2006年06月30日

純情きらり 第13週

NHKの連続テレビ小説を昔からよく見ている。でも最近はいいなと思えるのが無かった。 とくに4月から9月までの東京制作のが挫折してしまう。ちゅらさんはすごかったなとつくづく思う。
でも、今期の「純情きらり」はなかなか良い。舞台は昭和10年代の岡崎。ピアノに情熱を傾ける主人公。この主役の宮崎あおいがいい。 このドラマの前から名前が売れている子なので実力もあるし、安定して見てられる。

先週は寺島しのぶ演じる長女の結婚というので、かなり見応えのある盛り上がりとなったが、 今週も物語の中間地点となる大きな山場となっている。
主人公の桜子が慕う達彦に召集令状が届く。そこで二人は!と、この時代を扱った物語にありがちなシチュエーションなのだけど、 ここで今までの3ヶ月間の物語で積み上げてきたものが一気に展開していく。
昨日は達彦の母(戸田恵子)が中心となる話。戸田恵子はいつだって気が強くギャーギャー騒ぐ役ばかりで、 このドラマでも息子のピアノの夢を否定し、息子とヒロインの恋を邪魔する鬼母の役。しかし息子が戦地に赴くという非常事態に動揺し、 もろくなり、母としての情が露わになる。
これを最後にと封印していたピアノを家の中で弾く達彦。いつもだったらそれを感情的にやめさせようとするのに母はそうしない。 そしていままで達彦のピアノを勉強したいという夢を否定し続けてきたことをわびる。 それに対して半年間だけでも東京で勉強させてくれたことに感謝を述べる達彦。今日はこのシーンを見て、不覚にもこっそり涙ぐんでしまった。

何故反対があったのに、東京に勉強に行けたのか、何故半年間なのかは、長い話になるので書けないが、それを思い出すと父親(村田雄浩) の助力も思い出し、また泣けてしまう。
長丁場のドラマは、こういう場面で見続けて良かったなと思う。



posted by takayan at 00:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 純情きらり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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