2009年10月29日

ZEN Mozaic(5)プレイリストの作り方

プレイリストは連続して再生する曲のリストで、これをいくつかを用意しておけば、そのときの気分で聴きたい曲の集まりを切り替えて聴くことができる。

プレイリストはどうやって作るのか。
Mozaic本体の機能を使ってプレイリストを作る方法もあるが、それだとディスプレイが見えない場合、作るのが面倒になる。ここではパソコンで作る方法を紹介する。

既にMozaic内にいくつもの音声ファイルが転送されているとする。まず以前示した方法で、エクスプローラでMozaic内のMusicフォルダを開く。そしてリストに入れたいファイルを選択する。SHIFTキーを使ったり、CTRLキー+スペースを使ったりして選択する。全部集まったらアプリケーションキーを押す。コンテキストメニューが表示されるので、その一番上にある「再生リストを作成」を選び、エンターする。するとMusicフォルダに「新しい再生リスト.pla」という名前のファイルが作成され、名前が変更できる状態になる。これがMozaicのプレイリスト。文字列の後ろの「.pla」を消さないように気をつけながら分かりやすい名前をつける。

プレイリストの名前は先頭に番号をつけて作る。プレイリストもプレイヤー内では名前順で並ぶので、先頭に番号をつけておけば、意図した通りに並べることができる。自分がどれを何番に決めたのか覚えておけば、見えなくても位置でそのプレイリストを指定することができるので便利だ。プレイリストを番号だけにしてもいいように思われるが、パソコンで編集するときはスクリーンリーダーで読み上げてくれるので、「1 朗読」、「2 クラシック」のような内容をイメージしやすい名前にしておいたほうがいいだろう。

出来上がったプレイリストはこのままMusicフォルダに入れておいてもプレイヤーで認識されるが、管理がしやすいように標準のプレイリストの格納場所であるStorage MediaのMy Playlistsフォルダに移動させる。具体的なキー操作は次の通り。プレイリストの上でCTRL+Xで切り取り、バックスペースで上に上がって、My Playlistsフォルダを矢印キーで探し、見つかったらそこでエンターキーを押して、中に入る。そしてそこでCTRL+Vで貼り付ける。これでプレイリストがMy Playlistsフォルダに移動した。

プレイヤーはプレイリスト内の並びの通りに曲を再生していく。この曲の順番は初期状態ではファイル名の名前順である。
プレイリストの内容は次のように確認する。
My ZEN内のMy Playlistsフォルダを開く。順序を変えたいプレイリストまで上下矢印キーでカーソルを移動させる。そこでエンターキーを押して開くと、このファイルのプロパティの参照タブが開く。下矢印キーを押すとリストビューにフォーカスが移る。これがプレイリストの内容である。並んでいる名前は、前回説明したタイトルではなくファイル名である。上端の項目が1曲目、下端の項目が最後の曲になる。下矢印で下端までいったらもうそれ以上進まない。上端も同様。

なお、目が見えない場合は問題にならないことだが、パソコンでプレイリストを表示するときはこのようにファイル名で表示されるが、Mozaicのディスプレイで確認するとタイトル名で表示される。ファイル名とタイトルにずれがある場合、パソコンで作ったプレイリストを表示すると、タイトルが名前順で並んでいないこともありえる。でもその順序はMozaicのディスプレイでは確認できないが、ファイル名ではちゃんと名前順になっている。

プレイリストの内容の順序を変えると、プレイヤーで再生される順序も変わる。指定項目の削除もできる。
順序の変え方は次のとおり。
上記のようにプレイリストを開き、順序を変えたい曲まで上下矢印でカーソルを移動させる。その曲まで来たら、タブキーでリストビューの次の配置されているプッシュボタンにフォーカスを移す。リストビューの後には5つのボタンが並んでいる。順番に、一番上に移動、1つ上に移動、削除、1つ下に移動、一番下である。目的のボタンの上でエンターを押すと、その動作を実行する。エンターを押しても参照タブは開いたままだ。残念ながらボタンの機能まではスクリーンリーダでは読み上げてくれないので、リストビューからの位置で覚えるしかない。また3番目の削除は確認無しで項目を削除してしまうので、このボタンの位置を間違えないようにしないといけない。もし間違えて削除してしまったら、エスケープキーを押せば取り消せる。その代わりいままでそのプレイリストに対して行った操作も失われてしまう。

曲の移動や削除が終わったあと、リストビューに戻って別の曲を選び移動操作を行ってもいい。リストビューに戻るにはタブキーを数回押す。リストビューは参照タブの次にある。ただし再度リストビューにやってきたときに気をつけることがある。それは、最初と違って前回操作した曲にカーソルがありその曲が選択された状態でリストビューがアクティブになっていることだ。これだと今何曲目を操作しているのかが分からなくなる。これを回避するために、リストビューに来たらHOMEキーを押すようにする。そうすることで曲リストの1曲目にカーソルが移動する。そこからリストの順番を確認しながら、次に移動させるファイルを選ぶようにする。

このようにして必要な移動操作が終わったら、タブキーを何回か押しOKボタンまで移動しそこでエンターキーを押せば、プレイリストの並び替えの作業が終了する。

プレイリストへの追加ができたら便利だと思われるだろう。実際マウスだとプレイリストを開いてそこに曲ファイルをマウスでドラッグして持ってくれば追加ができる。しかし残念ながらキーボード操作だけでは追加はできない。新しいプレイリストを作るしかない。

またキーボードだけだと同じファイルを複数回登録することができない。マウスでやる場合は、既に登録されている曲であっても何度でもドラッグで追加できる。Moazic本体で作るプレイリストでも同じファイルを複数回登録できる。パソコンのキーボードで同じことをしたい場合は、同じファイルをその場で転送して用意するしかない。

具体的に並べ方の例を示すとこんなふうになる。

例えば、5曲登録されているプレイリストの2番目にある曲を2つ下に移動させたいときは次のようにする。My Playlistsフォルダを開き、目的のプレイリストまで上下矢印キーでカーソルを移動させて、そのプレイリストまで来たらエンターキーを押す。参照タブが開くので、下矢印キーを2回押して、その曲までカーソルを移動させたあと、タブキーを4回押し、エンターを2回押す。これでその曲が2つ下に行く。そのあとタブキーを数回押してOKボタンまで行き、エンターして、作業を終了する。

1つや2つの移動では間に合わないぐらい複雑に順番を変えたいときは次のようにするといいだろう。
まずプレイリストを開く。下矢印でリストビューに移動し、上下矢印キーで1曲目を決める。決まったらタブキーを5回押しエンターを押す。そうやってこの曲をリストの1番下にする。この1曲目の名前をしっかり覚えておく。タブキーを数回押して、リストビューに戻り、HOMEキーでリストの一番上に行く。そこから上下矢印キーで次の曲を探し、やはりタブキーを5回押しエンターして、この曲を一番下にする。そしてまたタブキーでリストビューまで移動し、HOMEキーを押す。これを最初に選んだ曲が一番上になるまで繰り返す。1曲目に選んだ曲の名前さえしっかり覚えておけば、そこが未選択と選択済の境界になるので混乱はしないだろう。並べ終わったら、タブキーでOKボタンまで移動しエンターを押して、作業を終了する。


以上で、パソコンを使った作業の説明は終わり。次からは十分に充電できたMozaic本体で作業となる。




ZEN Mozaic(4)音声ファイルのタイトル

今回は曲のプレイヤーでの表示名について。

全盲の場合、曲名が液晶に表示されていても分からない。最新のiPod shuffleのように曲名の読み上げ機能が付いてくれないとどうしようもない。そのため曲が思い通りの順序で並んでいない場合その理由が分からない。

プレイヤーでどのように名前が表示されているかを知っていると、曲順の問題を解決できるようになる。このような問題に出会うことは、かなり使い込んでからになるだろうが、ファイルの転送と合わせて覚えておくといい。

プレイヤーでの曲の名前はファイル名ではなくタイトル名である。タイトル名は基本的にファイル名と同じになっているが、ときたま違うことがある。音声ファイルは、音声データだけでなく、いくつかのテキストデータも保持している。この中にその音声のタイトルを示すタイトルという項目がある。これがタイトル名だ。

パソコンでの音声ファイルのタイトル名の確認は、エクスプローラでその音声ファイルを選択し、プロパティの詳細タブを開き、タブキーでリストに移動し、上下矢印キーでタイトル項目を探すことで行える。

プレイヤー内での曲は、このタイトル名を元にしてパソコンの名前順と同じように並ぶ。つまり、半角数字、半角英字、全角ひらがな、全角カタカナ、漢字の順になる。

転送した後に曲の順序が予想したものとは違ってしまうことがある。おそらくその原因はファイル名とタイトル名が違っているからだ。正しく並べるためには、転送元のファイルで詳細タブのタイトル項目の内容を削除し、もう一度転送しなおせばいい。こうすることでタイトル名をファイル名と同じにすることができる。タイトル項目が指定されていないファイルは転送後自動的にファイル名と同じになるからだ。逆にファイル名としては使えない記号などを曲のタイトルとして使いたいときは、転送前にファイルのプロパティを開き、タイトル項目に直接書き込めばいい。

具体的に、キーボードを使ってタイトルの編集するには次のようにすればいい。まずエクスプローラでパソコン上にあるそのファイルを選択し、アプリケーションキーを押してコンテクストメニューを開く。SHIFTを押しながらTABを3回叩くと全般タブに来るので、右矢印キーを何回か押して詳細タブに移動する。そのあと、タブを1回押すと項目リストに移動するので、上矢印キーでタイトルという項目を探す。タイトル項目まできたら、そこで文字入力すればそれがタイトルになる。空欄にしたいときはタイトルのところでスペースキーを押し空白を入力し、バックスペースでその空白を削除する。文字入力が終わってエンターキーを2回叩くと作業は完了する。


曲を思い通りに並べるためには、パソコンにあるファイルの先頭に 01、02といった番号をつけて、そのファイルを転送すればいい。しかし曲数が多くなるとそのような名前の書き換えも大変になってくる。また後から曲順を入れ替えたくなったときは大変な作業になる。そういうときはプレイリストを作ると便利だ。プレイリストの作り方は次回。


ZEN Mozaic(3)音声ファイルの転送

折角、パソコンに繋いであるので、ここで曲の転送をしてみる。

この操作はパソコンのOSによっても、またそれぞれのパソコンの設定によっても違ってくるので、一般的だと思われる方法で書いてみる。もっと手数の少ない方法もあるだろうから、適宜自分の流儀で置き換えてもらいたい。とりあえずWindows7/VISTA/XPで動作の確認はしている。

Windowsキー+Eキーでエクスプローラを開く。VISTAと7の場合は何もせず、XPの場合はタブキーを押してリストビューに移動する。そのまま下矢印キーで、My ZENというデバイスを探す。My ZENまで来たら、エンターを押す。Storage Mediaというディスクがひとつ現れるので、下矢印を押し、さらにエンターを叩く。そうすると、Storage Media内のいろんなフォルダが現れる。

このときリストビューの表示が詳細になっていないと扱いにくい。しかしWindows7とWindows VISTAでは、フォルダの規定の表示の方法を詳細表示にしていてもポータブル・デバイス内のフォルダではそれが適用されていない。そのため、ALTキーでメニューに移動し、そのあと右矢印で表示まで行き、下矢印で詳細まで進んでエンターをして、フォルダごとに表示を切り替える必要がある。一度設定すれば設定は記憶されているようだ。

Storage Mediaの中には、次のフォルダが並んでいる。
Albums, Music, My Organizer, My playlists, My Recordings, My Slideshows, Pictures, TV, Video, ZENcast
役割は名前から推察できる。音声ファイルはMusicフォルダに入れるのが分かる。

Musicまで下矢印で進んで、エンターキーを押し、Musicフォルダを開く。ここには既にサンプル曲が入っている。同じようにここに音声ファイルを置くことで曲が追加される。このとき音声ファイルの詰まったフォルダを丸ごとこのMusicフォルダの中にコピーしても追加できる。

実は、わざわざMusicフォルダに入れなくても、Storage Mediaのルートに直接曲のファイルをコピーしても、音声ファイルの追加はできる。ただ今回問題が起きなかっただけかもしれないので、できればMusicフォルダに入れたほうがいいだろう。

コピーは次のようにする。エクスプローラで自分のパソコンの音声ファイルが入っているフォルダを開く。通常はミュージックフォルダ(XPだとマイミュージック)の中のどこか。そこで音声ファイルを選択する。1つだけでもいいし、SHIFTキーを使って範囲選択してもいい、CTRL+スペースで飛び飛びのファイルを選択してもいい。

選択が終わったら、ALTキーでメニューに移動して、右矢印で編集メニューに移動し、下矢印でフォルダへコピーまで進み、エンターキーを押す。するとフォルダ選択のウィンドウが開くので、タブキーを2回叩いて、ツリービューに移動する。直前に同じ操作をしていたならば、MUSICフォルダが選択されているはずなのでそのままエンターキーを押す。前回何をしたか分からないときはツリービューでHOMEキーを押してツリーの頂点であるデスクトップに移動する。そうして、開きすぎてるフォルダは左矢印で閉じ、開いていないフォルダは右矢印で開きながら、下矢印キーでMy ZEN、Storage Media、Musicの順で進み、Musicでエンターすればコピーが開始される。

上記の項目のコピーを使わずに、選択した時点でCTRL+Cでファイルをコピーし、先ほどの方法で、My ZENのMUSICフォルダを開き、CTRL+Vで貼り付ける方が簡単かもしれない。いやきっと簡単だ。

以上のようにして、曲をプレイヤーに転送する。

スクリーンリーダーPC-Talkerを使っている人は、My Fileというファイラーを使ったほうがコピーが便利だと思われるかもしれないが、残念なことにMy ZENもStorage Mediaもドライブとして認識されない。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。