二代目弥七登場の回だからか、番組中風車、大サービス!
「弥七がなかまにくわわった」的イベントを期待していたのに、ご老公の前に飛んできた風車を見て、老公がもう当然のこととして「弥七」というセリフには、驚いた。新たなメンバーとしてではなくて、以前からご老公と関わりのある存在として扱っている。初代の存在に敬意を示し、初代のそれまでの活躍を否定しないで、そのまま引き継ぐというわけだろうか。
弥七との絡みはご老公と、ゲストの前田愛に対してのみ。他の御一行のメンバーの目にも入ったはずなのに挨拶も何も無し。
これでいいのか。どうなっていくのか。助格もお娟も、これからもそんな態度を取っていくのか。
ゲストの前田愛がやさぐれ女役。土場で博打を打ったり、一人酒で飲んだくれたり。今までのイメージとは全然違う感じだけど、そんなに悪くなかった。泥水は飲んでも体はきれいな、あばずれを好演。十分に弥七登場の大切な回を盛り上げてくれた。
ストーリーとしては、瞼の母の女版のような、やっと出会えた生みの母に嫁入り前の娘がいて、親子であることを無下に否定されてしまう。その仕打ちにひねて、悪党にそそのかされて仕返しをしようと母が仕切る廻船問屋にしのびこむと。。。てな話。弥七は今回の主役ではなくあくまでも影から支える役に徹している。
内藤剛志が演じる風車の弥七にはどうしても違和感を感じずにはいられないけど、初回はまずまずという感じ。今後慣れていけるかもしれない。
●番組情報
第37部 水戸黄門 第11話『母と娘つないだ風車』(青森)
TBS系列 2007年6月18日20時〜