のダンスホールでサックスを吹いていた、戦時中桜子にラジオの仕事を世話してくれた、桜子の才能をよく知る人。桜子をバンドのメンバーに誘いに来た。


第134話 火曜日

マルセイユでのジャズバンド加入の誘いの続き。返事は後日答えることに。

有森家に笛子が帰ってきた。先週とは雰囲気が違ってる。サザエさんパーマ、赤い洋服。冬吾の画が売れ景気が良くなった。田舎に避難させた画をとりに戻ってきたのだ。性格もなんか別人で、桜子のジャズの話もあっさりと応援する。

夕方の教室。一人片付けをしている桜子に良太君が声をかける。東京のおじのところに行くことになった。疎開でもいろいろつらいことはあったけど、あの曲のように物事のいいところを見て生きていく。ジャズを教えてくれてありがとう、と言う。最後にあの曲リクエストする。

夜、喫茶マルセイユ。桜子は秋山にメンバ入りを断りに来た。進駐軍よりも子どもたちを音楽で元気にさせたい。秋山は一度だけ名古屋での演奏会には参加してくれと誘う。そこにバンド仲間が到着するが、桜子を見てジャズは出来ないだろうとバカにする。しかし桜子が演奏が始まると何も言えない。マスター・ヒロも、批判していた二人の顔を自慢げにのぞき込む。マルセイユの外、軍服の男が近づいてくる。何も知らずに、中では桜子のピアノと秋山のサックスによる楽しいセッションが続く。

他の曜日はそれぞれの投稿に書いてます。

水曜日-純情きらり(135)
木曜日-純情きらり(136)
金曜日-純情きらり(137)
土曜日-純情きらり(138)

さて。
今週は途中からだけど、実験的に各話のあらすじを書いてみた。改めて眺めると、あらすじにしては文章が長くなりすぎた。


感想。

月曜日の出だしから、杏子姉ちゃんの特殊能力の発現。RPG風に書くと、治癒能力を持った癒し系キャラ、モモコが、結婚しレベルアップして、予知能力を身につけた!って感じだ。それも三つも夢を提示する。この夢の話は聞かなかったことにしよう。たいていの視聴者も水曜日の達彦さんの帰還という大イベントできれいに記憶から飛んでいるはずだ。

この夢は最終週か最後の二週の急展開に対して視聴者が驚かないよう布石を打ったってところだろう。でもその予言当たらなかったじゃないかと思わせて、実はそういう解釈だったのかという展開もありうる。最後まで楽しみに待つことにしよう。

戦争が終わり、いっぺんで雰囲気が変わった。先週までの思い悩む展開がうそのようだ。それを体現するのが、笛子姉ちゃん。やっぱりこの人うまいな。

達彦は帰ってきた。けれど心を閉ざしてしまっている。もう少しぎりぎりになって帰ってくるのかと思ったけれど、あっさり終戦を迎えた週に戻ってきた。この週と明日からの週が達彦の帰還と復活。そして残りの二週で、二人が結婚し、達彦に支えられる桜子の物語というふうに進むのかな。

木村多江の出番は土曜日で終わりだったかな。少ない出番だったけれど、刃物のように心に突き刺さり、身動きがとれなくなる重たい言葉だった。適役だと思った。

次週予告を見る限り、達彦の心を取り戻すことがメインの週になりそうだ。冬吾と笛子夫婦も引っ掻き回してくれるみたいだ。次週予告はたいてい土曜日の映像まで入れてくるけど、どれがそれだったんだろう。それから今回の次週予告は、マスター・ヒロだったが、残りの次週予告はあと二回。普通に考えると、達彦そして桜子かな。




posted by takayan at 17:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 純情きらり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アンフェアの最終回の疑問

アンフェアはスペシャルが10月3日にある。楽しみだ。
アンフェアtheSpecial『コード・ブレーキング−暗号解読』(公式)
本編のDVDも出ていることだし、最初から見直してみたい。


今年の初めはアンフェアを楽しみに見ていた。最近文書の整理をしていたら、アンフェアの最終回を見た後の疑問を書いていた文書を見つけた。見た後すぐに書いたものだ。だから今年3月末頃。安藤が黒幕だという結論で終わったが、なにかそれ以外にも謎が残ったままでしっくりこなかったことを書いていた。論点もあまり整理されておらず、結論もなくだらだらと書いている。自分で読んでいたら、これもここに載せたくなった。記憶も薄れているので、これを整理するのは自分でも難しい。

このドラマ見ていないと分からないし、登場人物の名前を忘れていたら訳が分からないと思う。いや全てを覚えていてもきっと理解できないこと書いているな。


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見終わったあと、なんかもやもやして、ずっと考えていた。雪平は最後の場面、何に気づいたんだろう。なんか妄想めいたことをいろいろ考えた。それを書き出してみる。他の考えが入らないように最終回見たあとは公式サイト以外の情報は見なかった。

前回の最後の場面、雪平の元旦那佐藤が撃たれるのは真犯人を呼び寄せるための芝居だった。この場面の前に接触してたのか、なんてアンフェアな展開だ。それじゃ予測付くわけがないじゃないか。でも、あの涙は?相手は防弾チョッキを着ていても銃を撃つこと自体に痛みを感じているからと考えていいのか。

エンディングのバック映像で今までの犯人不明だった×マーク連続殺人の犯行現場が映されていく。安藤の犯行として。最後の最後、雪平のいつもの行動。死亡現場に体を置いてその人物が最後に見た風景を見ようとする。そして「世の中にはフェアなことなんて何もない、目には目を、復讐には復讐を、アンフェアにはアンフェア...」というタイトルの言葉とともに、何かに気づいたような見開いた目をして、その顔に描かれる赤い×とともに終わる。この×は雪平が何かの罰を受けたってことでいいのかな。

安藤は死んだが2つのものを残した。雪平へはコインロッカーの鍵を、そして雪平の娘の美央ちゃんへは手紙を。美央ちゃんは雪平の事件がきっかけでしゃべれなくなっている。安藤はこの子の境遇を自分に重ねているのだろう。子どもの心のケアの本を読んだりしている。そして、彼女がしゃべり出すきっかけを作るのも安藤である。安藤からの最後のメッセージを見た美央ちゃんは母親への気持ちを口にする。もう一つの遺品。そのコインロッカーにはDVDが隠されていた。安藤とその親友ユタカは、コインロッカーに捨てられた子どもという同じ境遇を持つ。だからコインロッカーに入れられたメッセージというのは、このドラマの中でもっとも嘘偽りのないものと考えていいのだろう。このメッセージの中には、自分が死を予期して行動していること。それも計画的な行動をしていることが明かされる。自分が雪平への復讐心を持ち、今まで生きてきたこと。そしてその自分が雪平へ愛情を持ってしまったことを伝えている。

あの雪平の親父の同僚安本はなんなんだろう。やけに最終回は妙な行動が目立った。単に視聴者を惑わすだけの役回りだったのだろうか。最初、雪平の親父さんの死んだ場所に花を手向ける場面がある。翌日そこで雪平が元旦那を撃つあの場所だ。明日、雪平の親父の命日になる。ただそれだけを伝えるだけなのかもしれない。雪平が死なないように祈ってくれと雪平の死んだ親父に語っている。佐藤が追われているということも報告する。また別の場面、安藤が死んだあと彼の部屋に入り雪平たちと調べるのだが、このとき自分と安藤が二人で写った写真をその場から持ち帰る。それは思い出として持ち帰ったようにも思えるが、こういう写真は焼き増しして両者が持っていてもおかしくないから、持ち去るまでしなくていいかもしれない。それは自分と安藤との関係を隠すためのもののようにも見える。そして三番目の場面。退所するとき安藤から送られたというパソコンを持ち帰る。安藤が持っていた何らかの情報が受け取っている可能性は否定できないだろう。

最終回には二つの過去の事件現場が出てくる。
雪平の父親が死んだ廃屋と、5年前パチンコ店店員ユタカが雪平に射殺された場所。

佐藤が廃屋で死ぬことは安藤は予測できたのだろうか。まるで佐藤はそれを安藤が望んでいるかのように話すのだが。単に身柄を拘束するだけですむかもしれない。撃てと言ったのは佐藤本人なのだから、安藤はそこまで計画できない。可能性を想定することはできるが。佐藤はメールが自分に転送されることを確信を持っていたが、そううまく行くことを予測できるのだろうか。また真犯人の方も佐藤が転送されたメールにしたがって、のこのこ現れる可能性を期待することはできるだろうか。撃たれた後最初に現れるのが真犯人だと決めつけたのも佐藤である。安本が命日の前日に参ったからいいものを命日当日だったらどうなっただろう。また上層部の命令で雪平の行動を尾行していた人物がいたらどうしたのだろう。指名手配中の元旦那とこっそり会う可能性は十分にあるのだから。そのような可能性の排除はおこなっていないのは安易すぎる。安藤が銃声の後、近づいてくる様子はあわてた様子もなくそれは怪しいのだが、別の理由だって考えられる。犯人もこの場に来ているという可能性を言うことはできても、断言はできない。何かしっくりこない。

安藤は何を期待してあそこに行ったのだろうか。雪平が佐藤を撃ち殺すかもしれないとどれくらい確信を持っていたのだろうか。佐藤が現れることもどれだけ予測していたのだろうか。可能性はとても低いかもしれないが、何が起きるのかをこっそり見守ろうとはしたかもしれない。それほど期待もしていなかった状態で銃声が聞こえたら、自分の危険も顧みずに雪平のそばに向かってしまうかもしれない。美央ちゃんを車で連れてきているということを考えると、そこで誰かを殺すということも、自分が雪平に殺されるということも想定していないだろう。犯人であっても安藤が、あの美央ちゃんを連れてここに来るという行動を理解するのは難しい。安藤が美央ちゃんを傷つけたり悲しませる行動をとれるとは思えない。彼のその側面を否定することは物語上あり得ないはずだ。彼女の父親が殺される可能性のある場所のすぐ近くに連れてこれるだろうか。言葉通り、安本に教えられて雪平の父親の殺害現場に参っただけなのかもしれない。でもそれだと現場を監視していたように見える影の存在がうまく説明できない。もしかするとこの影は安本で、佐藤と手を組んでいて安藤を黒幕にしたてようとしたのだろうか。でも雪平から警視庁に通報があったときにはその場に安本がいるので、ちょっとむずかしいか。間に合ったとしても部屋に戻ってきたばかりという描写を入れるだろうし。あの監視しているようにみえる視点は安藤で間違いないのだろう。何が起きるかを止めもせず眺めている安藤か。

佐藤の誘導がなければこの場面は成立しないようにも思う。とすると、佐藤も一枚噛んでいるのか。でも、安藤とは打ち合わせをしていなさそうである。

安藤からのビデオメッセージで彼の計画が語られるが、具体的な内容は伝えられていない。安藤の計画とはなんなのだろう。パチンコ屋の店長へ憎しみを口にしているので、こちらを目的としていることは伺える。またビデオの中で別な死に方をするかもしれないとわざわざ言っていることは、現実に起きたことは計画とは少し違ったと暗に示すものかもしれない。未央ちゃんを連れてきておいて第二の現場に向かうことも計画していたのかは疑問も残るので、計画開始が突発的に繰り上がったということかもしれない。

サイトの管理人は安藤でいいのだろうか。その名義が佐藤に置き換えられた方法についての答えは出たのだろうか。3年前に佐藤の名前で登録されているとの報告の真偽はどうなるのだろう。3年前であっても安藤は、雪平のことを調べれば、旦那の名前も探し、その名前で契約できたかもしれない。その方法だと他の人物が名前をかたったという可能性だってある。契約者が佐藤であると書かれた報告書を持ってきたのは安藤である。彼ならねつ造することも可能であろう。安藤がその場でねつ造したのならば、安藤が管理人であるが、ねつ造していなければ、安藤は参加者ではあったが管理人であるとはいいきれなくなる。

最後のほうで雪平と検視官三上とが安藤に献杯を捧げる場面がある。このときたっぷりと積まれた野菜があり、安藤がベジタリアンだったとうことを思い出させてくれる。

いままでの思考をつなげてみると、佐藤の疑惑を解消することができない。より佐藤の方が怪しくなってくる。もし佐藤が犯人ならば、そのことに安藤が確信をもっているのならば、その事実が美央ちゃんに与える影響を考えずにはいられないだろう。そのとき安藤はどんな行動をとるだろうか。美央ちゃんをあんなに心から心配している安藤がとる行動は、一つだけだろう。自分こそが殺人鬼の正体であると偽り、その罪を一身にかぶって死ぬことだろう。廃屋での佐藤が死ななかったことを知ったときの開き直りは、安藤のその決断によってなされたのではないか。あの場で佐藤が雪平に射殺されたと思ったのは、雪平が真実を知り、そしてその手で佐藤を殺してしまったのだという確信があったからだろう。あのときのもったいぶった現れ方は、直視しがたいその事実が美央ちゃんに与える地獄を思ってのものだとも考えられる。そして自分の正体が殺人犯だと告白した後に彼は佐藤を殺そうとする。なぜ恨みの本来の対象である雪平ではなく、佐藤をまず殺そうとしたのか。ここで佐藤の言葉である雪平の大切な者を殺そうとしているという見方でこの状況を考えていいのだろうか。そうなのかもしれない。しかし安藤は佐藤が犯人であるとうことを確信しているからこそ、自分が犯人であるという設定を利用すれば佐藤を善良な人間として殺すことができると、そう判断したのだろうか。しかし未央ちゃんが悲しむことは彼にはできないからそうではないだろう。安藤のこの行動は自分を雪平が射殺してしまうように仕向けての行動だろう。しかしその願いは届かない。そのあと雪平へと銃口を向ける。過去の想いを語っていくうちに雪平への殺意を押さえることができなくなり、そして雪平へとむけてしまうのだろうか。そうでもあるし、雪平に自分を撃たせるための最終的な行動でもある。しかし彼は雪平に引き金を引かせるだけの殺意を向けることができなかった。あの場面、美央ちゃんが現れなければ、どうなっていたのだろうか。あの第二の現場に行くつもりは彼には最初からあったのだろうか。ビデオメッセージの中では自分の行動は計画的な行動だということが伺えるのだけど、それは第二の現場も含めてなのだろうか。あらゆる想定はしていたのだろうが、美央ちゃんはどうするつもりだったのだろう。未央ちゃんを連れてきたという時点で、第二の現場は計画内のものには思えない。衝動的なものではないだろうか。自分がもっとも殺意を抱くことができる相手を殺そうとすれば、そうすれば自分を雪平が射殺してくれるはずである。

佐藤が犯人であったのならばと考えてみる。彼は不正に対して異常なまでに憎しみを持つ人間である。ジャーナリストという職業もこの場合はその記号として使われている。もしかすると、彼は以前にもこのような犯罪をしているのかもしれない。雪平の父親が殺されたのはいつなのだろうか。死んだ雪平の父に同僚の安本が佐藤の名前を出して話をするというのは、生前に佐藤のことを知っていたということと解釈していいだろう。結婚の後に死んだということでいいのだろうか。それならば、その死は佐藤と関わりがあると考えられなくもない。佐藤の正体を知った父が返り討ちにあったのかもしれないし、雪平の父の不正を知った佐藤によって殺されたのかもしれない。この真相はうすうす安本は知っているのだろう。そして安藤にもその可能性を告げているのかもしれない。その関係を雪平に知られないために安藤の部屋から自分と一緒の写真を取り去ったのかもしれない。安本が雪平の命を心配する理由は何か別にありそうな感じである。

もうひとつ引っかかるのが、あの家政婦牧村の射殺である。あれは警察関係者以外に犯人を考えられないだろう。安藤の告白の通りあれは安藤が行ったのだろうか。あれはそうかもしれない。雪平と未央を苦しめた人間に対する報復としては、その動機は成り立つだろう。安本も可能性はあるだろう。同じように雪平たちを苦しめた相手への報復かもしれない。何らかの理由で口封じをする必要があったのかもしれない。


posted by takayan at 11:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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