例の通りiPodではなく、iPod nanoでの報告です。
・まず、標準の動作を描写しておきます。
コンピュータにiPod (nano)を接続します。問題がなければ、iTunesが起動します。そして自動的に更新が始まります。
標準設定の場合は、自動的にiTunesのライブラリにあるファイルをすべての転送しようとします。容量が足りないときはその旨のメッセージがコンピュータの画面に表示され、容量に合うように選んだ内容が転送されます。その内容はiTunesのソースエリアに「iPod (nono)セレクション」という名前のプレイリストとして登録されます。
液晶画面を見ながら操作できる人はこれでいいですね。iPod側でクリックホイールを使って、プレイリスト、アーティスト、アルバム、ジャンル、作曲者などという階層化メニューを選んで曲を探していけます。
手探りだけで操作するときは以前の投稿で紹介したようにiPodのメニューでプレイリストだけが表示されるようにiPodの設定を変えておくと便利でしょう。「アルバム」項目だけという方法もありかもしれませんが、それはアルバム数が少ないときに限られます。
では、iTunesでプレイリストを選んで転送する方法です。iTunesを起動します。そしてiPodをつなぎます。iPodをパソコンにつなぐだけでも、すぐにiTunesが起動してくれるのですが、待つのが多少時間がかかるので、iTunesを先がいいかもしれません。
さてiTunesの設定画面を開きます。ALTキーを押し、メニューに切り替えて、右矢印キーを一つ打つと編集メニューがあります。下矢印キーを一つ押して、上矢印キーを一つ打つと「設定」項目に来ます。そしてエンターを押せば設定ウィンドウが開きます。この操作のショートカットキーは、CTRLキーを押さえながらコンマキーです。これだけでも設定ウィンドウが開きます。
そのあと次の操作をします。
・タブキーを一つ押してタブコントロールにきます。
・目的のタブは「iPod」です。起動してすぐならば右矢印を1回押すだけでいいはずです。そうでないときは左右の矢印キーでさがします。
・iPodシートが開いたら、タブキーを1回押します。
・するとまたタブコントロールがあります。起動してすぐならば「ミュージック」タブが開いているはずです。そうでないときは「ミュージック」タブになるまで左矢印キーを動かします。
・そしてタブキーを押します。
・ここにはiPodの更新の選択のラジオボタンが並んでいます。標準の状態のままならば、「すべての曲とプレイリストを自動的に更新」になっているはずです。これを下矢印キーを一回押して「選択したプレイリストのみを自動的に更新」に切り替えます。この切り替えのショートカットキーはミュージックタブを開いた状態で、ALTキーを押しながらSキーです。ラジオボタンの三番目「曲とプレイリストを手動で管理」は今回は選択してはいけません。もし選んでしまうと、注意事項が表示されてしまいますので、OKボタンを押して閉じます。
・「選択したプレイリストのみを自動的に更新」を選択したら、タブキーを一つ押してプレイリストのツリービューに移動します。ツリービューの名前を間違って読んでいますが、気にしません。
・上下矢印キーでプレイリストを選びます。プレイリスト毎にチェックボックスが付いているので転送したいプレイリストのところで、スペースキーを押します。プレイリストは複数にチェックをつけることができますが、あまり多すぎても大変なので自分が把握できる数のプレイリストを選びます。チェックを外すときもスペースキーを押します。
・転送したいものを選び終わったら、エンターキーを押します。これで設定完了です。
次回からiPodをつないだとき、ここで選んだプレイリストが、iPodの中に転送されます。次の注意をよく読んで、設定後すぐにiPodの接続を抜き差しします。
※iPodをコンピュータから外すときの注意です。iPodの内容を更新しているときは、液晶画面に「接続を解除しないでください。」という注意が表示されています。液晶画面に頼らないでどうやって更新状態が終わったかどうか知ればいいでしょう。答えは、イヤホンをつけたままパソコンにつなぐです。更新の完了時、プチッという音が聞こえます。これを合図にはずせるようになります。しかしこの音では心許ないので、次の動作をします。iPodのメニューボタンを押します。クリックホイールの上の弧の部分です。するとクリック音が聞こえるはずです。よく聞こえないときはその後に、クリックホイールをなでてください。更新中はクリックホイールとセンターボタンが使えなくなっているので、メニューのクリック音が聞こえるかどうかで更新が終わったかの確認ができるのです。
今Delphiで作っているプログラムではもう少し楽にプレイリストを更新できるようにしています。