全盲の場合、曲名が液晶に表示されていても分からない。最新のiPod shuffleのように曲名の読み上げ機能が付いてくれないとどうしようもない。そのため曲が思い通りの順序で並んでいない場合その理由が分からない。
プレイヤーでどのように名前が表示されているかを知っていると、曲順の問題を解決できるようになる。このような問題に出会うことは、かなり使い込んでからになるだろうが、ファイルの転送と合わせて覚えておくといい。
プレイヤーでの曲の名前はファイル名ではなくタイトル名である。タイトル名は基本的にファイル名と同じになっているが、ときたま違うことがある。音声ファイルは、音声データだけでなく、いくつかのテキストデータも保持している。この中にその音声のタイトルを示すタイトルという項目がある。これがタイトル名だ。
パソコンでの音声ファイルのタイトル名の確認は、エクスプローラでその音声ファイルを選択し、プロパティの詳細タブを開き、タブキーでリストに移動し、上下矢印キーでタイトル項目を探すことで行える。
プレイヤー内での曲は、このタイトル名を元にしてパソコンの名前順と同じように並ぶ。つまり、半角数字、半角英字、全角ひらがな、全角カタカナ、漢字の順になる。
転送した後に曲の順序が予想したものとは違ってしまうことがある。おそらくその原因はファイル名とタイトル名が違っているからだ。正しく並べるためには、転送元のファイルで詳細タブのタイトル項目の内容を削除し、もう一度転送しなおせばいい。こうすることでタイトル名をファイル名と同じにすることができる。タイトル項目が指定されていないファイルは転送後自動的にファイル名と同じになるからだ。逆にファイル名としては使えない記号などを曲のタイトルとして使いたいときは、転送前にファイルのプロパティを開き、タイトル項目に直接書き込めばいい。
具体的に、キーボードを使ってタイトルの編集するには次のようにすればいい。まずエクスプローラでパソコン上にあるそのファイルを選択し、アプリケーションキーを押してコンテクストメニューを開く。SHIFTを押しながらTABを3回叩くと全般タブに来るので、右矢印キーを何回か押して詳細タブに移動する。そのあと、タブを1回押すと項目リストに移動するので、上矢印キーでタイトルという項目を探す。タイトル項目まできたら、そこで文字入力すればそれがタイトルになる。空欄にしたいときはタイトルのところでスペースキーを押し空白を入力し、バックスペースでその空白を削除する。文字入力が終わってエンターキーを2回叩くと作業は完了する。
曲を思い通りに並べるためには、パソコンにあるファイルの先頭に 01、02といった番号をつけて、そのファイルを転送すればいい。しかし曲数が多くなるとそのような名前の書き換えも大変になってくる。また後から曲順を入れ替えたくなったときは大変な作業になる。そういうときはプレイリストを作ると便利だ。プレイリストの作り方は次回。
>おそらくその原因はファイル名とタイトル名が違っているからだ。
うんとね、転送の仕方が悪いからだと思う。
01から10までの曲がある。
で、01から10まで選択して、カーソルを03に置いて、コピーすると、
03から転送される。03から10、そして、01から02まで。
フォルダー毎ごそっとコピーしてやれば、01から転送される。
エクスプローラの仕様みたいなもんかな。
転送順のMP3プレイヤーであれば、どのように再生されるかは言わずもがな。
それを正すのが、Umssortです。
さっきも書きましたけど、こいつはタグ管理のはずなので、
曲順はタグの中のTrack Noです。
入ってないと、転送順になるかも知れないですけど。
情報を持っていないので、分かりません。
少なくとも、東芝Gigabeatは、Track Noが入っていない場合は、転送順でしたね。
タグのタイトルを削除するよりは、
ファイル名と同じにした方が良いような気がする。
タグ編集ソフトSTEP
http://hp.vector.co.jp/authors/VA012911/STEP/step.html
Wiki
http://haseta2003.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/index.cgi?%ca%d4%bd%b8%c1%e0%ba%ee
http://haseta2003.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/index.cgi?%ca%d1%b4%b9%c1%e0%ba%ee
(右クリックのショットカットのコピーをして、ブラウザーのアドレスに貼り付けて下さい。)
これに入っているmp3のプラグインにバグがあるので、
入れ替える必要がある。
http://haseta2003.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/index.cgi?%a6%c2%c8%c7%a4%ce%a5%c0%a5%a6%a5%f3%a5%ed%a1%bc%a5%c9
ここまで、書いたのでついでに文字化けについて。
MP3のタグのバージョンがバラバラだった場合に起こりやすい。
その場合は、タグをID3v2.3に文字コードをUTF-16かISOーなんちゃらに統一する。
http://www25.atwiki.jp/gigabeats/pages/9.html
実機を使ってみるとわかるけれど、転送の仕方ではないんですよ。
僕がちゃんと書いていないのが悪いんですが、先々の記事を前提にして、ここでは再生リストを「すべてのトラック」にして再生している場合のことを書いています。
「すべてのトラック」ではリストはファイル名の順ではなく、タイトル名の順に並ぶんです。そしてその順で再生されていくわけです。だからこの記述には問題ありません。
さっきのコメントにも書きましたが、音声ガイド無しのプレーヤーで、視覚障害者がどうやって自分の好きな曲を探して聞くのかという命題に対しては、自分でプレイリストを作る方法がもっとも現実的な解決策ではないかと思います。
いくらタグで詳しく分類できても、分類された名前が分からなければ、何も探し出せませんからね。
そういう意味では、VoiceOver搭載のiPod nanoは、タグで分類されたメニューを読み上げてくれるらしいのでプレイヤーの機能としてはとても素晴らしいと思っています。ただiTunesの設定をスクリーンリーダーのガイドを手がかりにキーボードだけで操作するのはとても大変です。仕方なく他のプレイヤーを探さざるを得ません。
タグ編集ソフトについての情報は、僕個人にとってはとても参考になりました。