2009年06月23日
2009年06月28日
USBメモリから起動するPuppy Linux
最近はUSBメモリにlinuxを入れて遊んでいた。前回の投稿はその実験の痕跡。linuxにはいろいろあるけど、試したのはpuppy linux という100MB程度のかわいいlinuxとお馴染みのubuntu。今回はPuppy Linuxについて。
Puppy Linuxはかわいい仔犬がマスコットのLinux。100MB前後と容量がとても小さく、古いスペックのパソコンでも軽快に動く。通常はLiveCDで起動して使う。記録できないCDからの起動でも新たなプログラムのインストールなどの変更を記憶装置に保存する仕組みがある。ハードディスクにインストールして普通のLinuxのようにも使うことができる。パソコンさえ対応していればUSBメモリに入れたPuppyでパソコンを起動することもできる。
下記のサイトを中心に日本語版の配布や意見交換が行われている。
パピーリナックス日本語版
・USBメモリへのインストール
「パピーリナックス日本語版」には日本語によるPuppy Linuxについてのいろんな情報がある。LiveCDの焼きつけ方や起動後の操作も書いてあるので、一通り読んでから作業を開始する。
ただしUSBメモリで起動できないパソコンも多くある。5台のパソコンで試してみたが、その中の2台はUSBメモリでの起動は不可だった。BIOSの設定を変えればうまくいく場合もあるけど、BOOT設定画面でUSB機器の項目がないときはあきらめるしかない。BIOSに関しては自分のパソコンの取説をよく読むこと。
USBメモリへのインストールは、LIveCDでパソコンを起動して、スタート->セットアップ->Puppyユニバーサルインストーラをクリックし、インストーラを起動させて行う。このときUSBメモリが割り当てられているドライブの名前を絶対に間違えないようにしないといけない。間違って内蔵ハードディスクにインストールしないように。
ユニバーサルインストーラによる作成は次のサイトが参考になった。
・パピーリナックス構築編
これでうまくいかないときは、次の操作も試してみる。
LiveCDで起動して、インストーラを使わず手作業でその内容をコピーする方法
・Puppy Linux on USB flash memories
CDを焼くこともなく、Windows上だけで作業をする方法
・USBメモリブートのpuppy linuxの作り方。 (てさぐりなっくす)

いろいろ試行錯誤でなんとか上のようにPuppy Linuxが起動できた。Let'snote R4では問題なく動いている。RAMを使うので動作も軽快だ。電源いれてからデスクトップ画面が表示されるまで65秒ぐらいかかる。無線LANもあっけなく認識できた。音も鳴っている。しかしもう一台のX200sでは無線LANが認識できなかった。調べてみると現在のPuppy LinuxのLinuxカーネルではこのデバイスは対応していないらしい。一緒に作ったUbuntuではうまくいく。こちらだとカーネルのバージョンが新しいのでX200sでも無線LANがインストール直後から認識できる。Puppy Linuxでも最新版のカーネルをビルドすればいいだろう。でも面倒なので今回はやらなかった。考えてみるとLinuxのカーネルをビルドしていろいろ調整して遊んでいたのはもう10年前だ。すぐにはできそうもない。
今回、USBメモリはバッファローのRUF2-P4Gを使った。パソコンのUSBポートに差すと5mmしか外にでないので、それを差したままノートパソコンを持ち運びしても邪魔にならない。抜かずにバッグに入れられる。とても便利だ。今はまだ出回っていないが、最近、後継の新型(RUF2-PS)も出た。
Puppy Linuxはかわいい仔犬がマスコットのLinux。100MB前後と容量がとても小さく、古いスペックのパソコンでも軽快に動く。通常はLiveCDで起動して使う。記録できないCDからの起動でも新たなプログラムのインストールなどの変更を記憶装置に保存する仕組みがある。ハードディスクにインストールして普通のLinuxのようにも使うことができる。パソコンさえ対応していればUSBメモリに入れたPuppyでパソコンを起動することもできる。
下記のサイトを中心に日本語版の配布や意見交換が行われている。
パピーリナックス日本語版
・USBメモリへのインストール
「パピーリナックス日本語版」には日本語によるPuppy Linuxについてのいろんな情報がある。LiveCDの焼きつけ方や起動後の操作も書いてあるので、一通り読んでから作業を開始する。
ただしUSBメモリで起動できないパソコンも多くある。5台のパソコンで試してみたが、その中の2台はUSBメモリでの起動は不可だった。BIOSの設定を変えればうまくいく場合もあるけど、BOOT設定画面でUSB機器の項目がないときはあきらめるしかない。BIOSに関しては自分のパソコンの取説をよく読むこと。
USBメモリへのインストールは、LIveCDでパソコンを起動して、スタート->セットアップ->Puppyユニバーサルインストーラをクリックし、インストーラを起動させて行う。このときUSBメモリが割り当てられているドライブの名前を絶対に間違えないようにしないといけない。間違って内蔵ハードディスクにインストールしないように。
ユニバーサルインストーラによる作成は次のサイトが参考になった。
・パピーリナックス構築編
これでうまくいかないときは、次の操作も試してみる。
LiveCDで起動して、インストーラを使わず手作業でその内容をコピーする方法
・Puppy Linux on USB flash memories
CDを焼くこともなく、Windows上だけで作業をする方法
・USBメモリブートのpuppy linuxの作り方。 (てさぐりなっくす)

いろいろ試行錯誤でなんとか上のようにPuppy Linuxが起動できた。Let'snote R4では問題なく動いている。RAMを使うので動作も軽快だ。電源いれてからデスクトップ画面が表示されるまで65秒ぐらいかかる。無線LANもあっけなく認識できた。音も鳴っている。しかしもう一台のX200sでは無線LANが認識できなかった。調べてみると現在のPuppy LinuxのLinuxカーネルではこのデバイスは対応していないらしい。一緒に作ったUbuntuではうまくいく。こちらだとカーネルのバージョンが新しいのでX200sでも無線LANがインストール直後から認識できる。Puppy Linuxでも最新版のカーネルをビルドすればいいだろう。でも面倒なので今回はやらなかった。考えてみるとLinuxのカーネルをビルドしていろいろ調整して遊んでいたのはもう10年前だ。すぐにはできそうもない。
今回、USBメモリはバッファローのRUF2-P4Gを使った。パソコンのUSBポートに差すと5mmしか外にでないので、それを差したままノートパソコンを持ち運びしても邪魔にならない。抜かずにバッグに入れられる。とても便利だ。今はまだ出回っていないが、最近、後継の新型(RUF2-PS)も出た。
2009年07月02日
Dropboxを試してみる
Puppy Linuxを使っていると、これでオンラインストレージが使えるとかなり便利になるんだろうになと思った。そう思って探していると、望んでいたのとはちょっと違うけれど、とても使えるものを見つけた。
Dropbox - Home - Secure backup, sync and sharing made easy.
紹介記事:
話題のオンラインストレージ 「Dropbox」正式版が公開 − @IT
オンライン上にデータを保存すると、導入したコンピュータ間で同期が行われる。2GBを無料で使える。有料だと50GB使える。
オンライン上だけにデータを置くということにはならず、同期してしまうので、容量の少ないPuppyにはちょっと苦しいのだけど、小さな容量のファイルの共有にはとても便利だ。Windows、Macだけでなく、Linuxでも使えるというのがいい。
インストールの仕方は次の英語の掲示板に書いてある。
Puppy Linux Discussion Forum :: View topic - Installing Dropbox on Puppy Linux
Dropbox - Home - Secure backup, sync and sharing made easy.
紹介記事:
話題のオンラインストレージ 「Dropbox」正式版が公開 − @IT
オンライン上にデータを保存すると、導入したコンピュータ間で同期が行われる。2GBを無料で使える。有料だと50GB使える。
オンライン上だけにデータを置くということにはならず、同期してしまうので、容量の少ないPuppyにはちょっと苦しいのだけど、小さな容量のファイルの共有にはとても便利だ。Windows、Macだけでなく、Linuxでも使えるというのがいい。
インストールの仕方は次の英語の掲示板に書いてある。
Puppy Linux Discussion Forum :: View topic - Installing Dropbox on Puppy Linux
2009年07月05日
Box.netも試してみる
USBメモリに入れたPuppy Linuxで活用できるように、前回からオンラインストレージを探してる。
前回インストールしたDropboxはファイルを同期するタイプのものだった。クライアントソフトを入れて登録したPC間でファイルを同期してくれる。操作はとても簡単で通常のファイルマネージャによるファイルの移動やコピーをするだけ。差分を使って更新するので、修正を加えただけのファイルの転送が早い。Windowsだとアイコンに同期中などの状態を示すマークが現れるが、Puppyの場合はファイルのアイコンではそれは確認できない。そのためタスクバーのDropboxアイコンを見て更新が完了しているかを確認する必要がある。この点はそれほど不便ではない。便利に使える。ただ今回構築しているUSBメモリ上のPuppyでは、同期型だと狭いその容量を圧迫してしまうので、軽いファイルの転送用に限定されてしまう。せっかく無料で2GBも使えるのに、常にフォルダの容量が最小になるように気を使っていなくてはならない。
そういうわけで同期型ではない使いやすいオンラインストレージを探してみた。今回試してみたのはBox.net。無料で1GB使えて、25MBのファイルまでアップロードできる。有料版だと個人とビジネスがあって、個人向けだと月769円。これだと5GB使えて1GBのファイルまでアップロードできる。ただしサイトは英語で書かれている。ログインして設定を変えるとベータ版の日本語表示に変えることもできるけど、文字化けがあったり不自然な訳語もあったりでまだ実用段階ではない。
ファイルを公開することも簡単にできる。試しに、先日作ってみた Flock2.5 のPETパッケージを公開してみる。これは先日のものをちょっと改造して最初から日本語パッケージを組み込んでいる。
ダウンロード先リンク:
flock-2.5.ja.linux-i686.pet
また、フォルダを丸ごとブログで公開するガジェットも簡単に作れる。次がその例。サイズはいろいろ調整できる。公開しているファイルは、日本語版Flock2.5のPETパッケージ、英語版linux用Flockに追加した日本語用のファイル集、Flock2.5(Firefox3)に足りないライブラリ集。
前回インストールしたDropboxはファイルを同期するタイプのものだった。クライアントソフトを入れて登録したPC間でファイルを同期してくれる。操作はとても簡単で通常のファイルマネージャによるファイルの移動やコピーをするだけ。差分を使って更新するので、修正を加えただけのファイルの転送が早い。Windowsだとアイコンに同期中などの状態を示すマークが現れるが、Puppyの場合はファイルのアイコンではそれは確認できない。そのためタスクバーのDropboxアイコンを見て更新が完了しているかを確認する必要がある。この点はそれほど不便ではない。便利に使える。ただ今回構築しているUSBメモリ上のPuppyでは、同期型だと狭いその容量を圧迫してしまうので、軽いファイルの転送用に限定されてしまう。せっかく無料で2GBも使えるのに、常にフォルダの容量が最小になるように気を使っていなくてはならない。
そういうわけで同期型ではない使いやすいオンラインストレージを探してみた。今回試してみたのはBox.net。無料で1GB使えて、25MBのファイルまでアップロードできる。有料版だと個人とビジネスがあって、個人向けだと月769円。これだと5GB使えて1GBのファイルまでアップロードできる。ただしサイトは英語で書かれている。ログインして設定を変えるとベータ版の日本語表示に変えることもできるけど、文字化けがあったり不自然な訳語もあったりでまだ実用段階ではない。
ファイルを公開することも簡単にできる。試しに、先日作ってみた Flock2.5 のPETパッケージを公開してみる。これは先日のものをちょっと改造して最初から日本語パッケージを組み込んでいる。
ダウンロード先リンク:
flock-2.5.ja.linux-i686.pet
また、フォルダを丸ごとブログで公開するガジェットも簡単に作れる。次がその例。サイズはいろいろ調整できる。公開しているファイルは、日本語版Flock2.5のPETパッケージ、英語版linux用Flockに追加した日本語用のファイル集、Flock2.5(Firefox3)に足りないライブラリ集。