2008年02月14日

ハートの起源まとめ

バレンタインデーということで、とりあえず、まとめ。
トランプのハートマークがどうやってできたのかを何回かに分けて考えてみた。貨幣のスートが花のデザインとなり、それがバラの花びらへと単純化したのではないかと考えてみた。うまくいくように考えたので、それなりに筋は通っていると思う。

ただこれには前提条件として、スイススートがドイツスートに先んじて考案されていなくてはならない。実はこれは分が悪い。スイススートはドイツスートの亜流としか考えられていない。また、その頃その地域にモデルになり得る花が咲いていたことも分からない。考えれば考えるほど、自信はなくなってくる。

さて、これはトランプの歴史だけしか語っていない。今までは、トランプの記号の変化が常に関連性を保ちながら起きたと仮定したものだった。トランプの外の世界では本筋のハートマークの成立があってもおかしくない。

以前、英語WikipediaのHeart (symbol)の記事を調べたら、古代ギリシャの都市キュレネで使われた銀貨起源説というのが書いてあった。これは愛という概念とこの記号が結びつく面白い事実だとは思ったけれど、現在の記号との連続性がはっきりしなかった。

今回、トランプのことを調べながら、見つけたのは、見過ごしていた上記のドイツ語版の記事だった。Herz (Symbol)。そしてその記事の参照元は、Das Herzsymbol - Geschichte und Bedeutung aus medizinischer Sicht。ここは、英文のページも用意されているので、Wikipediaの記事よりこちらを読んだ方がわかるだろう。また具体的な画像ギャラリーも置いてある。

結論だけ言うと、ここでは古代ギリシャの壺の絵に出てくるツタの葉が起源ではないかと書いてある。吟遊詩人がうたったミンネ(騎士の宮廷風恋愛)物語を描いた絵にも、このハート型の葉が登場するというのだ。でもそれって、スペードマークじゃないか?という疑問は残るのだが、それなりに説得力がある。

ハートマークというのは、キリスト教でも登場する。Sacred Heart。ただこれは近代になってからこの図像が出てくるようだ。探してみた中で、ルターの紋章の方が1530年と年代もはっきりしている。Luther rose




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