完全版に比べると、値段の比率が高いようにも思うのだけれど、五万円もする全話のあらすじがこれだけで分かるのならば仕方がないか。
特典映像がよかった。この特典映像は完全版の方に付けるべきだと正直思った。
・2006年5月3日放送「純情きらり スペシャル〜これまでとこれから〜」(46分)。
これは日付からも分かるように、放送開始一ヶ月たって、分かりやすくこれまでの内容をまとめたスペシャル番組。出遅れた人でもまだ間に合いますよスペシャルというべき番組。この番組は見てなかった。そう言えば、この前「どんど晴れ」のスペシャルもやっていた。
この頃はまだ達彦さんは話の上では幼なじみの脇役扱いで、ライバルでもない。これが放送された時期はちょうど斉藤直道と別れた頃で、このスペシャルは優しい源一郎お父さんとの別れ、杏(もも)姉ちゃんの最初の結婚、そして斉藤直道との話が中心になっている。一ヶ月分が46分だから、ほどよくまとめられている。特に斉藤直道ファンには、最後にその別れのシーンで終わるから、達彦さん以上の重要な人物として描かれているので、たまらないだろう。
それにしても、案内役の宮崎あおいがいい。物語の紹介とオープニングの後、楽屋にいる宮崎あおいが視聴者に挨拶をする所から始まるのだけど、その頃の無邪気な桜子の雰囲気のままカメラ目線で「純情きらり」の世界に誘ってくれる。
・未放送「クランクアップシーン集」(17分)。
主だった役者のそれぞれのクランクアップの映像があって、花束をもらってみんな一言を言うのだけど、役者として自分の役について語るその言葉がよかった。劇団ひとりのはなんか独特でそれもよかった。こういう列車のシーンはなかったように思うけれど没になったのかな。病室に集まった家族の桜子以外のみんなまとめてのクランクアップの場面は、その現場でもたくさんの拍手が贈られていたが、僕も一緒になって拍手をしてしまいそうになった。
このクランクアップの特典映像は最後まで見ずに総集編を全部見終わった後に見るべきだ。そうしたらきっと誰でも本放送の頃の気持ちに戻って感慨もひとしおになる。

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