2009年04月12日

新しいノートパソコンを注文した。

現在使っているのは、パナソニックのレッツノートR4。買ってもう4年目になるのか。10.4型の液晶で、重さが1kg。とても小さいパソコン。サイズ的には今流行のネットブックよりも一回り大きいサイズ(軽さ的にはこっちがいいようだけど)。デスクトップ機も持っているけど、小さいこいつをずっとメイン機として使っていた。本当に素晴らしい機械だった。常に身近に置いて、自分の考えや疑問を書き留めたり探し出したりしてきた。このブログもこの機械がないと書いて来れなかった。同時にこれは、プログラミングの開発機でもあった。狭い画面もものともせずに、いろいろな思考を形に変えてきた。

そんな今の僕にはなくてはならない愛用のこの機械が、最近ちょっと調子が悪い。液晶のパネルを開くと角度によって画面が真っ暗になる。ちょっと前から角度によってぶーんと変な音が液晶から聞こえてきていて、今思うとそういう前兆があったけれど、十日ぐらい前から液晶が映らない角度が出てきた。幸いなことに普段使う角度でははっきり見えるので、こうやって作業もできるのだけど、これはもう修理に出さないといけないレベルだ。

十分使ってきたことだし、この辺が替え時なのかな。修理に出すにしても、その修理代でこのパソコンの劣化版のようなそれなりのネットブックが買えてしまうだろう。四、五年前のパソコンなのだから、処理能力も負けているかもしれない。明らかに、ハードディスクの容量は負けている。もう限界に近い。いくら外部に移しても、いろいろ資料を集めていくと、すぐに限界まで溜まってしまう。そういうことで、新しいノートパソコンを買うことにした。このR4は予備機として取っておいて、経済的に余裕が出てきたら修理にだして使い続けるつもり。SSDを買ってゼロスピンドルにして、Ubuntu か openSUSE を入れたり、まだまだ遊べるはずだ。

次のパソコンは何にしようかと、ずっと悩んだ。「ネットブック」も真剣に考えた。ついでに「ポメラ」もいいなと思った。ネットブックもポメラも衝動買いしたくなる手頃な価格で、もう何度もポチりそうになった。買ってから反省するというのもありなんだけれど、今はちょっとそんな余裕もない。だから、慎重に考えた。

いままで使ってきたわけだから、基準はレッツノートのRシリーズになる。いままで通りモバイルで使いたいので、重さは1kg前後。この条件でできるだけ安いものがほしい。画面はもう少し大きい方がいいから、Tシリーズ12.1インチの方がいいかもしれない。DVDドライブは要らない。いままでもそれで不便じゃなかった。外付けがあるので十分しのげる。4、5年前のスペックのパソコンからの乗り換えだから、ネットブックに移行してもそれほどストレスはないのかもしれない、と思ってみたが、メイン機にするのだからもう少しお金を出してもいい。15万以内。

候補は、Panasonic の Let's note T、Lenovo の ThinkPad X、東芝の Dynabook SS RX2 に絞った。買うのは近くの店か、メーカーのネット直販。たとえ安くてもメーカー以外の通販は避けたい。近くの店を回ってみると、型遅れレッツノートの展示処分品しか予算内で買えないのが分かった。メーカー直販サイトを見ると、ThinkPad X200s が、その型遅れのレッツノートの金額で買える。最新のものだからスペック的にも十分満足できる。他のメーカーのものは最新スペックの価格を直販サイトで調べると、20万越えてしまう。X200sに決めた。

いろいろオプションが選べるので、ちょっとだけ追加した。HDDをSSDに変えるのは高いのでやめた。128GBがもう少し手頃になってからしよう。土日だとクーポンが使えるので、二万円安くなった。それでも欲を出し過ぎて予算よりも1万出てしまった。

そうやって注文したのは一週間前、無事組み立ても終わって、どうやら明日の朝には日本に到着らしい。


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2009年04月25日

新しいノートPC

注文していたレノボのノートPC「ThinkPad X200s」は先週の木曜日にやってきた。4月5日に注文して4月16日に到着。意外に早かったけれど、使えるようにするのに時間がかかってしまった。

VISTAで使いたかったので、XP にダウングレードはしなかった。Acronis の True Image 11 home をインストールすると、再起動後、確実にブルースクリーンになって起動できなくなる。復元ポイントを使って前の状態に戻らないといけない。AHCIを切り替えたり、原因を確かめるためにいろいろやった。10回以上ブルースクリーンを出して、もううんざりだ。このソフトをこれで使わないならそれでいいのだけれど、今までのこのソフトの形式でアーカイブを作っているので使えなくなるのはちょっと困る。それから今までよく使ってきた Firefox が何度もフリーズした。結局ウィルスバスターの Trend プロテクトを無効にするとフリーズは解決できたが、これも理由を探すのに時間がかかった。でもまだ Firefox は時々処理がとても遅くなって、完全にはならない。PC そのものの再起動がうまくいかないときがあるけど、まだ因果関係がわからない。何事もなく動いているときは、今までとは比べられないくらい高速で快適なのだけど。

ようやくこうやって落ち着いて書けるようになった。しばらく書いてこなかったので、このブログで探求したいネタはいろいろ用意してはあるのだけど。もう少しこのパソコンが安定してくれないととても困る。


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2009年04月26日

Ubuntu で Flock

Ubuntu で Flock を利用するための作業について

Flock の公式サイトにいくと、Linux へのインストール方法が書かれているので(How do I install Flock on Linux?)、それを参考にインストールすればいいのだけれど、でも Ubuntu ならばやっぱり deb パッケージ。誰か作ってないのかなと探してみたら、ちゃんとあった。今回はその手順。ただし最近リリースされたばかりの Ubuntu 9.04 向けはまだない。
(ないことはないのだが、現在公開してある Intrepid 版でもUbuntu 9.04にインストールできる。追記 2009.04.27)


試してみた環境は、Ubuntu Japanese Team で配布されている 日本語 Remix VMware用仮想マシン。バージョンは8.04。
(ubuntu-ja-9.04-desktop-i386.iso を VMware にインストールしたものでも確認した。追記 2009.04.27。)

■ debパッケージのダウンロードとインストール
次のページで配布している。
http://www.getdeb.net/app/Flock

ここにあるのは次のもの:
Ubuntu Intrepid 32 bits -  2.0.3
Ubuntu Intrepid 64 bits - 2.0.3
Ubuntu Hardy 32 bits - 2.0.3
Ubuntu Hardy 64 bits - 2.0.3
自分の環境に合うものを選んでリンクを開く。僕は上記仮想マシンなので Ubuntu Hardy 32 bits を選んだ。
(二つの32bit版を展開して比べてみたら、Intrepid 版とHardy 版は、内容的に全く同一のものだった。追記 2009.04.27。)


開いたページの中ほどにある「Download : Flock 」のリンクをクリックしてダウンロードする。このとき Firefox だとインストーラで開く処理を行うか訊いてくるので、そのまま OK を押す。

インストーラが起動するので、そのままパッケージのインストールボタンを押す。完了すると、アプリケーションメニューのインターネットサブメニューの中に、新しくFlockが追加される。以後 Flock を使いたいときはこれを選んで起動する。

英語メニューで問題ない人は、これで完了。


■ 日本語化
今回インストールした Flock は英語版なので、これを日本語メニューにしてみよう。
これには拙作の日本語言語パックを利用する。

配布は次のページ
Flock日本語パック - T's 開発室

現在公開してあるのは、ja-fl-2.0r009-win.xpi。これはまだ2.0.3用ではないのだけどとりあえず使える。また Windows 用なのでちょっと意味が通じないところがある。

言語パックをダウンロードして、デスクトップなどに保存する。ダウンロードが完了したら、Flock の File メニューの Open File 項目を選んで、このダウンロードしたばかりのファイルを開く。Install Software ウィンドウが開くので Install Now ボタンを押せば、インストールが開始する。再起動すると反映される。

ついでに、次の二つのアドオンを入れておくと、英語メニューに戻したりするのが便利になる。
Locale Switcher :: Firefox Add-ons
QuickRestart :: Firefox Add-ons

次回は Flash プラグインの組み込み方と、Windows で既に Flock 使っている人向けに環境を移行させる方法を書く予定。
Blogged with the Flock Browser


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2009年04月28日

Ubuntu で Flock (2)

前回の記事を書いている途中で Ubuntu 9.04 がリリースされたのを知った。仕方なく8.04での報告をそのまま投稿したが、投稿した後、9.04でも確認してみたら、ちゃんと例の flock の debパッケージでインストールできた。

でも「追加と削除」で見つからないようなパッケージを使うのはちょっと不安だと思う人もいるだろう。そのときは Flock の公式サイトで配布されている linux 版のアーカイブを利用することになる。

前回は、その方法が英文で書いてあるページをそっけなく紹介しただけだったけど、今回は Ubuntu 向けにその簡単な要約を書いてみる。


■Ubuntu に Flock を インストールする方法

次のコマンドを実行して、必須の libstdc++5 をインストールしておく。もちろん、システム管理の synaptic でインストールしてもいい。
sudo apt-get install libstdc++5

Flock のホームページから、linux版の flock をダウンロードする。現在まだ日本語版2.0.3はないので標準の英語のものにする。ダウンロード先は何も指定しないとデスクトップになるだろう。

ダウンロードが完了したら、デスクトップにダウンロードされたファイルをダブルクリックして展開する。展開先は自分のホームフォルダにする。

これをコマンドでやるときは、次のようになる。
tar -C ~ -xjf flock-2.0.3.en-US.linux-i686.tar.bz2

できた flock フォルダ内の flock-browser をダブルクリックして実行すると、Flock が起動する。
Flockを日本語メニューにするには前回の記事を参考にするといい。


■デスクトップに Flock のアイコンを作る方法

毎回フォルダ開いてアイコンをダブルクリックするのも面倒なので、デスクトップにアイコンを作る。

アプリケーション・メニュー > アクセサリー > テキスト・エディタで、エディタを起動する。
そして、以下の行をコピペする。<ユーザー名>を自分が登録したユーザ名に置き換える。

[Desktop Entry]
Version=2.0.3
Encoding=UTF-8
Name=Flock
Comment=Flock Web Browser
Exec="/home/<ユーザー名>/flock/flock-browser"
GenericName=Flock Web Browser
Icon=/home/<ユーザー名>/flock/icons/mozicon128.png
Path=/home/<ユーザー名>/flock
StartupNotify=true
Terminal=false
TerminalOptions=
Type=Application
Categories=Network;Application;
GenericName[ja_JP]=Flock Social Web Browser
Comment[ja_JP]=Flock Social Web Browser

これをデスクトップに「Flock.desktop」という名前で保存する。

パネルにもアイコンを置きたいときは、これをドラッグして持っていく。


Flock はこのようにとても簡単にインストールできるのだけど、前回紹介した deb パッケージを使えば、より楽にマウスの操作だけでインストールできてしまう。やっぱり deb パッケージは便利だ。


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Ubuntu 上の Flock に Flash Player をインストールする

前回前々回の方法で Ubuntu で Flock が使えるようになったのだけど、 Ubuntu 上での Flock はそのままでは Flash オブジェクトが表示されない。このブログにあるように Flashオブジェクトが貼り付けられているページを開くと、プラグインを入れろとメッセージが表示されてしまう。それならと Adobe のダウンロードサイトに行って、Ubuntu 用の Flash Player の パッケージを手に入れてインストールしても、残念ながらプラグインは組み込まれず、プラグインが必要だというメッセージが繰り返されてしまう。

理由は、Ubuntu 用の Flash Player のパッケージには、Firefox や SeaMonkey などのプラグインフォルダへ登録するためのスクリプトが書かれているが、Flock のプラグインフォルダへ登録する記述がないからだ。だから何度繰り返しても Flock には登録できない。Flock の正式な deb パッケージが出てくるようになれば、いつか公式に Flash Player も対応してくれるかもしれないが、今は無理。

解決するには、自分でそういうスクリプトが入ったパッケージを用意すればいい。つまり 現行の deb パッケージを展開し、スクリプトを書き直して Flock に登録するようにして、再度パッケージすればいい。だけど面倒なので今回はやらない。今回紹介するのは手動コピーの方法。参考にしたのは次のページ。

Howto install Flash 9 on Flock 0.9.0 in Ubuntu Linux — Ideal Absolutes


次のようにする。

たいていの人は Firefox で Flash が表示できるように既に設定しているはずだけど、入れていない時は、次のコマンドで FlashPlayer をインストールする。
sudo apt-get install flashplugin-nonfree
次に、このコマンドによりインストールされるライブラリ libflashplayer.so を Flock のプラグインフォルダにコピーする。ただし、Ubuntu のバージョンによってライブラリのインストールされるフォルダが違ってくる。また Flock のインストール方法によっても Flock の プラグインフォルダも変わってくる。

・libflashplayer.so の場所
Ubuntu 8.04 や Ubuntu 8.10 では /usr/lib/flashplugin-nonfree/
Ubuntu 9.04 では /usr/lib/flashplugin-installer/

・Flock のプラグインフォルダの場所
インストールした flockフォルダ内にある pluginsフォルダ。
つまり、件の deb パッケージでインストールした場合は、/usr/share/flock/plugins/、前回の方法でインストールした場合は、~/flock/plugins/ 。

たとえば Ubuntu 9.04 に deb パッケージでインストールした場合は、次のコマンドを実行するとプラグインがコピーされる。
sudo cp /usr/lib/flashplugin-installer/libflashplayer.so /usr/share/flock/plugins/


うまくインストールされていると、次の Flashオブジェクトが見えるはず。





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2009年04月29日

Ubuntu の Flock に Windows のプロファイルをコピーする

Windows で使っていた Flock の環境を Ubuntu の Flock にコピーする方法。
Flock2 は 実質 Firefox3 なので、Firefox のプロフィールのコピーの方法をそのまま使える。

参考にしたのは次のページ
Firefox サポート 設定情報のバックアップ

linux 版の Flock2 ではプロファイルマネージャが何故か使えなかったので、フォルダを直接コピーすることで行う。

プロファイルフォルダの場所は上記のリンク先に書いてあるとおり、書いてあるとおりにやれば簡単にフォルダを開くことができる。

具体的には、次の場所にある。
Windows Vistaの場合 C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default\
Windows XPの場合     C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default\

標準のプロファイルフォルダの名前は、ランダムな8文字に .default が付いている。

このフォルダをまるごと USB メモリなどにコピーして、Ubuntu で開く。

Ubuntu 側では Flock のインストールも初回の起動も済んでいるとする。コピーをする前に Ububtu は終了させておく。

linux のプロフィルフォルダは、自分のホームフォルダの  .flock/browser/ にある。ファイル・ブラウザで開くときは、「隠しファイルを表示する」をチェックすると見えてくる。~/.flock/browser/ には既に Flock をインストールしてあるので、xxxxxxxx.default 形式のフォルダが既にあるはず。

このフォルダに cp コマンドなり、マウスによるドラッグアンドドロップなりで、Windows から持ってきた プロファイルフォルダをコピーする。同じ名前の可能性はないと思うが、必要ならば名前を書き換えてもいい。

このプロファイルフォルダのあるフォルダには profile.ini という設定ファイルがある。このファイルを開いて、
Path= と書かれている行を探す。右辺は既にあったプロファイルフォルダの名前になっているはず。これを新しく Windows からコピーしてきたプロファイルフォルダの名前に書き換える。そして、Flock を起動させると、ブックマークやアドオンなど新しいプロファイルの内容が反映される。Windows では動くが Linux では動かないアドオンもあるので、アドオン・ウィンドウで無効にするなり削除するなりして対応する。

大事なことだけど、動作が不安定になった場合は、このプロファイルの使用はあきらめて、profile.ini の Path= の内容を元に戻す。

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2009年04月30日

Portable Flock に プロファイルをコピーする

前回の応用で Portable Flock に Windows で使っているプロファイルをコピーする手順も書いておく。

Portable Flock の英語版は次のページで配布されている(サイトはドイツ語)。
Portable Flock 2.0.3 englisch - Flock, Version, Firefox, Fixes, Profilordner, Screenshot, Download, Portable - Caschys Blog


Windows XP、Windows VISTA からの Flock のプロファイルのコピーは前回の記事を参照。

問題は Portable Flock の プロファイルの場所。

上記のドイツ語のサイトからダウンロードしたファイルを D:\Portable Flock の中に展開したとすると、プロファイルの場所は D:\Portable Flock\Profilordner となる。
Portable Flock は完全な個人用なので、個人のプロファイルフォルダはこれに固定されている。

念のためこのフォルダをバックアップしておく。

そして、D:\Portable Flock\Profilordner フォルダの中に、移動元のプロファイルフォルダの中身を上書き保存する。
これで プロファイルがコピーされる。

Pocket Flock など他のポータブルな Flock でも、また今回の一連の Flock 特集で紹介しなかった Mac の場合でも、プロファイルが納められているフォルダを探し同様の方法を行えばうまくいくだろう。

万が一問題が起きたらプロファイルの移設をあきらめ、このフォルダの内容をすべて削除して、バックアップしておいた元のプロファイルフォルダのファイルを元に戻す。

それから、USB メモリなどは置き忘れる可能性もあるので、オプション・ウィンドウのセキュリティでマスターパスワードを設定しておくことをおすすめする。
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posted by takayan at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | Flock | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする