そんな今の僕にはなくてはならない愛用のこの機械が、最近ちょっと調子が悪い。液晶のパネルを開くと角度によって画面が真っ暗になる。ちょっと前から角度によってぶーんと変な音が液晶から聞こえてきていて、今思うとそういう前兆があったけれど、十日ぐらい前から液晶が映らない角度が出てきた。幸いなことに普段使う角度でははっきり見えるので、こうやって作業もできるのだけど、これはもう修理に出さないといけないレベルだ。
十分使ってきたことだし、この辺が替え時なのかな。修理に出すにしても、その修理代でこのパソコンの劣化版のようなそれなりのネットブックが買えてしまうだろう。四、五年前のパソコンなのだから、処理能力も負けているかもしれない。明らかに、ハードディスクの容量は負けている。もう限界に近い。いくら外部に移しても、いろいろ資料を集めていくと、すぐに限界まで溜まってしまう。そういうことで、新しいノートパソコンを買うことにした。このR4は予備機として取っておいて、経済的に余裕が出てきたら修理にだして使い続けるつもり。SSDを買ってゼロスピンドルにして、Ubuntu か openSUSE を入れたり、まだまだ遊べるはずだ。
次のパソコンは何にしようかと、ずっと悩んだ。「ネットブック」も真剣に考えた。ついでに「ポメラ」もいいなと思った。ネットブックもポメラも衝動買いしたくなる手頃な価格で、もう何度もポチりそうになった。買ってから反省するというのもありなんだけれど、今はちょっとそんな余裕もない。だから、慎重に考えた。
いままで使ってきたわけだから、基準はレッツノートのRシリーズになる。いままで通りモバイルで使いたいので、重さは1kg前後。この条件でできるだけ安いものがほしい。画面はもう少し大きい方がいいから、Tシリーズ12.1インチの方がいいかもしれない。DVDドライブは要らない。いままでもそれで不便じゃなかった。外付けがあるので十分しのげる。4、5年前のスペックのパソコンからの乗り換えだから、ネットブックに移行してもそれほどストレスはないのかもしれない、と思ってみたが、メイン機にするのだからもう少しお金を出してもいい。15万以内。
候補は、Panasonic の Let's note T、Lenovo の ThinkPad X、東芝の Dynabook SS RX2 に絞った。買うのは近くの店か、メーカーのネット直販。たとえ安くてもメーカー以外の通販は避けたい。近くの店を回ってみると、型遅れレッツノートの展示処分品しか予算内で買えないのが分かった。メーカー直販サイトを見ると、ThinkPad X200s が、その型遅れのレッツノートの金額で買える。最新のものだからスペック的にも十分満足できる。他のメーカーのものは最新スペックの価格を直販サイトで調べると、20万越えてしまう。X200sに決めた。
いろいろオプションが選べるので、ちょっとだけ追加した。HDDをSSDに変えるのは高いのでやめた。128GBがもう少し手頃になってからしよう。土日だとクーポンが使えるので、二万円安くなった。それでも欲を出し過ぎて予算よりも1万出てしまった。
そうやって注文したのは一週間前、無事組み立ても終わって、どうやら明日の朝には日本に到着らしい。