2009年01月07日

ミステリチャンネルでテレビ版「デューン 砂の惑星」

今月はミステリチャンネルでテレビ版の「DUNE」があるというので、見てみた。

ミステリチャンネルの案内ページ
《ミステリシアター》 SF特集 「 デューン 砂の惑星 シリーズ 」

デューン 砂の惑星 シリーズ / DUNE

全世界で1200万冊の大ベストセラー、フランク・ハーバート原作のSF小説を完全映像化!

TVプログラムの最高峰 2000年エミー賞を2部門受賞した、壮大で緻密な作品!!


砂漠の星、アラキスは銀河系で格別に重要視される星である。アラキスは、人間の肉体の強化と維持に最強の威力を持つ“香料(スパイス)”と呼ばれる物質が採掘できる唯一の惑星であり、多くの利権を生み出しているからだ。しかし“香料”の発掘は危険な仕事でもあった。“香料”は砂漠に住む巨大生物“サンドウォーム”に守られており、採掘を試みる者を容赦なく攻撃してくるのだった。銀河系を支配する帝王・シャダム4世は、この惑星アラキスの統治を公爵レト(ウィリアム・ハート)に任せた。しかし、時のアラキスの統治者である男爵ハーコネンは、アラキスを手放すことを許さなかった。ハーコネンがアラキスの統治権を奪回するため、レト暗殺を企てる。ハーコネンによって父・レトを殺されたポール(アレック・ニューマン)は、母・ジェシカ(サスキア・リーブス)と共にアラキスの首都アルキーンから砂漠へと逃亡。そこでは砂漠の民・フルマンとの運命的な出会いが待っていた…。


まずは「上巻・大いなる砂漠の星」(次の上巻の放送は1/7 24:00、その次から中巻)。このブログに時々DUNEのことは書いていて、このドラマのことも知っていたけど、まだ見ていなかった。正月早々見れて良かった。内容は知っているんだけど、続きがはやく見たい。上中下が終わったら、「DUNE2」も放送するのだろうか。

デューンの映像作品としてはリンチの映画を思い出してしまうけれど、比較はよそう。ドラマは時間が長い分丁寧に物語が進んでいく。原作を知っている身としては、映像でデューンの世界を描き出してくれるだけでも、ありがたい。上巻は、ポールとジェシカが砂漠へ逃れるところで終わる。

それにしても、上の番組解説は内容的にちょっとあれだけど、本編はもちろん、解説の文章だけでも日本語版の翻訳者矢野徹さんの訳語との違いが目立つ。でもそれは原作好きの僕でも仕方がないと思う。矢野さんの独特な文章も愛着があるけど、是非ともオリジナル・シリーズの新訳を出してほしい。


内容とは関係ないけど、ちょっと変なところを気づいた。始まって10分ぐらい、アトレイデの人々が新しい領地、この物語の舞台となる惑星アラキスへと旅立つとき、航海士を乗せた船の背景に惑星カラダン(たぶん)の姿が映し出される。日本人ならすぐに分かるが、この地形は日本列島の衛星写真を加工したものだ。端の方は別な地形と合成されているみたいだが、中心には四国や大阪が映っている。中央構造線が美しいので選ばれたのだろうか。

caladan


googleMapでの付近の衛星画像:

大きな地図で見る




posted by takayan at 02:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | DUNE | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする