2005年10月16日

ドキュメントトーカ購入

タイトル通り、音声合成エンジン「ドキュメントトーカ」を購入しました。

自分のノートパソコンにはOfficeが入っていないのでSAPI5対応の日本語音声がありません。わざわざOfficeを買って入れるのもなんですから、どこかにSAPI5対応の音声合成エンジンがあればな思っていたら、手頃な値段のこのドキュメントトーカを見つけました。

このソフトは、クリエートシステム開発株式会社の製品です。



自分の環境での音声環境のテストには、ホームページリーダを購入したときに付いてきたProTalker97を愛用していたのですが、これはSAPI5には対応していないSAPI4対応の音声合成エンジンです。プロトーカーの音声は聞きやすいのでとても気に入っているのですが、以前紹介したFireFox用拡張FoxyVoiceや、Acrobat Reader7などのSAPI5対応のアプリケーションでは使えません。自分でソフトを作るにしてもほとんどの人が使用可能なSAPI5をターゲットにしたほうがいいわけで、どうしてもSAPI5対応のものが必要になり、購入したというわけです。



実際に使ってみた感想ですが、意外とよかったです。プロトーカーと比べるとまだそっちを選んでしまいますが、マイクロソフトの用意しているSAPI5音声よりは、かなり聞きやすい音声に感じます。「たかし」の声で青空文庫の小説を読ませたりいろいろ試してみましたが、ときどき人間がしゃべっているかのような自然なイントネーションに聞こえるときもあり、十分使えます。合成は富士通の音声合成の技術を使っているそうです。



この会社の製品には他にも、PocketPCや、MacOSX、Linux、FreeBSD向けの音声合成や音声認識の製品もあります。特にPocketPC関連が個人的には面白そうです。PocketPC用の音声合成・音声認識のSDKも販売してあり、これを使えばおもしろいものが作れそうです。



サイト内には制限のあるデモ版も置いてあり、ダウンロード可能ですので、興味がある方はいろいろ試してみてください。





http://www.createsystem.co.jp/DTalkerSapi1.html

・ドキュメントトーカ 日本語音声合成エンジン



対応OS

 Windows XP, 2000, NT4, ME, 98



声種(SAPI4, SAPI5)

 たかし

 けいこ

 太郎

 花子

 小太郎

 はなちゃん

 ロボ太郎

 ロボ子



・ドキュメントトーカ Plus for Windows

ドキュメントトーカを使って、インターネットエクスプローラやクリップボード、文書ファイルなどを読み上げるアプリケーション。


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2006年04月20日

Mac mini

最近投稿していたかった理由は、ずばりマックミニで遊んでいたからです。以前から手に入れたいなという気持ちはあったのですが、Intel Mac miniが発表されてから想いが募って仕方がなかったのですが、Boot Campで踏ん切りがついてとうとう買ってしまいました。



このブログのタイトルはWindows機という意味を込めてのピーシーだったのですが、これからはMacも込みで書いていきます。



Mac OS XにはVoiceOverというスクリーンリーダーが最初から組み込まれています。残念ながら英語しかしゃべらないのですが、なかなか面白いです。Macは簡単に主要言語を切り替えられるので、英語が多少わかる人は、英語版のOSXに切り替えて試してみてください。いくつかの音声が用意されていますが、おすすめの音声はVickiです。





関連のショートカットキー

・VoiceOverの切り替え 

コマンド+F5キー

(ウィンドウズのキーボードで代用しているときは、Win+F5)



・VoiceOver Utilityの呼び出し 設定

コントロール+オプション+F8(Ctrl+Alt+F8)



・VoiceOverのヘルプ

コントロール+オプション+? (Ctrl+Alt+Shift+/)







アップルサイト内のVoiceOverについてのヘルプページ

http://docs.info.apple.com/article.html?path=Mac/10.4/jp/mh1010.html


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2006年07月13日

ポッドキャスティング対応?

このSeesaaブログは標準でポッドキャスティング機能がついているんですね。これは面白そうだと思って、音声ファイルを載っけてみました。

自分で声を吹き込んで何かしゃべってみるなんて恥ずかしくてできませんから、記事の内容を音声合成のたかし君に読み上げてもらいました。


(内容の音声ファイル)


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2006年07月18日

ポッドキャスト実験

この一週間、記事の内容を音声合成で読み上げた音声ファイルを配信してきました。思ったよりも作業は簡単でした。iTunesでちゃんと受信できました。

このまま続けてもよいのですが、これで音声ファイル配信の実験は終了ということにします。需要はないですよね。

今までアップした音声ファイルはこのままにしておきますので、iTunesに次のアドレスへのリンクを渡せば、これまでの音声ファイルのポッドキャスティングができるでしょう。

https://neu101.up.seesaa.net/etc/neu101test.rdf


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2006年07月20日

このブログを音読させるファイル

[takayanの雑記帳用paramファイル]
以下の説明を読んでこのファイルをダウンロードし、ご利用ください。

先日まで、このブログ記事の合成音声のよる音読ファイルを載せていましたが(「ポッドキャスト実験」参照)、その代わりとして、このブログを音読させるための設定ファイルを作成しました。

この音読を実現するためには、OSがWindowsである必要があります。そのほかのOSの方ごめんなさい。そして、SAPI4音声合成エンジンがパソコンに組み込まれている必要があります。説明が長くなるので申し訳ありませんが、説明は割愛します。SAPI4音声を購入してまで、このブログは読む価値があるとは思っていませんので、既にスクリーンリーダーやホームページリーダーをインストールしていてSAPI4音声が組み込まれている方のみご利用ください。ごめんなさい。

SAPI4て何?、スクリーンリーダーって何?って、どうしても方法が知りたい人があれば、詳しく説明しますので、お手間をかけますが、コメントお願いします。



申し訳ありませんが、以降はSAPI4音声が既に組み込まれている人向けの説明です。

これには、あるソフトが必要です。そのソフトは桂木範氏の障害者向けソフト「ニュースtoスピーチ」もしくは「ボイスポッパー」です。
これらのソフトをまだお持ちでなければ、次のサイトからダウンロードし、インストールしてください。申し訳ありませんが、インストール法や利用法は桂木さんのサイト内の解説をよく読んでください。

桂木範・オンラインソフト工房

そしてインストールが終わったら、以下のファイルをダウンロードして、インストール時に作成されたのparamフォルダ内に保存します。

takayanの雑記帳用paramファイル


「ニュースソース選択」→「RSS」→「takayanの雑記帳」を選んでください。そうすると、この記事が音声で読めるはずです。

このparamファイルは、自動更新にも対応しています。有料のボイスポッパーを利用するとサイトのデザイン変更による設定ファイルの更新などに自動的に対応できます。


視覚障害や肢体不自由の方にも自分のブログを読んでほしいという方も、どうぞ参考にしてください。


posted by takayan at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音声合成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月09日

ドキュメントトーカ for Mac Ver3

クリエートシステム開発株式会社のドキュメントトーカ for Mac Ver3を購入したので、その簡単な報告。

使用したマシーンは Mac mini Intel Core Duo
OSはMac OS X 10.4.8
キーボード、マウスはWindos用のものを使用。

この製品には三つのソフトが入っている。
・読み上げソフト「DTalker for Mac OSX Ver3.0」
・歌唱ソフト「おもしろ替え歌」
・歌唱ソフト「人声オルガン」

以前のバージョンも持っていたが、今回のバージョンからVoiceOverとSpeech Managerに対応した。この機能を試してみたかったので新しいバージョンも手に入れてみた。よってこのVoiceOverの機能のみを報告する。
なお、Speech Managerの日本語版はOS的に不完全であると上記の商品紹介ページに書いてあるので、来年早々にも発表されるらしい新しいMacOSX Leopard(レパード)を楽しみに待つ必要がある。

VoiceOverはMacOSXに標準でついているいわゆるスクリーンリーダー機能。以前も「Mac mini」という記事で紹介した。標準で20以上の英語の音声が入っている。残念ながら日本語音声は入っていない。マックに日本語をしゃべらせるためには追加でソフトをインストールさせなくてはいけない。今のところこのドキュメントトーカーだけである。

結論だけいうと、視覚障害者が完全に音声とキーボードの情報だけでマックを使いこなすということは難しい。Finder(Windowsでのエクスプローラに相当)などは、メニューをちゃんと読んでくれるし、キーボードのショートカットも充実しているが、アプリの方がキーボード操作だけで便利に利用させるソフトが少ない。僕が使っているブラウザもメーラーもキーボードだけでは使えなかった。いろいろ探してみたり、誰かに作ってもらう必要がある。また操作の資料が充実していない。
※調べてみると、OS X標準のSafariやMailはキーだけの操作に対応できているようだ。下記ページ参照。特に、左上にあるデモ映像。しかし使い方がいまいちわからないので、わかったら後日報告。
VoiceOver - アップル

とはいっても、完全にマックをキーボードで使いこなせなくても、なかなかよくできている。操作のノウハウはそれはこれから情報を集めていけばいいことである。それに視覚障害者だけでなく晴眼者でもVoiceOverの機能は便利だ。僕はマックをファイルサーバとして使っているのでモニタにつなげていないときがある(いまだにWindowsと兼用のままだから)。そういうとき、再起動などちょっとした作業ならば、音声ガイドをたよりに確実に作業ができる。簡単なお決まりの作業など、例えば音楽を聴くとか、DVDを再生するとか、そういうことならば音声ガイドを聞きながらキーボードだけで操作できる。iTunesはWindows版と同様、Mac版もキーボード操作派を拒絶するソフトであるが、フロントロウを使えば音声ガイド付きで便利に音楽を聴くことができる。

■このソフトをインストール後、日本語をしゃべるようにするための設定
以下、マウスを使わない方法
とりあえず英語でもいいからVoiceOverをオンにする。コマンド+F5(Win+F5)
そして、コントロール+オプション+F8(Ctrl+Alt+F8)でVoiceOver Utilityを起動する。
voiceover2.png

右矢印キーを二回押すと、Voicesタブになるので、そこでスペースキーを押す。

voiceover3.png

ここでDefaultVoice(標準音声)の設定ができるので、タブキーを二回押して音声リストに移動する。上下矢印を動かすと、音声の名前を読み上げていく、ドキュメントトーカをインストールした後では、KeikoとTakashiが追加されているので、どちらかを選び、エンターを押す。

voiceover4.png

これで音声の切り替えが完了する。
タブキーを押していくと、レート、ピッチ、ボリュームなど音声の細かな設定ができるテキスト編集領域と上下ボタンがあるので、好みに合わせて修正する。
コマンド+Q(Win+Q)でVoiceOver Utilityを終了して、作業はおしまい。


■便利なショートカットキー(括弧内はWindowsキーボードでの対応)

・メニューバーをアクティブにする。
コントロール+F2(Ctrl+F2)
WindowsでのALTキーによるメニュー呼び出しに相当する。ただマックの場合は、ウィンドウそれぞれがメニューバーを持つのではなく、画面最上段にある唯一のメニューバーが、そのとき操作しているソフトに合わせて内容が表示されている。ただキーボードで操作している分には、必ずアップルメニューが最初にあるだけで、特に違いは感じない。
メニューをアクティブにしたあとは、矢印キーを使って項目を移動する。そして実行したい項目の上でエンターキーを押す。サブメニューがあるときは、エンターか右矢印でそれを開くことができる。ESCキーを押すと、Windowsでのように一階層だけメニューが閉じるのではなく、メニューバーからの制御が失われる。


・ドックをアクティブにする。
コントロール+F3(CTRL+F3)
ドックはWindowsのスターメニューのようによく使うソフトを登録できるメニューである。常に画面上に場所をとらない形で表示されている。
矢印キーを使ってメニューの項目を切り替えていける。ドックは画面の左下右のどちらかに表示できるので、表示されている場所によって矢印キーの意味が変わってくる。下に配置しているときは、左右矢印で項目を切り替える。選ばれているソフトを起動するときはそこでエンターキーを押す。またドックを下側に配置しているとき上下矢印のどちらかを押せば『ログイン時に開く』や『Dockから削除』などの操作メニューを開くことができる。


・フロントロウの呼び出し
コマンド+ESC(Win+ESC)
マックをビデオやDVD、写真、音楽を簡単な操作で再生するモードに切り替える。音声を入れていると、この状態の時はマックは音声ガイド付きのプレイヤにある。左右矢印キーで選び、エンターで実行する。そのあと縦型のメニューが出てくるので、上下矢印で選び、エンターで実行。ESCで戻る。

・起動中のアプリケーションの切り替え
コマンド+タブ(Win+Tab)
複数のソフトを同時に実行しているとき、そのソフトを切り替えることができる。ブラウザとメーラーを同時に起動しているとき、現在メールを見ているがホームページを見たいなとキーボードだけ操作して切り替えるときに利用する。これはWindowsでの操作と似ているのですぐにわかるだろう。
コマンド+タブ(Win+Tab)でコマンドキーを押している間、起動中のアプリのメニューリストが画面中央に表示される。タブもしくは左右矢印キーでリストを移動できる。Homeキー、Endキーで左端、右端のソフトを選択できる。選択している項目の上で、エンターキーを押すと実行となる。Qキーを押すと、そのソフトを終了させることができる。コマンドキーを離せばメニューをリストを閉じることができる。

・ウィンドウを閉じる
コマンド+W(Win+W)
保存が必要なプログラムのときは確認ダイアログが表示される。このときタブキーで保存するか、保存しないかを選ぶが、ボタンを選んだあと押す操作は、エンターではなく、スペースでおこなう。

・プログラムを終了する
コマンド+Q(Win+Q)

・VoiceOverのオンオフ切り替え 
コマンド+F5(Win+F5)

・VoiceOver Utilityの呼び出し 設定
コントロール+オプション+F8(Ctrl+Alt+F8)

・VoiceOverのヘルプ
コントロール+オプション+? (Ctrl+Alt+Shift+/)


posted by takayan at 20:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音声合成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月11日

VoiceOver Menu(1)

しばらくマック版のドキュメントトーカー3の音声を利用してマック標準搭載のスクリーンリーダーVoiceOverの情報を書いていきます。現状ではMacが日本語による音声ガイドとキーボードだけの操作だけで視覚障害者が完全に使いこなすことはとても難しいと思います。しかし試してみればみるほどよくできているなと感心するばかりです。時期OSではこれより進んだアクセシビリティを実現するそうですので楽しみです。今のところ日本語音声はこうして購入しなくてはいけませんが、英語音声に限ればこれほどの機能が標準搭載されているというのは、うらやましいばかりです。



VoiceOver - アップル

現行のTigerでのVoiceOverの解説。



VoiceOver QuickTimeデモ(英語) - アップル

英語によるデモ画像のあるページ。標準メールソフトMailを使いながら基本的な機能を紹介しています。



Mac OS X - Leopard 先行プレビュー - アクセシビリティ - アップル

Mac OS X Leopard 先行プレビューでのアクセシビリティ機能の紹介。開くと、Alex(英語音声)が出迎えてくれます。



■VoiceOver menu

さて、本題のVoiceOver menuについでです。これは上記のVoiceOverの解説ページで紹介されている機能ですが、前回その呼び出し方法をどこを探しても見つけることができずに書けませんでした。それがVoiceOver menuとう名前だとわからなかったからです。上記デモビデオをよく見てると最後にちゃんと出てました。



VoiceOver menu呼び出しのショートカットキーは、コントロール+オプション+F7(CTRL+ALT+F7)です。そうすると、下のようなウィンドウが画面中央に現れます。


voiceover1.png

ここで現れるメニューにはVoiceOver関連のショートカットキーの一覧が階層的に表示され、またこのメニューから直接その機能を実行することができます。このVoiceOver menuを使うことで、少しずつVoiceOverのショートカットキーを覚えていけるようになっているわけです。VoiceOver関係のショートカットキーは『コントロール+オプション+何か(CTRL+ALT+何か)』で統一されていますので、ここではそれを省略した『何か』のキーだけが書かれています。



このメニューは矢印キーとエンターキーで操作します。ESCキーを押せば閉じます。また通常のメニューと同じで項目を実行すればそれと同時に閉じてくれます。残念ながら、このメニューの項目は日本語化されていません。何となく分かる単語を使っていますから勘で使えなくもないですが、次回これを日本語で解説していきます。





上記の記事には直接関係ないけれど大事な情報。



※漢字の変換候補読み上げができない

現状では、漢字の変換候補をまともに読み上げてくれません。標準の変換辞書「ことえり」、購入したマック版ATOKでも駄目です。読み上げてくれるときもありますが、そのときも文字の詳細説明をしてくれませんので、どの漢字が使われたかわかりません。ただ変換後にカーソルを文字の横に持っていくと、文字ごとの詳細説明をしてくれるので、マックを使って絶対に漢字の文章を作れないとはいえませんが、これだととても面倒です。ここのところが整備されると、日本語音声ガイドのみでの利用は格段に使いやすくなるんですけどね。



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2007年07月28日

VoiceTextのMisakiさん

最近、知り合いのWindowsVISTAにスクリーンリーダーを入れてみた。
いままで使っていたMEが壊れて、どうしても新しいパソコンが必要になったからだ。

VISTAでの音声ガイドの対応は、最初の頃はまだ十分とは言えなかったが、もうすぐ発売されて半年が経つとなれば主だった音声ガイド対応のソフトもVISTA対応版が出そろってきて、そろそろXPを搭載したパソコンを用意するまでもなくなってきている。

けれど、これは使うソフトが限定されていて、その動作が確実だから決断できたことなので、やはり音声パソコンとしてVISTAを導入するかどうかはまだ個別に判断すべきことだと思う。

パソコンに入れたスクリーンリーダーはPC-TalkerVISTA。これには高音質のSAPI音声がはいっている。その中の Misaki さんの声がいい。恋をしてしまいそう。しないけど。以前にもこの音声は聴いたことがあるのだけれど、十分なスペックで聴くと非常にいい。

サンプルにとテキストをでっち上げて音声を録音してみた。機械の声には心がないとそれだけで敬遠する人がいるかもしれないが、不平も言わずに付きっきりで朗読し続けてくれる存在に感謝の気持ちさえ感じてしまう。

「操作の音声ガイドを含めた、テキスト朗読のサンプル」のmp3ファイル(01:14)


この音声について調べてみた。音声選択でVoiceTextという単語が出てくるのでこれで調べてみると、二つのサイトが出てきた。

VoiceText Text-to-Speech (TTS) 英語

NeoSpeechのデモページ
※エンコードをシフトJISにして、テキストを入力する。


そして、

ペンタックス音声合成ソフトウェア

VoiceText サンプル音声


この二つのサイトの関係がよく分からなかったので、さらに調べてみると、次のページを見つけて納得した。
ペンタックスグループの子会社か。ペンタックスは、開発元のVoiceware社と業務提携の後、子会社にしたのか。

ペンタックス株式会社 業界屈指の音声合成技術で滑らかな音声を実現 --- CEATEC JAPAN 2006 - WEBマガジン - Vol.022


このMisakiの音声を個人で入手する方法は、上で紹介したPC-TalkerVISTA、PC-TalkerXP ver3を購入するか、xpNavoというまた別のスクリーンリーダーを購入するかのどちらかだろう。Misakiの入っていないMiyuとShowだけのVoiceTextならば、他の方法もあるようだが。

PC-Talker Vista - 高知システム開発
※PC-Talker XP も ver3からVoiceTextを標準装備。

xpNavo製品概要 - 株式会社ナレッジクリエーション


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2007年11月01日

Leopardの日本語VoiceOver対応について

ご無沙汰してました。

第一回を書いたままそのまま放置してしまってすみません。



いよいよLeopard発売ということで、発売当日入手しました。

そして、それなりの期待とともに、Tigerからの上書きインストールを実行。

さっそく、改善されてあるだろう日本語VoiceOverを試してみました。



しかし、残念ながらメニュー読み上げなどVoiceOverの機能が全く使えませんでした。使用言語を英語に切り替え、英語の音声にしてみるとちゃんと読んでくれているので、VoiceOver自体は機能しているのですが、日本語では駄目でした。



日本語読み上げソフトであるDtalkerはちゃんと動いているようです。

Dtalkerに表示されるホームページも読んでいます。

日本語音声そのものが機能できないのではなく、VoiceOverの日本語音声への接続?がうまくいっていないようです。



その時点では発売元のクリエートシステム開発株式会社のホームページにはまだ何の情報もありませんでしたので、メールで問い合わせてみました。数日後メールが戻ってくると、現在のホームページにあるものと同じ文面が書いてありました。



http://www.createsystem.co.jp/dtalkerMacOSX.html

レパード対応につきまして

ドキュメントトーカアプリケーションの基本的な機能につきましては、問題なく動作しております。

SpeechManager および VoiceOver につきましては、動作しなくなっております。

何らかの仕様変更がおこなわれたもようでアップル社に問い合わせ中です。

情報を入手しだいレパードに対応し、アップデータを本ページにて公開する予定です。

いましばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。




メールを待っている間、データを保存して、Leopardのクリーンインストールで再度挑戦しましたが、やっぱり駄目でした。でもMacのアップデートがうまくできるようになったので、それでいいです。



そういうわけで、改善されているはずの、日本語VoiceOverの報告は、ちょっとおあずけです。使えないというのではなく、対応するのに少し待たなくてはいけないということでしょうから、期待しながら待つことにしましょう。


posted by takayan at 02:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | 音声合成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

WindowsXPにSAPI5音声を入れるには

WindowsXPでOfficeXPを入れている人は、LH KenjiとLH Naokoが使えるようになっているかもしれません。でも、これはいわゆるロボ声なので、サンプルとしては使えますが実用向きとはいえません。

マイクロソフトのSAPI5のページには、英語の音声も置いてありますが、日本語はありません。現状では購入しないと日本語のSAPI5対応音声を使うことはできません。では何を買えばいいのか。実際に購入して調べてみた結果を書いておきます。


日本語のSAPI5対応音声を手に入れるには次のような方法があります。

1.ドキュメントトーカを購入
2.Fire Vox公式サイトで紹介されている通販サイトを利用
3.音声合成が付属する機器・ソフトを購入

では、詳しく説明していきます。

1.ドキュメントトーカを購入

市販の日本語音声合成です。日本語だけがほしければ、現時点ではこれが一番確実な方法でしょう。これは富士通の音声合成技術を利用したものです。

ドキュメントトーカ - クリエートシステム開発株式会社

これを入れると、日本語の音声「たかし、けいこ、太郎、花子、小太郎、はなちゃん、ロボ太郎、ロボ子」が使えるようになります。サンプル音声は上記サイトで聴けます。これらの音声はSAPI5だけでなく、SAPI4にも対応しています。


2.Fire Vox公式サイトで紹介されている通販サイトを利用

Fire Vox公式ページのAdditional Voicesページには音声サンプルとその購入ページへのリンクがあります。リンク先の購入ページでの支払いはクレジットカードやPayPalなどが使えます。ただし英文サイトですので慎重に内容を読んでから契約して下さい。金額はもちろんアメリカドルです。ためしに一つここから買ってみました。ダウンロードにしましたが406MBありました。

他にも探せば、このような音声合成を販売している海外サイトもあるかもしれませんが、もちろん慎重に利用しましょう。


3.音声合成が付属する機器・ソフトを購入

音声合成を使っている商品を購入することで、パソコンにSAPI5音声を組み込んでしまいましょう。

特におすすめなのが、PanasonicのICレコーダ「RR-US470」です。これには日本語だけでなく、英語・中国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・韓国語・ロシア語のあわせて9ヶ国語のSAPI5音声合成が入っています。またこれらの言語で書かれた文書の相互翻訳もできます。


他のPanasonicのICレコーダでも同様なソフトが付いてくるのですが、このRR-US470についてくるのが今のところ一番高機能なソフトになっています。
Voice Editing Ver.2.0 Premium Edition
Voice Editing のEdition比較表(Ver.1.0/Ver.2.0)
Voice Editing 音声合成機能のサポート


それ以前に、RR-US470はとても使いやすいICレコーダです。他のICレコーダと使い勝手を比較したわけではないのですが、使ってみてとても便利だと思いました。

ジョグダイアルによる操作が快適です。それも一つ分回す毎に分かりやすくピッと操作音が鳴ってくれます。回しすぎて終わりまでいくと最初に戻ってしまいますが、そのときはピッピッと特別に知らせてくれます。設定などの複雑なことは手探りだけではできませんが、基本的な操作は液晶画面を見なくても使えるので目の不自由なかたも便利に使えると思います。モノラル録音ですが音声メモ用と割り切ればそれで十分です。後日この商品の使い方をまとめてみたいと思います。

スタパさんの「RR-US470」紹介記事
スタパ齋藤の「週刊スタパトロニクスmobile」小技が効いてるシンプルなICレコーダー「パナソニック RR-US470」

市販の音声認識ソフトの中には音声合成も付属しているようです。ただ、それがSAPI5対応なのか確認していないのでここでは具体的な商品名はあげません。




posted by takayan at 03:07 | Comment(4) | TrackBack(0) | 音声合成 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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