2008年02月27日

北京パラリンピックへの道

九州朝日放送(KBC)の深夜の情報番組「ドォーモ」で不定期放送されている「見えない生活」の最新の放送。

このシリーズは2005年3月から放送されている重度の視覚障害者のりえちゃんの日常を取材したコーナー。最近は2007年6月頃に集中的に放送された(このブログに書き始めたのはその頃)。その後は、ゴールボールという競技で北京パラリンピックを目指している彼女が、パラリンピックへの関門を通過するたびにその報告の形で登場している。

昨夜放送されたものは、コンバット満が、りえちゃんの働いている仕事場にゴールボール北京パラリンピック代表の選考結果を聞きに行くという内容だった。ちょっとじらしたりしながら、りえちゃんの口から代表選手に選ばれたという発表があった。ただしテロップで正式発表は5月で現時点では内定状態という補足説明があった。それにしても、選ばれたのはとてもいいけれど月二回東京での練習に自費で通うのは大変だろうな。

それから、2005年3月から始まった放送を振り返る話があって、その頃の映像も出てきた。僕は研修を受けているところからこのシリーズを見始めた。間隔も空いてる。料理を作るところや、卒業式の場面は今回が初見になる。彼女の人生が大きく変わる三年間だったんだな。ファッションの話では、怪我をしたらいけないので以前のようには踵の高い靴の頻度は減ったそうだ。でも自分のモチベーションを上げるために、ときどきまだ履いてるらしい。そういうポリシーはりえちゃんらしいなと思う。でも白杖持たない件といいとても心配してしまう。

そしてりえちゃんの視聴者へのメッセージ。応援ありがとうございますという感謝の言葉のあと、いい色のメダルを目指しますという宣言もあった。そのあと、ドォーモからの大きな花束のプレゼント。とってもりえちゃんは喜んでいるのだけど、それが花なのかは直接触れて確認していた。花の色が赤いこともコンちゃんに言われるまで気づいてなかった。でも、今までもらったこともない大きな花束にうれしくてならない様子のりえちゃんだった。

りえちゃんは目もぱっちり開いてほとんど晴眼者と変わりのない行動を取っているので、僕も十分頭では分かっていることなのに彼女が弱視であることをどこか忘れてしまっている。花を受け取るこの場面、りえちゃんの状況を思い知らされて僕はなぜだか驚いてしまった。

結局、1時間のドォーモの前半部分だけだったけど、りえちゃん本人の代表に選ばれた喜びの表情が見られてよかった。

以上、簡単な番組の感想。
ここに書けるようにメモを取りながら見たんだけれど、まとめる時間がなかったので、一日遅れになってしまった。


もっと詳しい内容は、ヤマイダレM.Bブログさんの浦田りえさん「見えない生活」北京パラリンピック出場は…!?に書かれてます。僕のブログよりも前から、りえちゃんのことを書いているところ。

見ていない人は、KBCムービーにおいてある「浦田理恵さん、北京パラリンピックに内定!」動画をどうぞ見てください。これはKBCの夕方のニュースで放送されたもののようです。


posted by takayan at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 見えない生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする