2006年09月28日

純情きらり 残り二話

昨日の桜子の有森家でのピアノの場面は桜子自身もこれでお別れという覚悟でみんなに聞いてほしかったんだろうな。桜子の弱り方は見ていてとてもつらい。最後まで直視できないかもしれない。いろいろ予想を裏切られてきたから、最後の最後でまた何かあって裏切ってくれるのかもと期待したいところだけど、それはないんだろうな。でも登場人物と一緒に桜子の快復を心から祈り続ける。そうやって、残りの二話を見ていこう。

心おきなく最終回を見ることができるよう。公式ページをストーリーから何からいろいろ読み返してみた。
このブログにたどり着くような人は、たいていチェックしているだろうけど、念のためリンク張っておきます。
純情きらり(NHK公式)
純情きらり(NHK名古屋放送局)


特に感慨深かったのは、やっぱりトピックの「クランプアップ」のページ。最初にくす玉の画像が出てくるけど、桜子(宮崎あおい)と一緒にくす玉を割っているのは、なかを読んでいくとわかるけど、脚本の浅野妙子さん。進んでいくと、記者会見での役者さんたちの言葉が出てくる。撮影はもう終わっていて、もうすぐ放送も終わるんだなと思い知らされる。皆さんお疲れ様でした。
クランクアップ(NHK純情きらり)

名古屋放送局のみどころのページにある脚本の浅野妙子さんの言葉も今読み返すとぐっと来る。最終週に来てこのドラマまさしく「女の命の賛歌」だ。最終回は一生消えない「爪痕」残っちゃいそうだ。


今日の桜子のノートには大正九年生まれと書いてあったから、西暦だと1920年生まれということになる。みんなの祈りが通じて、健康に日々を暮らしてくれたら、桜子は2006年の今年は86歳。立派なおばあちゃん。ドラマは現在昭和23年。輝一は今年58歳になる。こちらにしてもいい歳をした団塊世代のおじさんだ。改めて考え直してみると、このドラマの舞台はとても昔の出来事だけど、でもその頃の人たちもちゃんと今の時代に生きていてるそんな物語なんだ。

桜子が輝一のために作った「まだ見ぬ子へ」という曲はこのドラマのテーマ曲だった。それはこのドラマ全体が、あの輝一に伝えようと書いたノートにつづられた桜子の人生だったという意味にもなるのだろうか。ドラマの語りが桜子自身ならばより完璧な構造になるのだろうけどね。毎日毎日のあのテーマ曲が、桜子の子どもを思う気持ちを表した曲だというのは、とても合っていると思う。だって、あのオープニングの曲とともに浮かんでいる音符は有森家の四きょうだいだから、そういう愛情を表すメロディーだというのはとてもぴったりする。マサお母さんの優しい語りというのも桜子への同じ視点のものだから、このドラマはそういう愛情に包まれた物語だということを、このテーマ曲の秘密が強調してくれた。

ああ、それにしてももうすぐ終わってしまう。心に穴が開くだろうな。


posted by takayan at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 純情きらり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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