2011年10月25日

GNOME Orca を改造して、Ubuntu11.10でも日本語をしゃべるようにする

先日 Ubuntu11.10 が出ましたが、あいにく今までのGNOME Orcaの改造版では、うまく動作してくれなくなりました。

それで、急遽、といってもちょっと時間がかかりましたが、Ubuntu11.10対応版を作りました。まだまだ実用向きにはなれませんが、Linuxで日本語のスクリーンリーダーを実現するにはこんな感じにやればいいんだという参考になればよいと思います。

今回は、Box.net で50GBゲットできたので、そこで公開してみます。なおこの日本語Orcaは内部で非商用・非軍事利用が条件のMBROLAを使用していますので、その旨を同意された方のみダウンロードしてください。
http://tcts.fpms.ac.be/synthesis/

また、このプログラムによるいかなる損害の責任も負いかねますので、自己責任での利用をご理解ください。

 

上のFlashが表示されていれば、マウスで選んでダウンロードしてみてください。上のFlashが表示されないときは、次のリンクからダウンロードしてみてください。
→→ orca-3.2.1-jp_scripts-003.tar.gz

インストール方法を具体的に書きました。下記の二つのページをご覧ください。
GNOME Orca で日本語を使う方法(Ubunt11.10向け) 準備
GNOME Orca で日本語を使う方法(Ubunt11.10向け) インストール
(2011.11.03追記および修正)

orca-3.2.1-jp_scripts-003.tar.gz を展開して中にある orca-jp_inst.sh を端末から実行してください。ビルドや実行に必要なパッケージをインストールして、GNOME Orca3.2.1 のソースをダウンロードし、日本語が使えるパッチを当ててビルドしてくれます。

上の文が何言っているか分からない人向けには、後日、デスクトップの画像を使って簡単な導入方法をまとめる予定です。画像の撮影は終わってますので、 しばらくお待ちください。

最初の開発から1年ちょっと経ってしまいましたが、Ubuntuでもスクリーンリーダーが日本語をしゃべるぞ、ということを確認する程度の出来でしかありません。努力が足りないと反省しています。



posted by takayan at 03:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | GNOME Orca | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする