2005年01月23日

Excelをキーボードで操作する 1

しばらくは、Excelをマウスを使わずにキーボードだけで操作する方法をまとめていきます。



ワード以上にマウス無しでは難しそうなエクセルですが、ちゃんとキーボードだけで操作することができます。細かなところはマウスがやはり便利ですが、基本的な部分は晴眼者が日頃使うときにも活かせます。



ではまず、みんなも知っていそうな基本的なところから。

これはExcelに限った操作ではありませんし、このブログでも触れてきたことですが、基本なので。



メニューの選択

ALTキーを一回押すと、メニューバーに制御が移ります。このときもう一度ALTを押すとシートの方に制御が戻ります。ESCキーを押しても制御は元に戻ります。



メニューに制御が移ったときに、左右の矢印キーを押すと、それぞれのメニューへと移動します。たとえば最初は「ファイル」メニューのところにあるので、このとき右矢印キーを押すと「編集」メニューに移動します。左矢印で左に戻ります。左端から左に行こうとすると右端に、右端から右にいこうとすると左端にというふうにまわります。



目的のメニューの所に左右の矢印でやってきたら、ここで上下の矢印キーを使います。そうするとメニューの項目が現れます。上下どちらでもいいですが、その後の操作でやりやすいほうを押します。上下矢印キーでなくて、エンターキーでもメニューを開くことができます。



メニューが開いたら、今度はそのメニューの中の項目を選択します。この操作は上下の矢印キーでおこないます。開いたすぐ後に、下矢印キーを押すとメニューの下の方からあがっていきます。同じ方向に進み続けるとまた元の所に戻ってきます。



項目を実行するときはエンターを使います。

実行すると、ダイアログが開くものは、画面上では「...」と書かれています。音声でも「ピッピッピ」などと明示してくれます。



項目にまだサブメニューがあるときは、画面上では黒い右向きの三角がついています。音声では「メニュー」とか「右向き三角」とかいってくれます。このとき右矢印キーを押すことでサブメニューを開きます。エンターでも開きます。

ただメニューを開くときにはエンターよりも右矢印キーでおこなった方がいいように思います。一連の項目選びは矢印キーで、そして項目の決定はエンターキーでおこなうという区別をつけて操作した方が自分が今何をしているのか意識しやすいように思います。まあ好みによるのでしょうけど。

サブメニューを閉じるときは、左矢印を使います。ESCキーでもできます。



このようにALTキーを使って制御をメニューに移し、項目を矢印キー、エンター、ESCキーを使って選び実行させることができます。

つまり、ファイルを開いたり、保存したり、プログラムを終了したりいろんなことが、キーボードだけでできるようになるわけです。



肝心のデータの入力や、列や行、範囲の指定といったエクセルらしい操作は次回。


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