罫線
罫線を引くには、まず範囲選択をします。選択のしかたは前回までにいろいろ書いてあります。そして、セルの書式設定ダイアログボックスを開き、左右の矢印キーで罫線タグを選びます。
セルの書式設定のダイアログを開くには、Ctrl+1です。このダイアログは他にもいろいろ使いますので、メニューから[書式]→[セル]を選ぶよりも、CTRL+1をしっかり覚えたほうがいいです。覚えやすいショートカットキーですし。
標準では、線のスタイルは実線、色は自動(通常黒)になっています。
下のような操作をいくつかしたあと、ENTERキーを押して、確定します。
・選んだ範囲に外枠を引く..... ALT+O
外枠、アウトライン(Outline)のO(オー)です。
・選んだ範囲の内側に罫線を引く..... ALT+I
内側、インサイド(Inside)のI(アイ)です。
・選んだ範囲の罫線を全て消す..... ALT+N
なし(None)のNです。
また、Excel2002以降では細かな線の指定もキーボードでできるようになったようです。
・上の罫線の設定と解除..... ALT+T
TOPのT
・上の罫線の設定と解除..... Alt+B
BOTTOMのB
・左の罫線の設定と解除..... ALT+L
LEFTのL
・右の罫線の設定と解除..... ALT+R
RIGHTのR
・水平の区切り線の設定と解除..... ALT+H
水平線、HORIZONTALのH
(エクセルのヘルプでは誤植)
・垂直の区切り線の設定と解除..... ALT+V
垂直線、VERTICALのV
・右上がりの対角線の設定と解除..... ALT+U
UPのU
・右下がりの対角線の設定と解除..... ALT+D
DOWNのD
それから、線のスタイルは、ALT+Sで設定できるようになりますが、音声に対応してはいないようです。
通常は、細い実線が選ばれています。選択されているセルに既に罫線が使われているときは、その線が選ばれた状態でタグが開くので、毎回同じとは限りません。線のスタイルは矢印キーで選ぶことができますが、循環してしまうので、音声無しで使うことは難しいでしょう。循環無しで端まで行けば止まるのならば、数えることでなんとかなるでしょうが。
一応、線のスタイルを書き出しておきます。
標準位置から上矢印の方向 (細い実線)、細い破線、長短の細い破線、長短短の細い破線、細かな細い破線、より細かな細い破線。
標準位置から下矢印の方向 (細い実線)、長短短の太い破線、斜めの長短の太い破線、長短の太い破線、太い破線、太い実線、より太い実線、二重線。
また色の指定は、ALT+Cで色選択メニューが開きますが、このメニューが音声に対応しているかわかりません。