第3回「悪魔のまなざし」はというと、悪の透視能力者、西尾(今井朋彦)の話。演じているこの人は「新選組!」の慶喜役の人。消臭CMの殿様と言えばわかるかも。西尾は昔超能力少年としてメディアでチヤホヤされていたときに、期待にこたえようとズルをしたら、それがばれて世間から激しいバッシングを受け、そのせいで世の中すべての人に悪意を向けるようになったという過去を持つ。性格がゆがんでしまって、幸せそうにしているというそれだけで、マジックバーの店長夫婦がターゲットにされる。西尾は透視能力を使って、狡猾に人に取り入っていく。西尾の考えていることが分かる七瀬は、どうにかしてそれを阻止しようと奔走する。西尾にキスを奪われそうになる。その場面を予知してしまった恒介も走る。いろいろあって、結局、店長夫婦はだまされず、店を手放すこともなく解決するが、自分の仲間になることを拒んだ七瀬を苦しめるため、西尾は七瀬の親友瑠璃にとりいってしまう。そして次回へと続く。西尾との対決へ。
原作ではタイムトラベラーだったのに、漁藤子が能力者ではなく七瀬の父親の研究を知っている大学の研究員というのも今回の作品で違うところ。 でも、第一話、研究室での同僚との会話の中で、時間がいつの間にか経っていることがあるという話をしている。これは時間跳躍能力を藤子が獲得するという布石かもしれない。原作を知ってる視聴者をニヤリとさせるためだけの台詞かもしれないけれど。今回、タイムリープをするとすれば、やっぱり七瀬の父が失踪した時期だろうな。
関連リンク:
NHK「七瀬ふたたび」公式ページ。あらすじが写真入りで紹介されている。原作者筒井康隆からのメッセージもある。
七瀬ふたたび | NHKドラマ8
去年放送されたミステリチャンネルの「七瀬ふたたび」番組ページ。各話の概要が書いてある。
http://www.mystery.co.jp/program/NanaseFutatabi.html