2006年12月07日

地域通貨『ストーン』

先週の土曜日、熊本県南部にある錦町で行われた地域通貨のフォーラムに行ってきた。錦町は人吉市の東隣にある町で、全国四カ所で開かれている地域通貨フォーラムの第三回がここで行われた。ちなみに今週の金曜日(※)には大分県の日出町で最後のフォーラムが開かれる。※間違ってたので修正。

地域通貨フォーラム

地域通貨には数年前の『エンデの遺言』の放映の頃から興味があったので、知り合いが行くということを知って便乗させてもらった。この日はあいにくの雨だった。何台かストーブがちゃんと出してあったけど、会場の体育館は寒かった。受付でカイロが参加者に配られたり、休憩にぜんざいが出て、あったまれたれたけどね。

錦町の地域通貨は『ストーン』。錦町地域通貨研究会が認めたボランティア活動やイベントスタッフに参加したらもらうことができる。受付のとき100ストーンがもらえた。そして僕は休憩時間におサイフケータイにも登録したので、300ストーンボーナスポイントがあって、都合400ストーン手に入れた!
このストーンは、人吉球磨地方の協力店で使うことができる。協力店のリストが載っているガイドブックを会場でもらったけれど、これによると、千円以上の買い物をしたとき、100円分として100ストーンを一枚のみ使うという感じで使えるらしい。店によっては条件が1500円以上だったり様々。実際に活発に動き出したら、条件ももう少しゆるくなってくるのかな。最大の関心は、球磨焼酎の買えるお店も参加しているのかだけどw

ストーンは紙幣の形をした地域通貨。わざわざ『紙幣の形』をしていると書くのは、地域通貨にはいろんなタイプがあるからだ。直感的な紙幣やコインタイプの他に、小切手や通帳を使って運用しているところもある。このストーンは紙幣の他にも、上で書いたようにおサイフケータイやedyカードの形にもできる。総務省が関わっているので町民は住基カードも利用できる。詳しいことは聞かなかったけれど、おサイフケータイの口座そのものを利用しているのではなく、そのID番号を利用して個人認証をしているみたい。かざすだけだから簡単に認証して、ネット上の口座と連動しているらしい。ストーン口座は自宅でもネットで確認できるそうだけど、恥ずかしいことにパスワード忘れたので僕は確認できない。

一緒に行った人が会場で地域通貨を使った販売ブースの人に聞いたところによると、参加店の人たちは、自分の店で使われた地域通貨を事務局に行って換金するわけではないらしい。だから地域通貨が使われるたびに100円ほど入金が減ってしまう。では負担があるのに何故参加するのかというと、事務局がきれいなカタログを作ってくれてそれを町のいたる所に配ってくれるのでそれが宣伝になって、いままでよりもお客が増えて利益が増えるかもしれないということらしい。うまくいってほしいな。

このストーンは、いわゆる『コミュニティウェイ』タイプの地域通貨だ(たぶん)。フォーラムの中では具体的に『コミュニティウェイ』という言葉は出てこなかったと思う。コミュニティウェイで有名なのは、渋谷のアースディマネー『r』。細かな違いはあるだろうし、『ストーン』の資料がネット上でもさっぱり見つからないのではっきりとしたことは言えないけど。発行団体が認めたボランティア活動やイベントに参加したら、地域通貨をもらうことができて、それを地域のお店で割引券相当の券として利用できるシステムからそうだと思える。(*地域通貨の用語については後日このブログで整理してみよう)
錦町では『かちゃー』という『エコマネー』タイプの地域通貨を流通実験していたはずなので、それが発展して『ストーン』になったのかと、参加する前に考えていた。だけどフォーラムでの話を聞くと、『かちゃー』は実験はできたけれど定着するまでには至らなかったらしい。その経験を踏まえて、今回のまた別のタイプの地域通貨の実験開始となったようだ。

『コミュニティウェイ』の地域通貨は、僕たちの周りでも始まってほしいとは思うけど、個人と個人の結びつきを中心に据えた『エコマネー』や『交換リング』のほうが興味がある。実のところ、実際にそれができないか話し合いもしている。眠っている若者の力を導けるだろうし、高齢者や障害者の細かなニーズや特技の掘り起こしもしたい。日本での地域通貨は一頃のブームは去ったけれど、だからこそ数多くの反省材料と生き残ってきた地域通貨の実際の効果を僕たちは分析していくことができるのだと思う。

錦町地域通貨研究会のサイトはここ。これにイベント情報なども詳しく書いてくれると町外の人たちも地域通貨を体験しに行けるんだけどな。12月10日にも草切り作業のボランティアで100ストーンもらえるイベントがあると会場でもらったチラシには書いてあった。ここにはその情報はないようだ。

この地域通貨はとりあえず二ヶ月間の流通実験ということらしいので、使わないのは地域通貨の使い方としてはまずいから、それまでには是非とももう一度錦町には足を運ばなければならないな。

■参考リンク
錦町地域通貨研究会
アースデイマネー
・・アースデイマネー < What is earthday money? > ・・・コミュニティウェイの解説。
エンデの遺言 - Miugelの雑学広場より


posted by takayan at 12:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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