2009年09月27日

プライミーバル第2章 第5話 「砂漠の遭難者」

今回の主役は11歳の女の子。
時空の亀裂は横向きの大きなパイプの中。パイプの直径は大人が立って入れるくらい。
父親と仲の悪い女の子テイラーは、白い犬スプレットの後を追って、亀裂の向こう側の世界に入ってしまう。
亀裂につながっている世界はシルル紀の砂漠。
カッターとスティーブンは少女を助けに亀裂の中に入っていく。
でも亀裂が消えて、シルル紀の世界に三人が取り残されてしまう。


今回はいろいろあった。
亀裂探知装置にスパイウェアーが仕掛けられているのがわかり、それで得た情報を使って、リークが三人の兵士を、カッターたちよりも早く亀裂の向こうに送り込んでいた。この兵士のリーダをあの清掃員がしている。しかしこの兵士たちは謎の生物に襲われてしまう。
リークとヘレンは頻繁に連絡を取っている。
コナーが亀裂の向こう側の様子を調べてくれる機械を登場させた。亀裂の向こうの映像はもちろん、大気成分まで調べてくれる。
自分の婚約披露パーティから抜け出したジェニーがドレス姿で登場すると、カッターとコナーがその姿に見とれたり、時間が無いからとカッターがそのドレスを着替えさせなかったり。
ヘレンがまたスティーブンの部屋にあがりこんで、今度は勝手にシャワーを浴びている。浴室から出ると、スティーブンにいろいろカッターを疑うようなことを吹きこんでいる。
コナーはスティーブンにアビーのことについて助言をもらったりする。そのとき助言をしながらスティーブンは何か思うことがあるような表情も見せる。
パイプの前にみんなが集まっている。そこにコナーが試作品だと言ってキャタピラのついた機械を出す。これをリモコンで亀裂の向こうに送り込んで向こうの状況を確かめるようだ。探査機はちゃんと向こうの世界に行って、情報を送ってきている。向こうは昼間。映像はもちろん大気構成まで調べてくれる。ここは二酸化炭素が多く、酸素が少ない。カッターが言うには、オルドビス紀かシルル紀だという。コナーは原始的な植物と普通の虫がいる世界だと言う。カメラは岩場の女の子の姿を映し出す。助け出さないといけない。
コナーはキャロラインと別れることにするが、メールで別れの宣言をしようとして、それはあまりにひどいとアビーに押しとどめられる。でも結局、こっそり送ってしまうのだけど。
コナーから別れのメールをもらったキャロラインは、アビーの部屋でレックスをラケットで殴って伸してしまう。
そしてレックスがアビーの部屋から消えてしまった。
それからコナーがネズミが嫌いだともらしたりもする。
今回もカットされている場面がいくつかあった。たとえばこちらの世界にやってきたムカデを捕まえる場面が2分ぐらい全部無くなっている。

第2章の1話から出ていた清掃員は死んでしまった。兵士たちが砂の中の生物に襲われた時この男だけは生き延びていて、砂嵐のあとにカッターたちに出会って銃で脅し亀裂探知装置と水を取り上げた。しかしそのあと生物に砂の中に引きずり込まれてしまった。結局、何が目的で誰の命令で動いていたのか分からないままになった。

少女テイラー(彼女自身の英語の発音だとタイラー)は、こんな世界に一人きりだったのに、全然弱気な態度は見せない。二人が助けに来たのに、自分ひとりで帰れたのにと言ったり、自分が連れて帰ろうかとさえ言う。砂漠の世界を三人でさまよっているうちに、彼女の態度の理由もだんだん見えてくる。亀裂が閉じ、帰れないことが決定的になると、大人はみんな嘘をつくと言い出す。お母さんが自分の病気はよくなると言ったのに死んでしまったことが彼女の心を頑なにさせていた。カッターは自分たちは死なないことが約束できると、スティーブンは雲の存在は水があることだと、希望を失っているテイラーを元気づける。次第にテイラーの大人への不信を解いていく。最後のほうで巨大サソリから逃げれて亀裂に向かうため、三人で一緒に生物の殻をそりにして砂丘の坂を滑り降りるのだけど、そのときの場違いな楽しそうな三人の顔がその象徴だと思う。そして亀裂から出た後、森の中での旧石器人との遭遇、これはとても面白かった。

それにしても、レスターは冷静で皮肉屋なんだけど、いい味出してる。亀裂が閉じてしまった時、良き友を失って残念ですと調子のいいことを言うリークに対し、レスターは自分とカッターは反目し合っていたと、その言葉を否定して、愚かしいことと感傷に浸ることが嫌いだと付け加える。愚かしいリークは、この皮肉が分かったのかな。再び亀裂が開いたときレスターも現場にちゃんと駆けつけているのに、カッターに皮肉ばかりを言ってしまう。そういう屈折した態度が疑われてしまう原因なのに。

再び亀裂が開いた後のテイラーの家。ジェニーがテイラーの父親と話をしている。ジェニーにまだ情報が伝わっていなかったのか悲観的な話をしている。そこにテイラーを連れてカッターがやってくる。テイラーは父親が自分のことを心から心配してくれていたことに驚き、親子は抱き合い、和解する。そして家の中からスプレットが出てくると、少女はとてもいい笑顔でカッターの方を振り返る。セリフは無いけどいろんな気持ちを語っているいいシーン。卒業したら一緒に働いてもいいと聞くテイラー。楽しみに待っていると答えるカッター。このやりとりもいい。ジェニーとカッターが二人だけになると、ジェニーはドレスを着替えてもいいかとカッターに許可を求める。いくらでも着替える時間があったのにずっとジェニーがドレスを着替えなかったのは、リーダーが戻ってきてくれることをずっと信じていたからなんだ。

亀裂調査センター(ARC)に戻ったカッターは、砂で汚れた服そのまま、自分の部屋にはいってくる。椅子に座り、持ち帰った暗視ゴーグルを机に置く。ゴーグルにはいろいろな情報が記録されているはずだ。テレビをつけるとテイラーがパイプにはまって助けられたという情報操作されたニュースが流れている。このとき大嘘つきな大人の行為にカッターが苦笑いをしたように見える。カッターは部屋を出て、飲み物を持って戻ってくる。まだテイラーのニュースが続いているのでほんの少ししか経っていないはずなのに、暗視ゴーグルが消えている。カッターは机をたたく。この場面で今回は終了。

エンディングでは次回予告が流れているが、ネタばれしすぎだ。どうなるレスター!

今回はいろいろ出来事がありすぎて、面白がって詳しく書いてしまったら、とても長くなってしまった。長すぎると思って削ってまとめるたびに逆に文が増えたりして、結局半分ぐらいに削れたけど、放送からこんなに経ってしまった。


posted by takayan at 03:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | プライミーバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして^^
Primevalの記事、毎回読ませていただきました^^
私もPrimevalが大好きでして、いわば家族のような存在になってしまいました^^;

そしてseason4とseason5、ついに決定しましたね~
一時は打ち切りとされていましたが、無事に放送されようですね^^
ITVもケーブルテレビとコストシェアとは考えたものです。
放送は・・・二千十一年ですね。日本ではいつになるやらです。
ダニーとアビコナはどうなりますかねーw

これからも楽しく記事を拝見させていただきます^^
Posted by mizuno at 2009年10月01日 15:57
mizunoさん、はじめまして。
これからもよろしくお願いします。
打ち切り回避は、本当にうれしいニュースですね。この情報があるだけでも気分よく見ることができます。
Posted by takayan at 2009年10月02日 23:17
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