2008年10月25日

七瀬ふたたび 第3回「悪魔のまなざし」

第2回「危険な力」の内容は簡単にまとめるとこんな感じ。前回の崖崩れを前もって知っていたことで刑事(亀治郎)に怪しまれる。警察が職場にやってきたことで、七瀬はヘルパーの仕事を辞めざるをえなくなる。父の研究メモが見つかりそれを藤子(水野美紀)に渡す。七瀬、そしてアキラは、七瀬の友達瑠璃(柳原可奈子)の部屋に転がり込む。他人の心の声で苦しまなくて済むように、アキラが心の窓の閉め方を教えてくれる。通り魔事件が七瀬の活躍により解決し、刑事から取り調べを受けていた恒介(塩谷瞬)の疑いが晴れる。未知能力者三人は仲間になる。七瀬は恒介と一緒のマジックバーで働くようになる。透視能力のある謎の人物が店に現れる。こんな内容。

第3回「悪魔のまなざし」はというと、悪の透視能力者、西尾(今井朋彦)の話。演じているこの人は「新選組!」の慶喜役の人。消臭CMの殿様と言えばわかるかも。西尾は昔超能力少年としてメディアでチヤホヤされていたときに、期待にこたえようとズルをしたら、それがばれて世間から激しいバッシングを受け、そのせいで世の中すべての人に悪意を向けるようになったという過去を持つ。性格がゆがんでしまって、幸せそうにしているというそれだけで、マジックバーの店長夫婦がターゲットにされる。西尾は透視能力を使って、狡猾に人に取り入っていく。西尾の考えていることが分かる七瀬は、どうにかしてそれを阻止しようと奔走する。西尾にキスを奪われそうになる。その場面を予知してしまった恒介も走る。いろいろあって、結局、店長夫婦はだまされず、店を手放すこともなく解決するが、自分の仲間になることを拒んだ七瀬を苦しめるため、西尾は七瀬の親友瑠璃にとりいってしまう。そして次回へと続く。西尾との対決へ。

原作ではタイムトラベラーだったのに、漁藤子が能力者ではなく七瀬の父親の研究を知っている大学の研究員というのも今回の作品で違うところ。 でも、第一話、研究室での同僚との会話の中で、時間がいつの間にか経っていることがあるという話をしている。これは時間跳躍能力を藤子が獲得するという布石かもしれない。原作を知ってる視聴者をニヤリとさせるためだけの台詞かもしれないけれど。今回、タイムリープをするとすれば、やっぱり七瀬の父が失踪した時期だろうな。


関連リンク:
NHK「七瀬ふたたび」公式ページ。あらすじが写真入りで紹介されている。原作者筒井康隆からのメッセージもある。
七瀬ふたたび | NHKドラマ8

去年放送されたミステリチャンネルの「七瀬ふたたび」番組ページ。各話の概要が書いてある。
http://www.mystery.co.jp/program/NanaseFutatabi.html


posted by takayan at 01:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 七瀬ふたたび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする