2006年10月08日

「アラスカ 星のような物語〜写真家・星野道夫 はるかなる大地との対話〜」

ずっと、7月にBShiで放送された星野道夫の番組を見逃したこと悔やんでいた。

今朝起きて、まずやらなければならないこととして、テレビ番組のお知らせサービスがないか探すことが思い浮かんだ。先日書いた「前恐竜時代」もそうだし、ギリギリ間に合った「名探偵モンク」も第一話もそう。今度こういう面白い番組を見逃さないですむようなサービスがきっとネット上にもあるはずだと。するとYahoo!テレビのページに使えそうなものがあるのが分かった。Yahoo!IDを登録していないといけないが、「My番組表」を使うと、「キーワード」を登録して、それを含む番組の一覧を一週間分表示してくれる。

早速登録したキーワードの一つが「星野道夫」だ。そしてそれがまさしく今日、再放送されることが分かった。なんて偶然だろう。


ハイビジョン特集 「アラスカ 星のような物語〜写真家・星野道夫 はるかなる大地との対話〜」
チャンネル:BShi
放送日  :2006年10月 8日(日)
放送時間 :午後2:00〜午後3:50(110分)
ハイビジョン特集 「アラスカ 星のような物語〜写真家・星野道夫 大地との対話〜」 - NHK番組表
この番組は、2006年7月24日にNHK BShiで放送されたものの再放送。
※ 番組表ではタイトルの一部に「大地との対話」と書かれているが、番組内では「はるかなる大地との対話」と表記されている。

星野道夫を知ったのは、ドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』の第三番だった。ということは、彼が死んだ後。予備知識もなく、彼が何者であるかも知らず、ただ彼が行くはずだった旅、そして彼の関わりのあった人々を訪ねていく旅を、映画を通し体験し、そして感動したのを覚えている。個人的にも、この「ワタリガラス」の物語は人と人とを結びつけてくれる素晴らしい力を持っているものだと実感したことがある。

星野道夫は、アラスカを撮り続けた写真家。1996年8月8日カムチャツカ半島でヒグマに襲われ亡くなった。享年43歳。いまだに彼の写真そして、その自然の体験を通して語られた言葉は、人々に強く影響を与え続ける。今年2006年、没後十年ということで、この番組や、写真展、DVDの発売などのイベントが行われている。

この作品は、彼が撮影した足跡をたどるために、10ヶ月間(資料によっては7ヶ月間)のロケをおこなった美しいアラスカのハイビジョン映像に、オダギリジョーが星野道夫として彼の言葉を語っていく。オダギリジョーの語りは映像の雰囲気を壊さずとても良かった。またそれだけではなく、その外側で、今を生きる一人のサラリーマン(田中哲司)が星野道夫の言葉を思うというドラマ仕立ての演出にもなっている。『時々、遠くをみること。』という言葉とともに、これがいい感じの感情移入をさせてくれる視点を提供してくれて、この作品が星野道夫の生涯を描くだけでもなく、もちろん動物たちの生態を扱ったドキュメンタリーだけでもなく、星野道夫が死んで十年後の私たちにいまなお語りかけくれる影響力を表すものだと表している。星野道夫の言葉を、彼が見たであろうアラスカのきびしい自然の映像を見てほんの少しでも追体験することで、より深く噛みしめることができた。


◆関連リンク
星野道夫公式サイト
星のような物語 星野道夫展 - NHKプロモーション
地球交響曲第三番 - ガイアシンフォニー公式ページ
※ 地球交響曲 DVD-BOXは完売したようですが、通常パッケージは年内の販売を計画しているそうです。


◆関連図書・DVD(Amazon.co.jpアソシエイト)
DVD「星野道夫 アラスカ 星のような物語」検索
「星野道夫」検索
森と氷河と鯨―ワタリガラスの伝説を求めて
地球交響曲第三番 魂の旅


posted by takayan at 23:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ドキュメンタリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック