2008年12月11日

七瀬ふたたび 最終回「祈り」

今回で最終回。多少期待しすぎな見方をしたせいか、能力を活かしきれない七瀬の行動がいらついたけど、僕の中の評価では最終回でなんとか持ち直した感じ。
原作をある程度なぞりながらも、決して絶望ではない終わりがよかった。

原作や昔のドラマでは七瀬たちが死んでしまって、敵の組織もそのまま残るという不条理のまま終わってしまう。今回も七瀬は死んでしまうけれど、敵組織パクスシエンティアの正体が全世界に明らかとなり大きな打撃を受けるだろう。生き残ったアキラがきっと七瀬の意志を受け継いでくれるだろう。そういう希望を残してドラマは終わる。

これからのアキラは決して幸せな人生は送れないだろうけど、それでも、七瀬達の心を受け取ったアキラは決して西尾のような生き方はしなくてすむだろう。いやそんな生き方をさせてはいけない。

劇中では七瀬の録画されたメッセージは冒頭だけしか映されなかった。パクスシエンティアの正体を暴く言葉の他にも、きっと未知能力者の存在の意義についても語っていたのだと思う。アクティブテレパスの力によって全員に伝わった七瀬の最後のメッセージのように。その映像を見た人たちにも七瀬の願いは届くのだろう。残されたアキラが苦しまないですむような、人と人とが心から信頼できる世界を作れたら、どんなに素晴らしいだろう。

ドラマ公式ページ:
七瀬ふたたび | NHKドラマ8


posted by takayan at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 七瀬ふたたび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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