オリジナルシリーズ:
Dune (1965)
Dune Messiah (1969)
Children of Dune (1976)
God Emperor of Dune (1981)
Heretics of Dune (1984)
Chapterhouse Dune (1985)
その矢野徹氏による翻訳本:
デューン/砂の惑星(全4巻)
砂漠の救世主(全1巻)
砂丘の子供達(全3巻)
砂漠の神皇帝(全3巻)
砂漠の異端者(全3巻)
砂丘の大聖堂(全3巻)
ここまで出版して、フランク・ハーバートは亡くなってしまった。
間は空くが、フランク・ハーバートの死後、息子のブライアン・ハーバートとケヴィン・J・アンダースンによる新しいシリーズが執筆されている。
次の「デューンへの道」シリーズはブライアン・ハーバートとケヴィン・J・アンダースンによる、先代のレトの時代の物語らしい。翻訳本あり(ただし現時点在庫無し、古本でどうぞ)
Prelude to Dune:
Brian Herbert
Kevin J. Anderson
Dune: House Atreides (1999)
Dune: House Harkonnen (2000)
Dune: House Corrino (2001)
翻訳タイトル:
デューンへの道/公家アトレイデ(全3巻)
デューンへの道/公家ハルコンネン(全3巻)
デューンへの道/公家コリノ(全3巻)
次の「Legends of Dune」三作品は、本編が始まる一万年前、思考機械が存在した頃の物語らしい。未翻訳。
Dune: The Butlerian Jihad (2002)
Dune: The Machine Crusade (2003)
Dune: The Battle of Corrin (2004)
そして、このシリーズは、フランク・ハーバートが構想した幻の第七作を復元したものとされるもの。
Hunters of Dune (2006)
Sandworms of Dune (2007)
さらにフランク・ハーバートの原典を補完する「Heroes of Dune」というシリーズが現在執筆中らしい。
実は新しいシリーズは一冊も読んでいない。本が出ていることを知ったときは、世界観を崩していないか心配した。本屋で背表紙を見つけたときは、ちょっと期待しながら手に取った。でも表紙絵で読む気が失せてしまった。加藤直之の機械絵と美人絵の印象が強すぎるから、それではないというだけで打ち砕かれてしまった。デビッド・リンチの映画をきっかけで読み始めたから、その映画の場面が使われたものか、加藤氏の表紙のものしか知らない。以前の石森章太郎の表紙絵は知らない。
でも、せっかく思い出したので、この機会に読んでみようかなと思ったら、日本語版は「デューンへの道」も含め、もう全部古本でなければ手に入らない状況。このシリーズを翻訳されてきた矢野徹さんも亡くなられているのを知った。この人の用語が身にしみてしまって、映画の台詞が違和感ありすぎて困ったくらい。とても残念だ。
英語本は息子の代になってから毎年のように活発に出版が続いているというのに、なんてことだろう。日本語のものは手に入らない。僕は小説を読むための語彙を持っていないので、原書は読むのは避けたいのだけど、それ以外に手はないみたいだ。特に「デューン7」はどうしても気になる。
追記:デューン7は、ブライアンとケヴィンの六作品からの伏線も重要になってくるので、全部読んでおかないといけないらしい。当然といえば当然。知的な父親フランクの文章に比べて、分かりやすい文章らしいそうなので、それが救いだ。
そういうわけで、同じく興味を持った人はどうぞ!
古本でよければ、日本語版も手に入ります。
オリジナルシリーズは、ハードカバーやペーパーバックなど何種類も出ているが、このリストは一番安いペーパーバックのもの。
新シリーズはハードカバー版、ペーパーバック版、マスマーケット版で出ているが、ここに並べたのは一番安いマスマーケット版。ただしマスマーケット版がまだ出版されていない「Sandworm of Dune」と、この8月に最初の出版予定の「Paul of Dune」はハードカバー版。また「Legned of Dune」はばら売りだと日本では手に入らないものがあるので、ボックスセットを紹介。
その他はこちらから
・デューンシリーズ 翻訳本の検索結果
・デューン関連(洋書)の検索結果
参考:
Artistic works in the Dune universe - Wikipedia(en)