これについては二年前に「ドレスデン大空襲」の視聴記録に書いた。とてもよくできたドキュメンタリーだった。ドレスデン大空襲のことはあまり伝えられることはない話だったので、正直、僕はこのドキュメンタリーで初めて知った。
是非ハイビジョンに合わせられる人は見てみてください。
「ハイビジョン特集 ドレスデン大空襲」 8/10
BShiでアンコール放送 ‘06年にBS世界のドキュメンタリーと、ハイビジョン特集で放送した「ドレスデン大空襲」。 ご好評につきまして、8月10日(日)午後4時から衛星ハイビジョンにて、再放送します。
【掲載日:2008年8月03日】
NHK番組表にある番組の解説
市民の命を奪う〜空爆の悲劇〜 ハイビジョン特集「ドレスデン大空襲」 - NHK 番組表
チャンネル:BShi
放送日 :2008年 8月10日(日)
放送時間 :午後4:00〜午後5:30(90分)
(8/5追記 放映データ)
二年前これを見た後、僕はカート・ヴォネガットの書いた『スローターハウス5』を読んだ。このブログには感想は書いていないけれど。このSF小説は、実際にこの爆撃の下にいたカート・ヴォネガット自身の体験を元に書かれている。これほど貴重な体験なのにただの体験記で済まないところがこの人らしい。この人の作品を読んだことがない人は、ひねくれたこの作者の語り口にめんくらうことだろう。飛びまくる場面や、多次元人のトラルファマドール星人の登場に、きっと訳が分からなくことだろう。でも、しだいにその混乱そのものもこの物語が描こうとしている重要なことだと分かってくる。